お直しが重宝されるのはなぜか?
洋服のお直しって、パンツやスカートなど、丈詰めしかイメージ出来ない方は多いかと思います。
じつは、星の数ほどの内容があるのです。
それは、
洋服のデザインの数×サイズ×人の数
だからです。
そして洋服は、
自分好みにカスタマイズが可能なのです。
物理的に可能な範疇で、との制限がつきますが、
お金に糸目をつけない、いつまでも仕上がりを待ってます。。などというお直しはそんなにないので、(といいつつ、待ってくださるお客様はとても多いです)
お洋服にかけられる予算や、作業時間なども考慮すると、自分好みにどこまですり寄せられるかという点でも、天文学的です。大袈裟に言うとです。ここは気にするけど、ここはだいたいでいいとか。。。
なので、自分のサイズを知ってる方、自分の見せ方を知ってる方、お洋服の見せ方を知ってる方は、お直しやさんを上手に使っていらっしゃいます。お洋服が好きな方ばかりです。
携わる人間はまったくおしゃれではないし、知らないブランドも多く、お客さまから教えていただくことも多いです。
洋服って本当に奥が深くておもしろい。
まだ実際どんなお直しが出来るのかわからない方も多いので、仕事内容はおいおいご紹介していくことにします。
ちょっと風呂敷を広げ過ぎた感ありますけど笑
わたしの母の例で言うと、わたしがお直しの仕事を始めて数年たってから、母はかなりお直し屋さんにお願いしていたことが発覚しました。
(その時はもう仕事を引退していたので、わたしの出番はありませんでした。。残念)
タイトスカートの後ろのスリットが長いから短くするとか、ニットの一枚仕立てのコートに裏地をつけるとか、なかなかコアな注文をしていたようでビックリです。
その後職人になる娘よりも知識があったという笑
でも、まったく助言も干渉もされず、先入観なく修行に励めたのは良かったなぁと思います。