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低コスト機材ではじめるテレワーク

2020年、急に来たコロナ禍の外出自粛の中で、勤務先もテレワークを推奨するようになりました。オフィスワークなので、業務内容としてはテレワークができないこともないけれど、家で仕事をするつもりがなかったため、まあ、家の環境が仕事をすることを想定していないわけです。

最初のうちは、ノートパソコンをダイニングテーブルの上に広げてやっていましたが、集中はできないわ、肩や腰がバキバキになるわ、で、これはたまらんとリビングの端っこにテレワーク用のスペースを作ることにしました。

そんな広い家ではないので、テレワーク用に使えるスペースは広さにして1坪の半分くらい。そして、まずは仕事ができる環境を作り上げるために、いかに低コストである程度不満のない形にできるかを目指しました。

もともとは、インテリアとかデザインとかガジェットとかAV機器とか大好きだしメチャクチャコダワリがある方なのですが、上を見たらキリがないし、今回は背に腹はかえられぬ、という感じです。それに、ちょうど2020年の4月頃で同じようなことを考えている人が多かったため、いろいろなものの在庫不足により本当に欲しかったものは買えなかったりしていますが、そのうちアップデートをしていこうと思っています。

まず何よりも重要なのは、仕事用の机と椅子。

机はうちにあった無印良品の折りたたみ式テーブルで代用。
もう一回り大きいとよいのだけれど、贅沢はいっていられないのでこれで我慢。

天板を頼んで自分で脚をつけて、とかやりたいですが、また今度。youtubeでそういう動画をたくさん見たのでいつでも作れるような気がしています。

続いて椅子。椅子はとても重要なので、コストをかけたいところだったのだけれども、腰痛が限界を迎えていたので、即納でできるだけ安いオフィスチェアにしよう、もう少し落ち着いたら買い換えよう、と思ってAmazonでこれを選択。

翌日に届いて私の腰は救われました。座っていると多少ねじが緩むのか、ギシギシいうことがあるのですが、六角レンチで増し締めを繰り返したところ、ギシギシがなくなりました。ちなみに、会社で使っているものより座面が大きめ。日本人体型向けではなさそうです。

本当に欲しいのは、こちら。

ゲーミングチェアのように頭の後ろまでサポートしてもらうことになると、この椅子で眠ってしまうと思ったので、背もたれの低いものを探してました。

続いて、ノートパソコンの画面をのぞき込むことで起こる肩こり解消のため、ディスプレイを購入。横にノートパソコンを開いて2画面で仕事をすることが多いので、机の小ささもあり、23インチを断念しこちらを購入。

ベゼルは太いですが、きっちり2枚並べているわけではないのであまり気にならず。クリップライトが挟めて便利、ということにしています。LGのロゴが目立つので、そこはパーマセルテープで見えなくしています。

ディスプレイ付属のスタンドでは、ディスプレイがちょっと低かったことと、小さい机の面積を有効活用するべくディスプレイアームを導入。一回決めたらあまり動かすことはないので、油圧式ではないものでかつアーム長も短いものを選択。

ディスプレイが結構高いところにあるので、それに並べるためと、WEB会議でカメラをのぞき込まないようにするために、ノートPCスタンドが必要です。ノートPC側のキーボードやタッチパッドは使わないので、180度近くまで開いて立てかけられるようなものを、と思ってこれを選択。決めてはコメントにあった「角度調整が出来るのはよいのですが、かなり急角度のものが多く、1番緩い角度でしか使用していません。」私は急角度で使用したいのです!

目線を上げると肩こりがだいぶ解消されます。


ここまで来たら、次はキーボードとマウス。

20代のころは超高機能マウスをつかって、マウスジェスチャーなどを多用していましたが、そういった自分しかわからないようなカスタマイズをしすぎると、急に人のマシンで作業するときに効率が極端に落ちるなと思い、30代になってからは超低機能マウスを使うようになっていました。ツールをカスタマイズではなく、自分をカスタマイズ。そんなわけで買ったのがこちら。

マウスはロジクール派です。

キーボードは一点豪華主義。これは何年か前に購入したものですが、世代交代のハザマで安売りになっていたので買ったのでした。このリンクの1世代前のものです。

筆記具にこだわりがあって、万年筆のタッチによってかける文章が違う、と感じていたので、キーボードのキータッチも同様に重要!と10年くらい前から思っていたため、キーボードはよいものを選んでいます。耐久性も優れているので長持ちもします。あと、テンキーはあまり使わないのとキーボートとマウスを近づけたいため、テンキーレスのキーボードが好きです。

余談ですが、日本語入力はエンターキーが大きいほうが便利と思っていて、JISキーボード派なのですが、USキーボードでも打てるように人間側のカスタマイズをしないといけないな、と思っています。

これで一通りの環境が整いました。本日現在の価格でここまで全部足すと5万円強。実際は持っていたものがいくつかあるのと、タイムセールなどを活用したため、2万円強の出費となりました。


そしてこの環境でテレワークをやっていると、WEB会議で問題が出てきました。

それは、音と背景です。

まず音。家の中の生活音が聞こえないように、なるべく近接域の音のみを拾うマイクと手元でON/OFFがこまめにできるスイッチが必要、と考え、USBのヘッドセットを選択。これだと頭を動かしても口とマイクとの距離は一定なので、安定した音量で会議に臨めます。

音楽を聴かない限りは、聞く方の音もそれほど悪くなく、ケーブルが細いので、断線にさえ気をつけていれば、結構よいものと思います。マイクは個別にバックアップも用意。

続いて背景。リビングの壁に向かって机を置いているので、目隠しをしないとリビングが丸見えになってしまいます。カーテン?すだれ?などいろいろ考えましたが、ニトリの長い突っ張り棒を天井と床の間に縦に設置して、その間に写真スタジオ用の背景布をクリップで止めるという荒業。

床から天井までは大体2.5m程度なので、この長い突っ張り棒を。

背景布は白と黒にしましたが、緑にしてクロマキー合成をしやすくするという手もあります。

さて、ここまで、仕事用のセットアップをご紹介してきましたが、実は、プライベート用のPCもこの狭い机に同居させています。机の下にホームセンターで買ってきた金属製のメッシュパネルをぶら下げ、その上に写真と音楽データの管理用のMac miniとHDDが2台、DVDドライブが1台と、古いMacbook airとこれまた古いLet’s noteを置いています。

メッシュパネルは軽くて強度があり、熱も籠らないし、ケーブルも括り付けやすいので、結構重宝します。こんなやつです。

ノートPCは使用する時に会社用PCと入れ替えて使えばいいのですが、Mac miniも同じディスプレイに繋いでいます。

ディスプレイの裏側にHDMI切り替え器を両面テープで貼り付けて、ディスプレイ右側の下から指を伸ばすとスイッチが押せる仕様。スイッチのボタンも見えなくしました。

キーボードは懐かしのApple純正品。これ、デザインがかなり好きなんですよね。ちょっと打ちにくいのだけど。

マウスは、仕事用のものの色違い。

黒のキーボード・マウスは仕事用(というか、Windows)、白系のキーボード・マウスはプライベート用(というか、Mac)という棲み分けです。あんまり間違えないです。

それから、Spotify生活を始めたので、この机の上にもデスクトップオーディオがほしくなりました。プレーヤーはAmazon Kindle Fire7、スピーカーはみんな大好きダイソーの300円スピーカーという、おそらく最安値極小構成。

Kindle Fire7はサイバーマンデーセールで3980円で購入。ダイソースピーカーは蓋を開けて中に防振剤を、スピーカーの下には地震の転倒防止を貼って、低音がだいぶ締まりました。

ダイソースピーカーはUSBから電源を取るタイプで、かつ、オンオフスイッチがないので、セルフパワーのUSBハブに繋ぐところにスイッチを挟んでます。

スピーカー本体よりスイッチの方が高かったな。

これらはディスプレイの下に配置。目の前で鳴る分には結構楽しめる音質です。いい音で聴きたかったらヘッドホンやイヤホンをすれば良いのだ、という見切りです。

こうやって集めた機材、安価にすればするほど無線化は難しいため、全国1億2000万のケーブル嫌いの一員としては、下記のバイブルと、マガジンを参考にしながら出来るだけケーブルを隠すように整理。

その結果の机の上はこちら。ケーブルは今はこれが限界です。。。

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とりあえず全部入り。(Fire7の指紋跡がひどい。。。)

今後は、WEBカメラをどうにかすることと(HDMIキャプチャーボードは買ってある)、マイクの質を高めること、それから机と椅子のアップデート、といったところでしょうか。

あ、あと、とっても評判のよいダイソーのデスクパッド、どこのダイソーでも見つからないのですが、ぜひ試してみたいと思います。

というわけで低コストである程度満足のいくテレワークセットアップのご紹介でした。いや、でも本当はめっちゃこだわりたいんですよ。それはそのうちに。。。


※2021年12月12日追記
 主にデスクとチェアをアップデートしました。


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