いないいないばぁ!で戦略的に遊ぼう
みんな知ってる「いないいないばぁ」のすごさ
保育士の試験にも出るほど、実は成長が良く見える遊びだったりもするのです!これを戦略的に遊び尽くさない手はありませんね♡
基本のやり方は説明するまでもないかもしれないけれど(笑)手でお顔を覆って隠し「いないいない~」、そして「ばぁ!」とお顔を見せる遊びです。
ところがこれ、生まれたばっかりの赤ちゃんにやっても反応が返ってこない!とある新米パパから嘆きのお声が・・・
そうなんです!
大喜びさせるはずなのに、あれれ??無反応・・・
そのわけは「まだ記憶力が備わっていないから」です。
誕生~約3ヶ月頃の赤ちゃん
聴力はお腹の中から発達しているので、お耳ではしっかり聞こえています。ただ視力はとても弱く、めちゃめちゃ至近距離しか認識できませんし、ママならまだしも、パパの声の記憶が薄いのです・・・(なんかごめんね)。
そして生後2~3ヵ月頃には、次第に視力もかなりしっかり!ではありますが、目の前の物や人が「見えなくなる」ことが「消えてしまったのか、隠れているだけなのか」の違いがわかりません。
その記憶力が育つまでは、反応もまだ、ぽやぁ~としているのです。
生後4ヵ月~6ヵ月頃の赤ちゃん
この頃になると、日常生活の中から「自分と他者の存在」を認知できるようになってきます。そして必要に応じて考える事や思い出すこともできるようになるのですが、ここで必要となってくるのが「短期記憶」です!
短期の記憶が脳にとどめておけるようになる5ヵ月頃になると、お顔を手で隠して、その向こう側に大好きなママがいることを覚えているので「期待感」をもって喜ぶことができるのです。
つまり「いないいないばぁー」で喜ぶことができるのは「短期記憶」の力がついてきた成長の証なんですね~うるうるしちゃいます^^
いないいないばあ遊びで伸びる能力やココロ
目の前(視界)から消えたものや人が、実は存在し続けていた!という事を認識できる能力を「対象の永続性」と言います(by.発達心理学者ピアジェ)。
この能力が備わり始める5ヵ月頃から、赤ちゃんは自分の記憶の中から探して思い出すことができるようになります。
そして繰り返し同じ刺激(ここではいないいないばぁ遊び)を与えることで、脳神経が強化されていき短期記憶力がさらに養われるのです♪
さらにここで、大好きなママの笑顔が見られることがわかってくると、その笑顔を想像できる力が養われるんですね。
実は一瞬、お顔が見えなくなる時に不安感を抱くのですがその後に必ず大好きなママが現れることで「待つこと」「予測通りになる結果を知る」などから我慢する力や情緒も養われていきます。
もちろん、ちょっとやったからって急には何もかわりません。
育児の基本は「何度でも」です^^