論文の題名と序論を書いてみる

庄司先生の論文の題名はこうだ。
”薬局薬剤師の対人業務の強化に関する薬学的研究
ー薬剤師によるbrief interventionが患者の生活習慣と医療安全に及ぼす影響についてー”

主タイトルでは「誰が何をどうする研究」と大きく書きつつ、サブタイトルで「何を」の目的語の部分を明確にし、「どうかする」ことにより「何かが起こった」ことを示唆している。

仮に、私が、女性が社会進出し、キャリアアップするにつれ、障害となりそうな種々の事柄、例えば結婚であったり、出産であったり、家事労働であったり、それらが彼女らにどんな心理的負担を与えているのか、もしくは幸福感を与えているのか、それらの一部から解放されたらどうなるかを調べたとする。

題名はこんな感じ?

女性の家事労働の削減に関する社会学的研究

ーー女性管理職(既婚)において家事外注がもたらす効果と社会に及ぼす影響についてーーー

最初に考えていた主・サブタイトルは

女性のキャリアアップにおける余暇時間の重要性に関する社会学的研究

ーー女性管理職(既婚)において家事外注が本人にもたらす心理的影響と社会に及ぼす影響についてーーー

これでは主タイトルが長くて、読者に分かりづらいし、この後の記事の膨らみを許容できない感じだ。また、サブタイトルの、「もたらす→影響」「及ぼす→影響」のところの語句がしっくりこない。「もたらす」のは「影響」ではなく「効果」であると思い直し、訂正した。

今日の結論、

多分タイトルは仮で作っておき、最後に整える・・・・・?

?しかし、研究計画書でつけたタイトルは変えられないのかな??
・・・じゃあ、研究計画書はすごく練ってから書かねばならない。

じゃあ、ざっくりと広めの概念でタイトルをつける・・・?
・・・・?????


本文に移ろう。庄司先生の序論書き出しはこのようになっている。

 ”本研究の目的は、我が国において薬局に勤務する薬剤師(以下本稿中、薬剤師)による対人業務としてbrief intervention(簡潔な介入)を提案し、その効果を検証することである。なお、本研究における対人業務とは、旧来の医薬品を中心とする業務(対物業務)に対して、薬剤師の専門性とコミュニケーション力に依拠する患者中心の業務を指す。”

「本研究の目的は〜を検証することである。」から始まる。その後に「なお〜」と先に述べた目的のうち重要なワードを細く説明している。この全部でもって、主タイトルとサブタイトルを文章的につなげて、用語の解説をしている。

この書き出しを丸っともらうと、

「本研究の目的は女性が家事を外注することについて掃除代行及びUberEatsを提案し、その影響を検証することである。なお、掃除代行とは主に週1回程度、家事代行業者が自宅を訪れ、家庭内の主要な部分の片付けや掃除を行うサービスであり、UberEatsはスマートフォンアプリにより夕食を配達するサービスを指す。


はあ〜〜
こんなところでしょうか???

これだけ書くのに、デタラメな論文タイトルだったにも関わらず、とても時間がかかりました。否、デタラメな論文タイトルだからこそ、書くのに時間がかかったのかもしれない。
これ、序論の一段落目だけですよぉ。

今日はここまで!











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