神秘と羨望
出産シーンをテレビで観た。
妊娠も出産もとても神秘的で、美しいと思った。
母親の強さがよく分かった。
10ヶ月もの間、自分の中に赤ちゃんがいる。
その小さな命を守るために母親はどれだけがんばっているのか、
その大変さは計り知れない。
陣痛の痛みに耐える、その忍耐力も
出産後の大変さも。
だけど、わたしは不妊症だと診断された為、
自然妊娠は難しい。
とても羨ましかった。
妊娠したときの喜びも、
生まれた瞬間の感動もわたしには
簡単に味わえないこと。
それも許してくれないなんて、
運命は意地悪だ…。
母親になる資格がわたしにはない、
そう宣告されている様なもの。