ライフスタイルとヘルメット治療
こんにちは。
ようやく暑さが落ち着いてきてホッとすると同時に少し寂しさも感じるこの頃です。
今日はライフスタイルとヘルメット治療についてお話したいと思います。
ヘルメット治療のご説明をする時に、私たち医師は「入浴時以外の23時間、できるだけ長く装着」するようにお願いをしております。
しかし患者様皆様のライフスタイル、生活状況は様々であり、お子様の活動度も個性がありますので、なかなか一様にはいかないことも承知しております。
ご兄弟がいらっしゃり外出機会が多い。
お家の空調がうまく調整できず汗だくになっている。
肌が弱いので休み休みの装着となってしまう。
保育園でしっかり着けてもらえているかわからない。
自宅にいる時も四六時中見ていられるわけではないので、ヘルメットを外してしまうのを防ぎきれない、スポンジを食べてしまうのが不安でなかなか装着できない。
そのようなお悩みを外来で伺うことも多くあります。
事情を考慮せずに一辺倒に「装着時間を長くするように」と言ったとしても改善できるわけではないということは想像に難くありませんし、装着できないことを一番憂えていらっしゃるのはご家族の方かと思います。
ですので、外来では是非お悩みをお伝えいただき、できる限りそれらを解消すべく一緒に考えていくことができればと思っております。
こどもが小さい時期というのは限られており、お子様の可愛い表情や仕草はその時にしか見られないかけがえのないものです。
皆さまの子育てが楽しく、幸せなものになるよう少しでもお力になれたらと思います。
東京クリニック 工藤 裕実