第6回日本新生児成育医学会に参加してきました
2022年4月から、0歳からの頭のかたちクリニック東京でヘルメット矯正治療に携わっております西巻です(月曜日に外来を担当)。2022年3月に定年で退職するまでに大学病院で新生児や小児の診療をしておりました。診療の場に違いはありますが、新しい医療に関わることができ、嬉しく思います。
2023年11月2日から4日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された第67回日本新生児成育医学会に参加してきました。そこで当院の田中医師が「頭位性短斜頭症および短頭症のヘルメット矯正療法における、CIの重症度と開始月齢による治療効果の検討」を、梶田医師が「変形性斜頭症に対するヘルメット治療の効果―専門クリニック1,038症例の重症度・開始月齢別の検討―」を発表しました。
私も「良性先天性筋緊張低下症の乳児では位置性頭蓋変形が多い」を発表しました。さらに日本新生児成育医学会と日本頭蓋健診治療研究会との合同企画されたシンポジウム「位置的頭蓋変形症から見えてきた頭蓋健診の重要性」ではシンポジストとして「位置的頭蓋変形症とは」を発表しました。この時の座長は当院の草川医師でした。
このように当院では学会や論文で頭蓋変形やヘルメット矯正療法に関しての発表が盛んであり、臨床面だけでなく学術面でも頭蓋変形やそれに対するヘルメット矯正療法をリードしていると考えます。その活動を臨床現場に還元できますように今後も努めてまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
東京クリニック 顧問・医師 西巻 滋