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ドリルを売るには穴を売れ×喫茶小雪


こんにちは。
このタイトル見て何これって思った人は、
一つ前のnoteを見てくれたら嬉しいです。

・喫茶小雪
ここはときわ台(東武東上線)から徒歩10分くらいの場所にある、住宅街に一際目立つピンクの建物。

この喫茶店を知ったきっかけはSNSで見て、コップがハートの形で可愛かったから。

ハートのグラス

スピーカーから流れてくる音楽は安室奈美恵。店員さんも黒髪パーマで可愛かったぁ。

それで優くて、いい人だから困っちゃう。

昭和を過ごしたことないくせに、昭和にスリップしたみたいに引き込まれた空間。

店内の様子


気になった人は是非行ってみて。

本×喫茶店 vol.1
「ドリルを売るには穴を売れ×喫茶小雪」

自分もモノを売る仕事をしていて、どうしても内部にいると何で売れないんだとか、数字が取れないって結構アバウトにみがちだけど、

もちろん洋服そのものの問題もあるけど、
「お客様視点」て本当に大切なんだなと感じた。

何でたくさんの競合他社がある中でうちに来たのか、何でこの店を選んだのかっていう取捨選択は1日で数えきれないくらい起きてる。

この3つの軸だけはすごく大切だと思ったから共有したい。

1.商品軸
→とにかくいいもの、商品を求めている顧客を狙った差別化戦略

2.手軽軸
→手軽に済ませたい、ある程度便利で品質でいい人を狙った差別化戦略

3.密着軸
→顧客のニーズが1番、顧客に密着することでその人たちを囲い込む差別化戦略

この3つのうち1つこれだけは強みっていうものが絶対に必要だけど、なにより難しいのは選んだもの以外の2つも平均以上じゃなきゃいけないってこと。

どれか1つがずば抜けていても、それ以外の2つが平均以下ではお客さんは魅力を感じない

全て平均以上は当たり前で、その中で一つがずば抜けることが差別につながる。

この喫茶小雪をその視点で見ると、
密着軸に入るんかな。消費者が求める空間とニーズを理解してる。

とにかくこの空間、逆に言ったら大衆っぽくなくて非現実世界を味わえる

席もあえて少ない。

別にもっと広くして、席増やすことだって全然できるのに、あえてそれをしない理由がある。

スタッフのお姉さんがクルクルパーマで可愛くて1番お店の内装にマッチしてる。

お姉さんそのものが喫茶小雪の雰囲気を作り出してる感じ。

他の商品軸は美味しいトーストに美味しいスパゲッティ、ご飯からおやつみたいなものまで選択肢も広い。

手軽軸は金額も普通の喫茶店より少し安いし、手軽に食べれる。

だから若い女の子もいたけど、おじいちゃんとかおばあちゃんも多くいた。

1番すごいのは広告とかうってないのに、来店した人が可愛いを共感するためにSNSにあげてそれをまた誰かが見て、またその人が来店する。

そんな幸せな広告ってある?

ちょっと長くなっちゃったけど、マーケティングって面白いし、奥が深い。

次はどこの喫茶店で何の本を読もうかな。

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