自分の音楽遍歴〜三つ子の魂百まで(大学ブルーズ・ジャズ編)〜
バンドというか、誰かと一緒に演奏したい熱が高まった結果、大学では運動は続けず、音楽サークルに入ることにしました。郊外の、小さな学部が2つしかないキャンパスに通ったため、バンドができるサークルは、ロックとジャズの2つだけ。エリック・クラプトンを追いかけている中で、B.B.キングに始まりロバート・ジョンソンまでブルーズ(ブルースではない)を遡ってきたため、ジャズの方に入りました。
ジャズギターの難しいこと。入って早々、ジャズをすることを諦め、ファンクだったりちょっとロックよりのことをやったりしてお茶を濁しつつ、先輩後輩に後にプロとして活躍するような人が多かったため、どちらかといえばイベントでPAをやりながらサークルのマネージャーをしているような感じになりました。
ジャズギターでよく聴いていたのは、ジョー・パス。エラ・フィッツジェラルドとのデュオはすごいですよ。大好き。
ただ、ジャズも深いところまで入れず、結局わかりやすいところどまりでした。オスカー・ピーターソンとかね。好きだというとちょっと鼻で笑われた的な。そういう年頃だしそういう時代でした。。。まあ、深くまで入り込めていないということで、ジャズのサークルにいたとはなかなか言い難いのが正直な気持ちです。でもかっこいいと思うんですよねーこういうブギウギピアノ。
それから、学祭的なところでインパクトをとりにいくようなときに、メンバー総出に近い形でやっていたのが、ジャコ・パストリアスの"The Chicken"だったり、
スティービー・ワンダーの"Sir Duke"だったり。
たのしかったですね。
で、大学2年の夏にアメリカに語学研修に行ったのですが、研修の後、オプションツアーとして、英語の先生の実家への帰郷に同行してニューオリンズからメンフィスまでミシシッピ川を遡る音楽の旅をしたのでした。ベタだけどニューオリンズでは、Preservation Hallでディキシーランドを聴いて。
クラークスデールの近くのJuke Jointでは飛び込みでギターとベースを弾いて。衝撃的な体験でした。ちなみに、クラークスデールの交差点で悪魔と取引をしてなんでもギターを弾けるようになったのがロバート・ジョンソン。
最終的にメンフィスで、キング牧師の暗殺現場とエルビス・プレスリーのGracelandが予想以上に近いことを知って、同時代の出来事に思いを馳せたりしました。
実際のところ、このころ一番聴いていたのはTuck & Pattiかもしれません。
大人になってから、Blue Note Tokyoで聴いたときは震えが来たことを思い出します。