寝静まった夜に


明日は、実家に帰る日だ。

わたしにとっては憂鬱の他ない。

彼も離れるのを寂しがってくれている。

今夜は、なぜかお酒を飲みたい気分で、

ふたりでほろ酔いのまま蕩けた。

お酒を飲むと眠りが浅くなるので

起きてこれを綴っている。

ちなみに彼は気持ち良さそうに眠ってる。

1ヶ月一緒にいられた。

この騒ぎの中で、わたしたちは幸せなんだろう。

でもそれでも足りない、足りないと

ワガママを言うのがわたしの心。

本当はもっと一緒にいたいし、

なんならもうとっとと同棲したい。

そしたら、仕事帰りの彼を迎えられるし、

一緒にご飯を食べられるし…

すべて一緒にできる。

どれだけ幸せだろうか、それができたら。

なんて頭の中で葛藤しながら、

帰る日前夜を彼の寝顔を見て過ごしている。



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