論文のお勉強スタート 1時間目
論文ってどうやって書くのサ。大学4年生の時、賢い学生は研究コース、そうでもない子たちは国試対策コースって別れてた。私はもちろん選ぶ余地はなかったね。今思えば留年せずによく卒業できたもんだ。(今の薬学生は凄いよ、ホント)
だから、論文の書き方って、誰にも教わったことがない訳サ。
最後に書いた文章って、子供が小学生だった時の夏休み読書感想文(親が書いてる・・・)これ、銀賞だった。てか、大人が本気出しても金賞もらえないって・・・
こんな私が論文執筆しなきゃいけなくなったのは、ひょんな事から。薬剤師のグループで、取り組んできたテーマを論文にしよう!って流れがあって、一人の子がやっていたんだけど、指導者(リーダー)と揉めちゃって、病んでしまった。リーダーは絶対論文を世に出したいから、傍観者だった私に回って来ちゃったってわけ。リーダーは別の論文を書く予定になっているから同時は無理ってさ。
だからと言って、小学一年生並みの、いや、言い過ぎか、中学3年生並みの自分がどうやって・・・・?
脳天気なのか、何とかなるわって、引き受けた自分も悪いと思う。(反省)
でも、動き出してしまった。
研究計画書を倫理審査に出してしまった。
もう後戻りできない・・・薬学生の子たちも名前が入ってるし、途中で投げ出してしまってはさまざまな方面にご迷惑がかかる・・・
だからと言って、リーダーは助けてくれないだろうなあ。
研究計画書はどうしたんだって?私が受ける前にほぼほぼ出来てたらしいからサ、
ちょっと読んでハンコを押したのでした。
全然わからない中のスタートだけど、何かを誰かから学ぶのって、教科書的なものは結構普通の本だったりするのよね。数千円で売ってたりして。何か買おう。(只今選定中、できれば中古で)
大学の1単位取るぐらいの時間数だけ、本を読んだら身につくかなあと思いまして、
「大学 1単位 時間」で検索。立命館大様からお答えいただきました。
「日本では大学の単位は1単位=45時間の学修」と定義されている。(大学設置規準第21条)
へえーーーーーーーーーー。
では、45時間かけて、一コマ、「論文の書き方」を習得しようと決めた!
(毎日1時間ずつやっても45日もかかる・・・・ウェ〜)
気を取り直して・・・・今日の先生はこちら!
京極真先生。
以下は講義のまとめ
基本原則 大前提は投稿する雑誌のルールに必ず従うこと。
研究論文の書き方には基本原則がある。
基本原則は最大限守り、研究論文のオリジナリティは中身で出す。
書き方
はじめに:先行研究のレビューを行い、目的を明確に論じる。
1、社会的背景、先行研究で何がわかっているか、
2、先行研究でわかっていないことを示す。
3、わかっていないことからこの研究で何に絞り込んでいくのか、何を目的にするのか、目的を達成することの価値も書く。
方法:各種研究デザインに対応したステートメント(声明文)に従って書く
研究デザインごとの声明がある。(ルールで求められている方法で書く)
ただし、やっていない方法は書けない。
研究計画段階から確実に満たすようにしておくことがとても大切。
(ステートメントはどうなっているのか?)
結果:方法と同じ
研究デザインに対応した声明(ステートメント)を満たす形で書いていく。
研究デザインの知識の意味を声明文を頼りに絞って書く。
ただし、実際にやって明らかになったことを書かなければならない。
これも、研究計画段階から確実に生命を活用しておくことが重要。
(!!)
確か、観察研究だから、STROBE 声明らしい。なんじゃ?それ?
考察:新発見をはじめに主張する→先行研究に対してどういう位置付けにあるか論証する→研究の限界の順に書く。
本研究では1、、2、3、が明らかになった。以下、その論拠を述べる。
はあ〜使わない日本語がいっぱい出てくる。
第二段落以降は発見事項の提示、その論拠の記述を重ねる。
また、発見した治験の意義を主張する。
第一に ということがわかった。その理由として がある。先行研究を見ると 。この知見には といった価値がある。
これを繰り返す。
最後に、研究の限界を書く。その内容は研究に関連したものに焦点化する。(方法、環境などに絞り込んで言及する)
結論:目的→何が明らかになったか→価値を書く。
この研究では何を明らかにしたかったか目的を示し、その目的のもとで明らかにできた内容を明瞭に書く。また、発見した治験の意義を端的に強調して書く。(シメ)
これで、読み応えのある論文の閉じ方になるらしい。
本日の授業の中でわからなかったこと。 (宿題)
先行論文の調べ方。
STROBE STATEMENTとは?
本日学んだ例文を活用して、STROBE-STATEMENTに沿って論文を書いてみよう!
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