論文の勉強2時間目

昨日の宿題だったけど、多いわ。アメリカの大学か?って位の宿題の量。
だからずるい大人はこれを2時間目の学習とする。
ずるい

気を取り直して昨日の続きとして調べました。
課題
1、先行論文の調べ方
2、STROBE-STATEMENTとは?
3、本日学んだ例文を活用して論文を書いてみよう!


1、google scholar を使う。メリット 全文検索。設定したキーワードが本文中にしか含まれない場合でも検索することができる。
デメリット ノイズと呼ばれる関連性の低い文献も検索結果として表示される。アブスト(要旨)が見れない。
2、Pub Med  表示数が変えられる。

広く勉強したい時はRevewを探すのがおすすめ

たくさん出過ぎるとき
UpToDateが便利でいいけど、登録料が高い。日本語でも見られる。上の方にサマリーアンドリコメンデーションが出るからそこだけ見る。

sort by  (best match,)にしておく 
filter カスタマイズできる クリニカルレビュー(臨床試験)reviewを使って sortする
free fill textを使用すると さらに絞り込める。

https://youtu.be/4nmyMnpyXD8


研修医セミナー 上田剛士先生の動画より

膨大な医学論文から最適な情報に最短でたどり着くテクニック
クリニカルクエスチョンの例:女性の骨盤ない感染症に対する抗生剤の推奨されている使用法は?
目標:レビューを中心に重要なろんんぶん10個程度に絞る。
RCT(ランダマイズとコントロールドトライアル)を集めてきても臨床に応用できない。
観察研究も多いが、俯瞰的客観的に評価されたレビューががふさわしい。

pub med mesh databaseを活用
pub med advanced searchで検索する
結果を全て表示し、article type とpublication yearで絞り込む

https://youtu.be/ERgnl0mGlDA

論文YouTuber 笹谷ゆうやさんの動画より

cinii
stage
OPAC蔵書検索システム(図書館にある)図書や雑誌

本や文献の参考文献から芋づる式で探す。
国立国会図書館のサービスで探す。国立国会図書館リサーチナビ、国立国会図書館リサーチナビ 博士論文が収録されている!博士論文の参考文献はとても役に立つ

2,STROBE声明 the Strengthening the Reporting of Observational Studies in Epidemiology Statement

 観察研究の報告の質を改善することを目的として,報告すべき項目をチェックリストとして作成されたものです.多くの医学研究は観察研究であるにも関わらず,その研究の強みや弱み,および一般化可能性に関する記載が十分にされていることが少ないといわれています.この声明は,論文の「タイトル」から「考察」に至る各項目に関連した22項目のチェックリストで構成されており,研究報告時に含めるべき内容が記載されています.
 ホームページ(http://www.strobe-statement.org/index.php?id=strobe-translations)上では,日本語版のダウンロードも可能です.また,この声明が推奨する研究デザインの範囲は,コホート研究,症例対照研究,横断研究という主要なデザインと定められました.この声明は,観察研究の報告の質を向上させるための著者への支援となるだけでなく,雑誌の査読者,編集者,および読者が,論文の批判的吟味や解釈を行う上でも有用とされています.

以下に、みんながよく使う語句についてまとめる。(知らない言葉だらけなので)

観察研究 observational study

人為的,能動的な介入(治療行為等)を伴わず,ただその場に起きていることや起きたこと,あるいはこれから起きることをみるという研究方法です. 観察研究は,その場で起きていることを断面的に調査すれば横断研究,過去にさかのぼって起きたことを調査すれば症例対照研究,これから起きることを調査すればコホート研究と分類されます.

研究デザイン study design

研究を計画するにあたり,対象や介入方法,評価・測定方法,評価期間などを決めるための,様々な研究の種類です.症例研究や症例報告などの記述的研究と,観察研究(横断研究,症例対照研究,コホート研究など)や実験的研究(ランダム化比較試験(RCT)など)といった分析的研究に分けられます.

横断研究 cross-sectional study

ある特定の対象に対して,疾患や障害における評価,介入効果などを,ある一時点において測定し,検討を行う研究です.過去にさかのぼったり,将来にわたって調査したりはしません.利点としては,時間的・経費的な効率が良く,いくつかの要因に着目して比較でき,様々な要因を一度に測定し,検討できるなどの点があげられます.欠点としては,バイアスの影響が入りやすく,原因と結果の因果関係が明確ではないなどの点があげられます.
たとえば,変形性膝関節症の患者に対して,ストレッチの即時効果を検討することや,糖尿病患者の30秒間立ち上がりテストで何回立ち上がることができるかを測定することといった研究デザインが考えられます.

バイアス bias

バイアスとは,明らかにしたい真の結果を誤らせる要因のことであり,日本語では「偏り」や「誤差」と訳されています.バイアスの種類には,選択バイアス,情報バイアス,交絡バイアスの3つがあり,対象の選択,データの収集,結果の分析などで起こりやすいとされています.選択バイアスは,母集団から対象を選ぶときと,実験的研究であれば群を割り付けるときに生じる場合があります.選択バイアスを少なくする研究デザインとしてランダム化比較試験(RCT)があります.情報バイアスは,調査や測定によってデータを収集するときに生じるバイアスです.情報バイアスを少なくするためには,対象者,治療者,評価者に研究の情報を伏せる盲検法(ブラインディング)という手法がよく使われます. 交絡バイアスは,原因と結果を検証する際に,その背後に隠れて存在する交絡因子が存在することをいいます.交絡バイアスを少なくするには,ランダム化比較試験(RCT),マッチング,多変量解析,治療企図解析(ITT解析)が有効です.

因果関係 causation

 原因と結果の関係があることを因果関係といいます.因果関係を意味する英語表記は,causal association,causal relation,causal nexus,causal connection,causal sequence,causal dependence,cause-effect relationshipなど,さまざま存在しています.
 因果関係を判定する条件として,米国公衆衛生局長諮問委員会の5基準(1964)が提唱されています.
1.Consistency(一致性):異なる地域・時代・状況でも同一のことが起こる
2.Strength(強固性):原因と結果の関連が強い
3.Specificity(特異性):原因と結果の間に特定の対応関係がある(原因が変われば結果も変わる)
4.Temporality(時間性):原因が結果よりも時間的に先行する
5.Coherence(整合性):既知の知識体系と矛盾しない
 これら5基準に,さらに以下の4条件を加えたBradford Hillの判定基準(1965)もあります.
6.Biological gradient(生物学的用量反応勾配):定量的な反応が起こる(量-反応関係)
7.Plausibility(尤もらしさ):生物学的に矛盾なく説明できる
8.Experiment(実験的証拠):関連を支持する実験的研究が存在する
9.Analogy(類似性):既存の類似した関連により裏付けられる
 以上の条件は必ずしもすべて満たす必要はありませんが,合致する条件が多くなるほど因果関係の確実性が高くなります.
 回帰分析,重回帰分析,ロジスティック回帰分析といった統計解析では,説明変数(独立変数)を原因,目的変数(従属変数)を結果とみなした因果関係を仮定しています.類似した手法に相関がありますが,相関は因果関係を仮定せずに変数間の関連度を表すものです.
注意を要するのは,回帰分析や重回帰分析,ロジスティック回帰分析を行って有意な結果を得たからといって,必ずしも実際に因果関係が成立しているわけではないという点です.有意な結果が得られた場合は,上述した5ないし9基準のStrength(強固性)を支持する形にはなりますが,他の基準について矛盾しないかどうか,といった確認も重要となります.また,原因と結果の関係が逆転するとか,交絡因子が存在する可能性もありますので,因果関係の解釈は十分慎重に行う必要があります

strobe statement日本語版

解析手法
カイ二乗検定 ?

多くてまとめきれていない。
本日見た動画、日本薬剤師かい生涯学習支援システムより、研修倫理入門編、研修倫理更新研修2021年度版 臨床・疫学研究の計画立案と倫理審査の実際。
もちろん再履修ですよ。終了していないと研究には参加できない。
実は、終了した時は、かけ流して、テストは適当にやるといった、不真面目ぶり。
何も覚えていません(ドヤ)
これだけやったから、今日は許して。おやすみなさい。

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