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ドリルを売るには穴を売れ×喫茶小雪
こんにちは。
このタイトル見て何これって思った人は、
一つ前のnoteを見てくれたら嬉しいです。
・喫茶小雪
ここはときわ台(東武東上線)から徒歩10分くらいの場所にある、住宅街に一際目立つピンクの建物。
この喫茶店を知ったきっかけはSNSで見て、コップがハートの形で可愛かったから。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144653414/picture_pc_33ac6f554eac025c2f7b7d4246557ec8.png?width=1200)
スピーカーから流れてくる音楽は安室奈美恵。店員さんも黒髪パーマで可愛かったぁ。
それで優くて、いい人だから困っちゃう。
昭和を過ごしたことないくせに、昭和にスリップしたみたいに引き込まれた空間。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145140139/picture_pc_534147845d288b77ae0560628bf3c593.png?width=1200)
気になった人は是非行ってみて。
本×喫茶店 vol.1
「ドリルを売るには穴を売れ×喫茶小雪」
自分もモノを売る仕事をしていて、どうしても内部にいると何で売れないんだとか、数字が取れないって結構アバウトにみがちだけど、
もちろん洋服そのものの問題もあるけど、
「お客様視点」て本当に大切なんだなと感じた。
何でたくさんの競合他社がある中でうちに来たのか、何でこの店を選んだのかっていう取捨選択は1日で数えきれないくらい起きてる。
この3つの軸だけはすごく大切だと思ったから共有したい。
1.商品軸
→とにかくいいもの、商品を求めている顧客を狙った差別化戦略
2.手軽軸
→手軽に済ませたい、ある程度便利で品質でいい人を狙った差別化戦略
3.密着軸
→顧客のニーズが1番、顧客に密着することでその人たちを囲い込む差別化戦略
この3つのうち1つこれだけは強みっていうものが絶対に必要だけど、なにより難しいのは選んだもの以外の2つも平均以上じゃなきゃいけないってこと。
どれか1つがずば抜けていても、それ以外の2つが平均以下ではお客さんは魅力を感じない
全て平均以上は当たり前で、その中で一つがずば抜けることが差別につながる。
この喫茶小雪をその視点で見ると、
密着軸に入るんかな。消費者が求める空間とニーズを理解してる。
とにかくこの空間、逆に言ったら大衆っぽくなくて非現実世界を味わえる
席もあえて少ない。
別にもっと広くして、席増やすことだって全然できるのに、あえてそれをしない理由がある。
スタッフのお姉さんがクルクルパーマで可愛くて1番お店の内装にマッチしてる。
お姉さんそのものが喫茶小雪の雰囲気を作り出してる感じ。
他の商品軸は美味しいトーストに美味しいスパゲッティ、ご飯からおやつみたいなものまで選択肢も広い。
手軽軸は金額も普通の喫茶店より少し安いし、手軽に食べれる。
だから若い女の子もいたけど、おじいちゃんとかおばあちゃんも多くいた。
1番すごいのは広告とかうってないのに、来店した人が可愛いを共感するためにSNSにあげてそれをまた誰かが見て、またその人が来店する。
そんな幸せな広告ってある?
ちょっと長くなっちゃったけど、マーケティングって面白いし、奥が深い。
次はどこの喫茶店で何の本を読もうかな。