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銀行ぐるぐるじゃなくてポイ活も月2万円時代へ(2024/3まで)

ある銀行からある銀行へ振り込んだり、引き落としをしたりするとポイントが貰える銀行というのが存在する。
また、振込や引き落としを日付と金額を設定しておけば自動でやってくれて、かつ手数料も無料という銀行まで存在する。

これを利用して、銀行A→銀行B→銀行C→、、、と資金を回して行って、最終的に銀行Aに月末に戻すと、資金は減らないが途中のポイントはもらえることになって、一応お金に稼いでもらっているように見える。もらえるポイントの額や、手間暇、最初に用意する資金によってやるやらないは決まってくるが、ほぼ全自動でできるとなると最初の設定さえしてしまえば後は寝てても稼げるので、毎日作業が発生する副業をやるくらいならこちらを設定してからでも良いのでは、と思う。

今回考えたのは、一番複雑で資金が必要で、儲けの額も多いとみられるケースなので、自分の環境の合わせて間引いていただければと思う。なんたってRevolutと組み合わせて、資金が滞留する時間を極限まで短くしてあるので。
例えば、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行だけで5万円を回せば月250円入ってくる。年利6%だ。このように減らすのはいくらでもできるが、増やすのはそうは行かない。

また完全自動化を目指す場合、UIを自動化するのが手っ取り早いのだが、現金を扱うので間違ったときの被害の大きさを考慮して、今回はUIの自動化には取り組んでいない。
「銀行」と書いてはいるが、実はポイントの実入りがでかいのはクレジットカードによる投信積立即売だったりする。銀行口座開設よりクレジットカード入会の方が敷居は高いので、カードが作れないという人は実入りの半減を覚悟しなければならないが、逆に作れる人はポイントサイトなどを活用すれば最初の実入りは10万以上、なんてこともあり得る。


前提知識

各行の手数料無料枠の数は把握しておかないといけないので、回数と条件で調べた限りのものを載せておく。

振込手数料無料

  • スルガDバンクGPoint口座(10回、月末残高20万)

  • SBI新生(50回、ダイヤモンド)

  • 住信SBIネット銀行(10回、スマプロ3)

  • 楽天銀行(3回、VIP or 残高100万)

  • 三井住友Olive(手動は3回自動振込は無限、条件なし)

  • スルガANA(10回、ANAブロンズ以上)

  • GMOあおぞらネット銀行(20回、4テックま君)

  • 大和ネクスト銀行(一部銀行を除き無制限、条件なし)

  • イオン銀行(5回、プラチナステージ)

  • 第一生命NEOBANK(グループ間は無制限他行は5回、条件なし)

  • TNEOBANK(同上)

  • JAL NEOBANK(同上)

  • YAMADA NEOBANK(同上)

  • みらいBANK(同上)

  • ソニー銀行(2回、条件なし)

  • PayPay銀行(三井住友宛は無制限他行3回、「キユウヨ」名義での振込あり)

  • auじぶん銀行(15回、プレミアムステージ or 残高50万)

  • Revolut(1回10万まで、条件なし)

この内自動振込に対応していないのはSBI新生、ソニー、ダイワネクスト、auじぶんの4行なので、これらは振込にはどうしようもないとき以外は使わない。

自動入金対応

  • 住信SBIネット銀行

  • 大和ネクスト

  • イオン

  • NEOBANK系全部

  • セブン銀行

  • ソニー銀行

  • PayPay銀行

  • auじぶん銀行

なのでこれらをうまく組み合わせていくことになる。できるだけ少ない資金で、少ない手間で、短い期間で。

実は1年半ぐらい前にも書いてるんだが、ルールが変わるとアップデートしなきゃなんないのでそこだけが面倒くさい。そのまま運用してきたけど、さすがにもう、というので刷新した。

これを魑魅魍魎と言わずして

以下、解説をしていく。

全体として

  • 大まかには、スルガから自動入金できる銀行(紫枠)に1万円単位で引っ張り、イオン→Revolut→SBI新生銀行でスルガに戻す。

  • TNEOBANK、第一生命NEOBANKに25回(T500)ずつ振り込むために、スルガ(10)x2、Olive(2)、GMOあおぞら(20)、楽天銀行(3)、イオン(5)の無料枠をフルに使う。

  • TNEOBANK、第一生命NEOBANKの1万円x10日の即時決済はやらない。その分イオンに回して2000WAON Pointにしたほうが効率が良い。

  • みんなの銀行被振込1000円x10回に使うのは、PayPay銀行(3)、みらいバンク(5)、Olive(2)の無料枠。

  • 残りのNEOBANKの5回x5行とOlive(2)の無料枠はすべて楽天銀行へ。1円ずつで良いが、日が重ならないようにすること。

  • 振込名義はすべて「キユウヨ」にするクセをつけた方がいい。

  • たぶん最初の3-4ヶ月はひたすら調整で、うまく回らない。特にスルガ→イオンの移動で月初に4行も経由しなければならないものがあるので、正月とGWは手動で振り込まないと無理。

  • 給料はどこでもいいけど、スルガが使い勝手がいいし、楽天でやると入出金が面倒になる固定費でない引落の件数がスルガだと無限にポイント付与なのでおすすめ

  • 日付は実はすごく重要。これが狂うとうまく回らない。1周に数ヶ月とかかかるようでは旨味が半減。自動入金の着金は引き落とされてから1週間弱かかる。

  • 金額の微調整をしたいときは証券会社の即時入出金が便利(青枠)。この目的で自動無料振込枠は使わないこと。

  • 資金に余裕があるなら、実は赤字以外の緑枠の即売は手動なのでやらなくても構わない。

  • 即売用資金は他に頼らず、その銀行内で回すべき。じゃないとコケたときの復活が面倒くさい。

  • その他引落や投信残高で貯まるポイントは考慮していないものもあるので、実際はRevolut抜きでも月1万以上は貯まるのでは。夢の10%もあり得る。

  • 本当はここにリアルタイム残高が表示されると流れが可視化されて便利だが、マネーフォワード有料版との併用をおすすめ。

  • 基本的に即売用の投信の銘柄は「eMAXIS Slim 国内債権インデックス」楽天カード投信だけは「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」

  • 溜まったポイントは、明確な使用目的がない限りは基本すべてポイント運用(ポイント投資ではない。増えても減ってもポイントで返ってくるやつ)へ。dポイント交換増量時に集約して日興フロッギーで現金化。もしくはウエル活。

スルガ銀行について

  • SBI証券とカブコムの引落は、即売りが面倒なのでガチ保有。だからNISAはSBI。どうしても資金がなければ即売へ。

  • 無料振込回数維持のために月末残高20万円が必要(重要)。定期預金でも可だが、これも給料口座にする理由の一つ。このため、第一生命NEOBANKへは本当は1万x8でいいところを2万プラスしている。こうするとANA支店と合わせて20万が月をまたぐことになる。

  • スーパーフライヤーズブロンズ以上ならANA支店で無条件で4つ星(振込無料枠10回)だが、持っていないのならスマ口座にして月100回PayPayにチャージして500円もらうのでもよい。

  • ANA口座を持った場合、スマ口座はすぐは持てない(半年以上間を空ける必要あり)。そもそもスルガは口座開設の審査が厳しい。

  • 口座が複数ある場合、STARランクは高い方のものが全口座に適用される。

  • [トラップ]振込は予定日の2日前にデータが登録され、その時点での手数料無料枠が使われる。なので月初振込で前月末の登録だと前月のすでにない無料枠が使われることとなり、有料になる可能性がある。月初自振はできるだけ避け、やるなら休日の場合翌営業日扱いにすること。これを失敗すると、10発で2-3000円損して台無し。

  • 本当はセゾンカードの紐づけで大和Connectとセゾンポケットの投信積立で永久不滅ポイントも稼いでいるが、紙面の都合で載せていない。

セブン銀行について

  • 「海外に住むので自分の海外口座への送金が必要」みたいな理由をでっち上げないと(証拠提出は不要)自動入金できる口座は開設できない。しかも自動入金は月2件まで。

auじぶん銀行について

  • 金利が高いので、最終的に投資以外の余剰資金はここに集約すべきだが、最初はなかなか回らないし、普通預金で置いておかないので金利はどうでもいいかも。

  • 最高ランクの維持のためには諸々の設定と、残高50万or手動オッズパーク入出金(いくらでも)。

  • MUFGの投信は即売りしたらauじぶん銀行へ出金すれば手数料無料。自動入金で入った5万と合わせて15万をPayPayにチャージ。

青NEO(住信SBIネット銀行)について

  • 自動振込回数維持のために純金積立の契約(残高はなくても良い)と、外貨積立の残高、それとハイブリット口座を使っていない場合は青NEO口座からのJALPayへの1万円チャージが必要。これで10回確保。

SBI新生銀行について

  • SBI証券と連携すれば勝手に永久ダイヤモンドランクで振込無料枠50回。

  • 被振込1万以上5回で250円(ダイヤモンド)のキャッシュプレゼントプログラムは、毎月要エントリー

楽天銀行について

  • ハッピープログラムのVIP維持のために被振込などの取引20件or残高100万が必要。なのでみらい以外のNEOBANK無料枠は日をずらして全部ここへ。

  • 毎月分配の単元未満株の配当金受取口座にしてして100円X20社分買ってもいいが、配当が出なかったとき悲劇なので、入金+引落の方が確実。

  • 楽天デビットの支払いはハッピープログラムにはカウントされないので意味無し

  • 150円の現金ザクザクプログラムは、毎月要エントリー

大和ネクスト銀行について

  • 自分名義(他人は3回)の口座宛振込手数料が無料だが、自動化ができないのでここは毎月手動振込が必要。

マネックス証券について

  • 通常、カードを使った積立投信はカードの引き落とし口座にしか出金できないが、マネックスは出金先を選ぶことができる。これを利用して、資金移動。ただし出金先銀行の変更は郵送申請が必要。これに対して松井証券は出金先がネットで変更できるので、即時でなければ資金移動には松井証券のほうが柔軟。

  • 審査が厳しいと評判のマネックスカードは、アプラスなので引き落とし口座をSBI新生銀行で申請してカードが来たら切り替えると通りやすいかもしれない。このカードが有ると、即時出金手数料が月5回までキャッシュバックだが、キャッシュバックなので全額出金には向かない。

ソニー銀行について

  • もし海外から入金があるならソニー一択。手動だが振込手数料も月2回無料。ここと大和ネクストとことらとSBI新生だけは振込が手動作業になる。(赤矢印)振込先は図のスペースの関係上Oliveにしてあるが、イオン銀行直でも構わない。

イオン銀行について

  • インターネットバンキング+イオンデビット+外貨預金1ドルでシルバー(振込月1回無料)達成。VISAデビットで10日にRevolutに流せばWAON Point 1%でたちまちプラチナ(振込月5回無料)。

  • バックアップサービスというのがあって10万円まで無利子で貸し出してくれるのだが、定期ぐるぐるには組み込みづらいので今回は見送り。

ヒロセ通商について

  • 取引しないで資金移動ばっかりやってるとすぐ警告が来るので注意。

GMOあおぞらネット銀行について

  • 4テックま君が必要なので年会費3300円かかるがMasterプラチナデビットを利用する。これで自動無料振込枠20件もらえるので、TNEOBANKと第一生命NEOBANKの25回被振込が達成できる。

  • 金額を問わず1被振込に付き1pontaポイントが付く。割は悪いが無制限振り込み手数料無料と組み合わせて自動化するとすごいことになるけど、やはり警告は来る。

PayPay銀行について

  • 通常振込無料枠は3枠だが、三井住友銀行には無料で振り込めるので1回Oliveに入れている。

  • auじぶん銀行からチャージされたPayPayは、即PayPay銀行に出金。

みんなの銀行について

  • キャッシュバック100円の割には無料枠を10回消費、手動のことら送金と、実はあまり割が合わない。ことらの送金先はSBI新生銀行。

AirWALLETについて

  • 全NEOBANKとOlive対応なので資金移動に便利だが、朝10時までに出金しないと当日に反映されない。

Olive(三井住友銀行)について

  • 23年12月から振込手数料無料枠が3回になるが、自動振込分は無料のままなのでこれを最大限に活用する。ただし同一振込先には2回まで。被振込でポイントが獲得できるところにはとりあえず2回Oliveから振込設定する。話はそれから。

Revolutについて(24/02/26まで)

  • 銀行と言うには特殊すぎるので、よく分からなければ青NEOとOliveからイオンに入る分はSBI新生銀行に振り込めばよい。ただしOlive→SBI新生は2回使っているので、回数を増やすのではなく金額を増やすこと。これでも月7920円相当は入ってくる。

  • Revolutから月2.5万円出金必要なので、20日のウエル活の日にでもイオン銀行ATMからおろしてスルガに入れておくこと。

  • Revolutについては詳しく別記事にまとめてあるのでそちら参照のこと。

結論

限りなく完全自動化に近いスキーム(赤矢印以外)で月にRevolut抜きでも寝てて8000円近く入れば(正確にはGMOプラチナデビット代が月300円弱かかる)、月4回のポチポチは許容範囲かと。

率だけを考えると25,000円で1250WAON Point還元のRevolutと、プラチナプリファードでのSBI証券積立が5%還元でダントツだからこの2つだけやっておけばいいけど、月一回だから空いた時間資金を寝かしておくのはもったいないから少しでも働いてもらいましょう、というのが今回の趣旨。

印刷してトイレのドアの内側にでも貼っておくことを推奨します。

追記:
スルガからNEOBANK系に自動入金すると手数料がかかるようになってしまったので、このスキームはあまりお得じゃなくなりました。
代替案としてはNEOBANK系の自動入金はTneobankか楽天銀行第一生命支店が考えられます。検証後、別記事にてアップデートします。


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