【銘柄分析】株式会社クラレ(3405)
企業概要
1926年創業の大手化学メーカーで、倉敷紡績(クラボウ)から派生した倉敷絹織を起源としている。その後「倉敷レイヨン」という会社名から「クラレ」になった。
人工皮革、樹脂、繊維、などの製品群を持つ。
合成繊維ビニロンはシェア一位。
人工皮革クラリーノはランドセルで有名。
マジックテープの商標保有。
近年、炭素繊維にも進出している。
事業・商品の概要
人工皮革の「クラリーノ」が有名な会社。
自分が小学生の頃に使っていたランドセルが「クラリーノ」だった。
軽くて丈夫で周りの友達のランドセルがボロボロになっていく中、自分のは使い込んでもピカピカな状態を維持していたことで「クラリーノ」が記憶に残っている。
現在はビニルアセテートといった樹脂製品が主力なようで、円安による原材料コストの上昇が少し気がかりではある。
但し、海外売上比率も高いため円安メリット銘柄ともいえる。
業績
売上高は年々順調に伸びている。 利益も2019-2020にかけて特損計上しているものの増加傾向にある。
収益性
ROE、ROAともにそれほど高くはない。
営業利益率も10%前後のため、高収益とまでは言えないが業界内では良好な水準にある。
割安指標
化学業界全体に言えることだが、PER、PBRは割安水準。 予想配当利回りも4.00%と高配当ながら、配当性向36.9%と無理のない水準で良好。
個人的主観による投資判断
株価はここ数カ月下落基調だが、中期的には横ばいボックス推移している。
いずれ上昇に転ずることを考えて1株ずつ定期買付していくのもありかと思う。
株主優待は1000株以上でカタログギフトがもらえるが、1株株主でもクラレ通信という冊子に付いてる申し込みハガキを送るとカレンダーがもらえる。
※注意事項
上記の数字や文章は、2022.11.11時点の情報です。
この記事は、公表されているデータを元に個人的な主観で評価・感想を記述したものです。実際に投資される場合は自己判断でお願いします。
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