地方移住×フルリモート×育児の可能性
私はフルリモートな地方移住者で新人パパになった
私は2021年9月に東京都足立区から新潟県長岡市にテレワークを主体とした地方移住を行った。
そして、2022年8月に第一子を授かり、現在は新人パパとしてゴリゴリのトライ&エラーの日々を送っている。
その生活の中で苦悩や課題、そしてリスペクトが沢山生まれた。
そこから「地方移住×フルリモート×子育て」の暮らしの実態を紹介したい。
子育てはマジで大変
これはマジだ。マジできつい。
その反面、圧倒的なリスペクトも自分の中で沢山生まれることになった。
圧倒的なリスペクト
考えてみたら当たり前のことなのだが、
自分の母も父も義父も義母もそれを乗り越えて私の現在を作っているのだと考えるとものすごいスペクタクルを感じる。
今まで独身だった時には全く感じていなかったのだが、
家族を持ちながら仕事をバリバリしている人は、本当に格好がいい。
リスペクトだ。
しかも私が過去出会ってきた格好のいい人たちの多くは、
東京で暮らしながら、上記の生活をしているのだと考えると想像を絶する。
なぜ想像を絶するのか。
それは循環してしまうのだが、本当に育児はつらいからだ。
育児のつらさ
子育てには喜びが多い。
日々成長という変化の著しい我が子を見守る喜びは変えられないものがある。
しかしその代償として、圧倒的な時間拘束を強いられることになる。
特に睡眠時間という観点だ。
睡眠時間の欠乏
自分の状態が悪化したとき親に救いを求めるため、大きな声を出して伝達してくれる。
それが私の考える「泣く」という行為の定義だ。しかし、子供は昼夜の観点がまだなく、いつでもこの行為を実行に移してくる。
昼も夜もなく常に一定間隔で子供からの至急対応せよという伝達がホットラインで飛んでくるため、油断も隙もあったものではない。
この事象に対しての対応を繰り返していくうちに、両親側の睡眠時間はどんどん削られていき、疲れ切ってしまうことが多かった。
この睡眠時間の欠乏を受け入れながら、生活をしていかなければならないのが育児のつらさだと考えている。
ワンオペレーション育児
私はまだワンオペレーションでの対応は実施したことがないが、そのヤバさは重々心得ているつもりだ。
なぜなら、泣き対応や遊び対応だけで1日が高速で過ぎ去っていく。
1日を子供に捧げる覚悟を持たなければ実行できないと思う。
これを日々行っている人は心の底からリスペクトをする。
ただ、これを実施するとマジで自分の時間を作ることは困難だ。2人体制でも難しいのだ、そりゃそうだ。
おむつ代
おむつは圧倒的消耗品のくせに、意外と値が張る。
さらにおむつには性能差があり、おむつの選択によっては、上記の睡眠時間の欠乏を助長させる結果を生むものまである。
慎重に選びたいのだが、やはり性能のよいおむつは値段が高くなってくる。昨今の物価が上昇している状況下では、家計の圧迫にも直結するつらさがある。
移動や買い出し
子供を家で留守番させて移動することは、新生児 - 4か月目の場合不可能だ。そんな時には車で家族一緒に出掛けることになるのだが、車で移動できない状況というのが、今だと信じられない。
車をもっていなければ、行動が一切取れなくなってしまっていたかもしれない。
課題は数多くある
上述の通り、育児にはつらさが沢山ある。
それは、大きく2つだ。
金銭的なつらさ
時間拘束的なつらさ
この2つを受け入れ続けることが子育てをする前提になってくる。
その時に強く実感したことがある。
それは私が行っている「東京水準の待遇で地方都市に暮らす」事と子育ての親和性の高さだ。
東京水準の待遇で地方都市に暮らす
これを実現するためには、フルリモート×地方移住 の組み合わせがマストだ。このライフスタイルを選択する事によって、子育ての上記のつらさを少しばかり緩和できると気づきを得ることができたため、紹介したい。
睡眠時間の欠乏に対して
フルリモート×地方移住のライフスタイルでは、そもそも通勤がない。
その結果、通勤が1時間だったと考えると、往復で2時間の猶予を作り出すことができる。
この猶予を先にやるべきことをこなす時間にするのもよいし、睡眠に充てることもできるため、優位性は高いと考えている。
また、在宅勤務であるため、何かトラブルがあったときでも仕事部屋を出ればすぐに駆け付けることも可能である。
とはいっても、リモートだとしてもしんどいのはしんどい。
逆にリモートじゃなかったとしたら、考えたくないな。。
金銭的なつらさ
このつらさからは、確実に脱却することができた。
特に東京で生活をしていた頃は、
2人でも「暮らす」ために共働きを選択する必要があった。
が、東京企業のリモートワークを選択することで東京水準の給与のまま、賃貸コストの安い地方都市に住むことで共働きの状態を解消することができた。
この前提があるため、
1人は金銭を気にせず安心して子育てに専念できる状態を形成することができるようになった。
正直、共働きの状態で現在の息子を常に相手をしていくのは相当な覚悟がいる行為だなと思う。
また、生活費全体のコストが下がっているため、車を保持することも許容できる。
何より地方都市は車社会なので駐車場の料金が安いこともプラスだ(東京の駐車場はあほみたいに金をとってくるので、やっばい。)
そして、おむつ代も全体コストの見直しをしたことによって、おむつのグレードと日々の食卓の節約を天秤にかけながら落ち着いて選択することができる心の余裕にもつながっている。
このような心理状態であるため、身体的につらいのは間違いないのだが、経済的には落ち着いている。
もう一人授かることができたらいいなと未来にも期待を持てる状態だ。
もしこのライフスタイルをしていなかったら
私はもう一人欲しいなと思いながらも、おそらくその子の為にもその選択はしなかっただろうと思う。
正直、明らかに無理がある。
東京で共働きをしながら、2人を育てるのは本当にすごいことだと思う。
ただ都内でも富裕層か子供のためにすごく切り詰めて切り詰めて暮らしている層かなのではないかと感じる。
私個人としては、東京で子育てをするのはあまりにも難しいし、いまだにイメージがわいていない。
日々の潤いの何かを削りながら生活をするというのは、すでに子供のために身を削って生活をしている現状からさらに何かを差し出さなければ生きていけない状態なのだと仮定するなら、あまりにも辛すぎる。
ぶっちゃけ、子供の未来より明日のわが身だと考えてしまう。
でも、そんな生き方はロックではない。
私はもっとハッピーに生きたい。
まとめ
わが身と生まれてくる子供や今来てくれた子供、そして家族の為にも、フルリモート×地方移住の可能性は非常に高いものだと感じている。
現状に上述のような課題を持っている方は、ぜひ1つの気づきとして心にとめていただけると幸いだ。
これからも言葉にして、発信していきたいと考えている。
これからそこに至る人たちの背中を押せるように、あけすけに述べていきたいと思う。
バボでした。
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