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裁判所事務官(高卒者区分)の面接対策を完全解説

本記事は、自身が裁判所に合格した経験(大卒区分)及びこれまでの受験指導をした受験生が実際の面接で聞かれた質問内容をもとに作成しています。


実際に聞かれた質問を紹介するので、ぜひ試験対策に役立ててください。


と本題に入る前に…

裁判所職員の合格を本気で目指している方はぜひ、下記のnoteも参考にしてみてください。


※【速報】完全独学(予備校なし)で本noteのみを利用された方が、令和6年度裁判所事務官一般職(大卒区分)東京管轄にて、A判定を取得し20位台(917人中)で最終合格者を果たしました。その他、20名以上の上位合格者(A判定かつ上位10%以内)を輩出しています。


▼テキストの特徴

・面接試験の概要を素早く理解できる
・面接試験の上位合格者の傾向がわかる
・上位合格者の傾向を逆算し、合格レベルの面接カードの書き方がわかる(面接カードの記載例もすべて完備
・上位合格者の傾向を逆算し、面接試験での回答のコツがわかる
面接官を納得させる話し方や回答のコツがわかる
出題可能性の高い質問を厳選し、各テーマごとに予想質問集を用意
頻出質問から予想質問までを徹底的に網羅
・重要な質問については、回答を考えるためのポイントやヒントを補足
・予想質問集は基本編と実践編の二部構成になっており、実践編では、より実践を意識したロールプレイング型の予想質問集を用意


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裁判所事務官(高卒)の試験の概要について

【1】裁判所事務官(高卒)の配点比率からみる面接の重要性

※最高裁HPより画像引用

上表からわかるように、人物試験の配点は【非常に高い】です。また、作文試験は試験の性質上、専門性が問われる試験ではないため、非常に点数差が生じにくいです。そのため、基礎能力試験と人物試験の良し悪しで合否が決まるといっても過言ではないです。


特に、大卒区分と比べて高卒区分においては、面接の経験がどの受験生も浅いので、しっかりと対策をしておけば、面接試験で差をつけやすいです。


ただし、受験生の中には高校3年生だけではなく【公務員試験の対策に特化した専門学校や公務員予備校などで公務員試験対策をしている猛者】がいることも頭の片隅に入れておいてください。


とにかくまずは裁判所事務官(高卒)においては、面接試験が非常に重要だということを押さえておきましょう。


【2】裁判所事務官(高卒)の難易度は?

裁判所事務官(高卒)では、面接試験が重要だということがわかりましたが、次は試験難易度について解説していきます。


結論からいうと、裁判所事務官(高卒)は【非常に難易度が高い】です。その理由は大きく分けて2つです。


1つ目は、最終合格(採用者名簿に載ること)はできたとしても、最終合格=内定確約ではない点が裁判所が非常に難関だと言われている一つの理由です。


最終合格後、名簿の上位者から順番に人事から電話がきます。そこで、採用面接の案内を受け、内定を得ることで晴れて裁判所職員になることができます。


また、大卒区分と比較して高卒区分は、例年採用予定人数が非常に少ないです。


つまり、最終合格を目指すのではなく、できるだけ上位での最終合格を目指す必要があります。


2つ目は、裁判所事務官は非常に専門性の高い職場であり、イメージがつきにくく、それでいて面接重視である点も難しい要因です。


県庁や市役所であれば、想像はしやすかったり、身近に働いている知り合いがいたり、ネットで調べればイメージがつきやすいです。


しかし、裁判所事務官という仕事は公務員試験の中でも非常に専門性が高い特殊な職場であり、公務員試験の中でもマイナーな試験です。また、身近に裁判所事務官がいるという方も非常に少ないでしょう。


そのため、裁判所事務官の仕事を想像しにくいため、面接対策が非常に難しいのです。また、裁判所事務官について正しい情報発信をされているブログなども非常に少ないです。


【3】裁判所事務官(高卒)の魅力とは?

裁判所職員は高卒区分であっても、書記官試験に合格すると大卒と同等あるいはそれ以上の給料をもらうことができるのが大きな魅力の一つです。


やはり、一般的に県庁や市役所などどの公務員であっても、高卒であれば大卒と比べて給料は低いです。自治体によっては、生活が苦しいほど低い場合もあります。


しかし、裁判所事務官はある意味実力主義で書記官にさえ合格すれば給料が大幅にアップしますし、役職としても上がります。これは、県庁や市役所だとやはり大卒が優先して管理職になったり、給料が高いケースが多いので裁判所事務官は少し例外的です。


また、専門性の高い仕事に取り組むことができるため、非常にやりがいがあります。とにかく裁判所事務官は働きやすく恵まれた職場ですので、非常におすすめです。




裁判所事務官(高卒)の面接試験の概要について

【1】面接官の人数

・3名

※詳しい座席配置や面接官の役職、特徴などは有料noteにて解説済み


【2】面接時間

・約20〜30分
(個人差がありますが、時間の長短と合否は”無関係”)


【3】実際に過去に聞かれた質問やよく聞かれる頻出質問

どのような面接なのか、イメージがしやすいように実際に聞かれた質問を本番形式でまとめました。

■1人目の面接官
面接官:緊張していますか?
あなた:
面接官:裁判所に来るのは今日がはじめてですか?
あなた:
(1)説明会に訪れたことがあると回答した場合
面接官:説明会のなかで印象に残っている職員の話などはありますか?
あなた:
(2)裁判の傍聴に訪れたことがあると回答した場合
面接官:どのような裁判の傍聴をされたのですか?裁判の内容や印象に残っていることがあれば教えてください。 面接官:ESに○○とありますが、今一度自身の言葉で簡潔に志望動機を教えてください。
あなた:
面接官:それでは私からの質問は以上になります。

■2人目の面接官
面接官:あなたの志望動機であれば、必ずしも裁判所ではなくても市役所や町役場などの行政職員でも達成できると思うのですが、行政ではなく司法を選択する理由を教えてくださ い。
あなた:
面接官:具体的に法律のどのような点に興味をもったのですか?
あなた:
面接官:裁判所で特にこれをやりたいという業務はありますか?
あなた:
面接官:短所はありますか?また、どういう時にその短所が出るのですか?
あなた:
面接官:その短所を改善するために、普段から意識していることはありますか?
あなた: 面接官:仕事をしていると理不尽に叱責されるなどの場面がありますが、クレーム対応ではどのようなことを意識すればよいですか?
あなた: 面接官:チームで何かに取り組む際、意見が割れた場合、あなたがリーダーならどのように対処するか?
あなた: 面接官:なぜ裁判所がよいのですか?裁判所を目指すことになったきっかけなどあれば教えてください。
あなた:
面接官:私からは以上です。

■3人目の面接官
面接官:私の方からは、主に交通違反歴やあなた自身のことについて質問させていただきます。はじめに、交通違反歴などはありませんか?
あなた:
面接官:過去5年間で、1週間以上にわたって体調を崩すようなことはなかったですか?
あなた:
面接官:勤務希望地についてですが、希望地以外の採用でも大丈夫ですか?
あなた: 面接官:これまでの話を聞いていると、裁判所に限らず行政でもあなたの目的は達成できると思うのですが、再度あなたの言葉で裁判所でなければならない理由を教えてください。
あなた:
面接官:私からは以上です。

■1人目の面接官
面接官:これまで色々とあなたのお話を聞かせていただいたのですが、あなたの方から私たちに何か質問しておきたいことはありますか?
あなた:
面接官:それでは、これで面接試験を終わります。お疲れ様でした。

※有料noteでは、他にも多くの予想質問を収録しているほか、絶対に回答の方向性を誤って欲しくない合否を分ける質問については、回答例を掲載しています。


【重要】具体的な面接対策方法

【1】何よりも面接カードを完璧に仕上げること!

裁判所事務官の面接は、提出した面接カードに基づいて行われます。そのため、面接カードを適当に提出してしまうと、【面接本番で墓穴を掘ってしまうリスクが非常に高い】です。


私がいう完璧な面接カードの定義とは、「墓穴を掘るリスクを極限まで無くしたもの」です。


しかし、高卒区分の多くの受験生は面接カードを記載した経験がない方がほとんどですので、ついつい【適当に書き上げて提出してしまいがち】です。


面接カードに記載すべきではない内容を記載した結果、面接において回答しにくい質問をされたり、不用意に墓穴を掘られてしまい、思うように自身のことをアピールできず、不合格になってしまうというケースが多いです。


ここまで読んでくださった方は、面接カードの重要性を理解していただいたと思うので、完璧な面接カードを目指して記載してください。


【2】裁判所事務官の仕事内容や合格者の特徴から逆算して面接カードの内容と面接における回答を考えること!

まずは裁判所事務官の仕事内容をよく調べることが重要です。その上で、合格者の特徴と面接官が求める人材を理解し、そこから逆算して面接カードの内容と面接での回答を考えることが重要です。


そうすることで、できるだけ墓穴を掘らず、面接官からの質問に対して的を得た回答ができるようになります。


とは言っても、裁判所職員の仕事内容をご自身で調べたり、合格者の特徴を調べたり、面接カードを一から作成したり、面接における回答を考えるのは非常に難しいですよね。


それも当然です。裁判所事務官はマイナーな試験であり、ネット上にもほとんど情報がなく、独学ではあまりにも対策が難しいです。


そこで、私の合格体験とこれまでの数年間にわたる講師としての指導実績をもとに数年かけて作成したのがオリジナルテキストです。


裁判所事務官(高卒)の面接対策に、”高額な公務員予備校は不要”です。下記の【裁判所職員面接対策note】を読んで、専門学校や予備校を利用しているライバルたちに差をつけて合格を掴み取ってください。(※専門学生やすでに予備校を利用している方にもお使いいただけます。まさに鬼に金棒ですね…)




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