子供がいる生活といない生活①
36歳。妊活期間約1年半。子供を授かったのが結婚してから約9ヶ月。
年齢的に高齢出産に入る私はそろそろ入籍しようと話が出た頃から妊活を始めた。
避妊をやめたら簡単に出来ると思っていたが全く授からず...。
その時初めて真剣に子供がいる生活といない生活について考えた。
今思えば避妊をやめた時、私はどうしても子供がほしくて妊活を始めたのかと言われると自信を持ってYESと言えなかったと思う。
私の周りはバリバリ好きな仕事を追求している人や、子供がいなく夫婦2人で仲良く暮らしている人ばかりだったので、特に子供がいる家庭に憧れていたわけでもなく
むしろ子供がいる家庭は夫婦仲がうまくいってない人が多かったので、彼と知り合って6年が過ぎた今でも仲のイイ私達夫婦にとっては子供がいない方が円満でいられるのではと思っていたくらいだ。
そんな心境だったはずなのに、どうして妊活始めたんだっけ。
今思えば
年齢的なリミットと、結婚してから襲う家族からの早く子供を作りなさい攻撃。
そんな自分でも気付かない強迫観念からなんとなく妊活を始めていたのだろう。
順調に子供を授かっていたら、いつか子育てで躓いた時、旦那さんとの仲が険悪になった時
なんで子供がいる生活を選んだのか、いない方が夫婦2人幸せでいれたかもしれないし、もっとやりたいこと出来たかもしれない。
なんて、本当は奇跡的に授かった大事な命なのに、簡単に手に入れてしまったが故に、子供がいない人生の方がよかったなんて馬鹿な発想を生んでしまっていたかもしれない。
妊活期間1年半というと、何年も不妊治療をして苦しい思いや辛い思いをして頑張っている方からしたら全然苦労したといえる期間ではない。
35歳以上で普通の夫婦生活を送っていて1年授からないなら直ぐに不妊治療を始めた方がいいと言われる今の時代、結果的にそんなに時間はかからなかったが、その時はゴールの見えないトンネルの中にいるような気分だった。
子供が居なくてもこのまま2人でもお金の余裕も自由もあって幸せじゃないか!
と生理が来るたびにがっかりする半面、そっちの方が楽じゃないかとどこかで出来ない事を安心していたのかもしれないし、ストレスにならないように逃げ道を作っていたのかもしれない。
私という人間は常に白黒つけたいタイプの人間で、よく旦那さんには0か100かだよね!と言われる。
そんな曖昧な状態で、結局私って子供がいる生活を望んでいるのか、いない生活でもいいと思っているのかはっきり白黒つけないとこれから私達に舞い降りてこようとしてくれている赤ちゃんにも失礼だし、今後馬鹿な発想が生まれては困ると思い、初めて旦那さんと子供について真剣に話し合う事にしたのである。
つづく。