見出し画像

2023年放送後記⑪「フィナーレ特番を振り返る」

 第11回目の放送後記は、先月9/30(土)に放送した「フィナーレだよSHOWTIME!ありがとうスペシャル」について振り返ります。
 今回も、ももさん・馬場さんに加え、他の実行委員の皆さんからもコメントをいただきました。

■放送曲リスト(2023年9月特番)

◉選曲構成・もも

ー選曲のコンセプトやこだわったところはありますか

最後の放送ということで思い出に残る曲、過去に行ったメドレーなどの再編成を加えました。私自身のこだわりは特にありませんが、過去のポストや頂いていたメールやメッセージを確認して素敵な放送になるように、「It's SHOWTIME!」らしさをお届けできるようにということを心掛けました。
唯一こだわったところと言えば「しんみり」と終わりたくない。希望があるようなラストをということだけ考えました。

通常放送の収録から特番の収録まで3日しかなく、私が提出しなければいけないのは収録の前々日まで。ほぼ1日で作り上げなければならなかったのですが、とにかくリスナーの皆さん、賛同して出資してくださった皆さんが喜んでいただけるもの。そしてそこに藤川さんがどんなテンポで曲紹介や皆さんのメッセージを乗せてもらうのがよいか。それだけに集中してメドレーのミックスを行い、全体の構成を考えました。

いちばん考えたのは締めの挨拶。当初は「またいつかお会いしましょう」としていましたが、馬場さんが「またいつか」というフレーズにして下さいました。おかげで良いものになったのではないかと思います。

また、特番はメドレーが多く出てきますが、少しでも多くの曲を皆さんの思い出と共にという気持ちで詰めすぎてしまうところを「自己満足にならないように」という言葉で立ち止まらせてくださったのも馬場さん。作成側の熱量を押えてくださる素晴らしい代表でした。 

ー収録時に感じたことを教えてください

最後の収録だったので現地で参加しました。
植草さんからの東山さんへのメッセージに現場の人間が興奮してしまい、藤川さんのナレーションが入らず録り直すことになったため、収録で2回メッセージを聞かせてもらえたのはいい思い出です。

ー実際に放送を聴いてどう感じましたか

今までもそうですが、当日はリアタイポストがしっかり出ているか確認をしています。特に今回は1時間の長丁場。手動でポストするスタッフと連携してnoteや出資者向けのLINEなどへの告知もありましたので、放送中はずっとドキドキでした。

そして収録時にギリギリ入るかなと思っていた『ABC』のエンディングが、ディレクターのUさんのおかげでピッタリとおさまったことに感動しました。

2年4か月もの間、たくさんの方と一緒に同じ時間を共有できたことは、私にとってもすばらしい思い出となりました。
そして、少年隊のお三方がそれぞれの形で番組にコメントを寄せて頂き、こんな奇跡があるのならこの先の未来にも希望が持てたような気がしました。

少年隊ファン有志の皆さんへ。
多くの皆さんの善意と熱意をお預かりし、番組を作ってまいりました。色々と至らないところがあったかもしれませんが、とにかく少年隊の楽曲の良さを伝えることを心掛けてきました。最後まで温かい言葉で番組制作を委ねてくださってありがとうございました。
この番組がたくさんのファンの皆さんの思い出の一コマになっていたら嬉しいです。

また告知からリアタイポスト・進行管理など、家庭の事情などがある中、誠実にそれぞれの担当する内容をこなしてきた実行委員のメンバー。そして番組を作る上で必要だった様々なデータベースやスキームを作ってくれた旧実行委員会のメンバー。本当にお疲れさまでした。

曲目リストを提出すると真っ先に反応してくださるラジオ大阪開発部長のHさん。いつも励ましてくれて勇気を頂きました。ありがとうございました。

いつもイベントごとに素敵なサプライズを考えてくださった、制作会社のKさん。今回もOBCさんにお渡しした皆さんのメッセージに素敵なラッピングをしてくださいました。ありがとうございました。

皆さんからいただいたメッセージを色紙にし、
Kさんの素敵なラッピングでお渡ししました

毎回つたない構成を素敵に仕上げてくださったディレクターのUさん。今回も最後の曲をピタッと収めてくださってありがとうございました。

そして、私の稚拙な文章に命を吹き込んでくださり素敵なナビゲートを続けてくださった藤川さん。藤川さんから最後に頂いた「一緒にやれてよかった」はこちらのセリフです。本当にありがとうございました。

収録を終えて、
ホッとした表情の藤川アナウンサー


◉発起人・馬場

2年4ヶ月続いた「It's  SHOWTIME!」の最後を締めくくるフィナーレ特番。やはり、何か特別なものにしたいという思いをずっと持っていました。

そんなタイミングで植草さんからメッセージをいただけることになり、歓喜しました。はじめての特番に事務所スタッフの方からリクエストをいただいたり、通常回の放送をサプライズで一緒にリアタイしてくださったりと、この番組に思いがけないかたちで寄り添ってくださっていた植草さん。改めて、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

今回の特番はこの番組の最後の収録ということで、構成担当のももさんも現地に参加され、サンケイスポーツの大澤さんもお越しくださっての収録でした。
ちょっとしたお祭りムードな雰囲気の中、いつものリアタイ、予告ポスト用のスタジオ写真を粛々と撮りながら、ディレクターのUさんと、どこまで一連で録るか、どのあたりでタイム調整をするか、などの打ち合わせをしながら、ピリッとしたものを体に感じつつ収録を進めていきました。

最後なので、今回はできるだけ現場の方の息づかいが感じられるような構成にしたいとわがままを言いました。藤川さんの藤川さんらしいあたたかなコメント、それを受けてディレクターのUさんの手によるフェイドアウトからの曲乗り替わり、そして奇跡のような曲終わりちょうどのエンディング。

これがとても美しく、現場の皆さんの技術や思いがダイレクトに伝わる放送になったのではないかと感じました。

特番収録時の1コマ


-ここからは、他の実行委員の皆さんにも、制作時・収録時のエピソードや、放送を聴いてみての感想をお聞きします

◉Q&A担当:今回の特番は2年4カ月の最後を飾るということで、それにふさわしい内容にしたいと、早い段階から議論を重ねてきました。
今まで支えてくれたリスナーの皆さんに感謝の気持ちをこめて、他にも何かできないかと考え、寄せ書きなどの企画も同時に始めました。
寄せ書きに対してたくさんの温かいコメントが寄せられ、そのひとつひとつの気持ちがこの番組を支えていたんだなと改めて実感しました。
構成担当のももさんは、通常回の終了台本も同時期に制作していたため、色々と苦労もあったかと思います。
そんな中、植草さんからの嬉しいニュースが飛び込んできました。この番組に対しての温かいお言葉、リスナーやファンの皆様に対して心のこもった言葉をいただき、一層と身が引き締まりました。

私の役割としては、番組と同時進行でポストされるリアルタイムの曲紹介を滞りなくお届けすることです。
1分単位で指定されている予約ポストが無事に出るかどうか見守るため、1時間びっちりとパソコンの前に座っていたので、正直ゆっくり聴くことはできませんでしたが、リアルタイムポストを引用して呟いてくれる方がたくさんいて、とても嬉しく感じました。
番組の中では、今までの出来事を振り返るような曲もありました。それらの曲を自分なりに振返ってみて、無事にこのフィナーレをお届けできたことを嬉しく思います。


◉校閲担当:
特番に向けて、公式X・公式noteの準備を進めました。今回はセットリストのほか、寄せ書きメッセージの紹介などいつもより用意するXのポストやnoteの記事が多く、日々の中でいかに作業時間を充てるか常に頭をフル回転させていました。
そんな中、植草さんの新曲OAを事前に予告できることになりました。情報解禁日は通常回ラスト日の放送後。指定時間に投稿することになっていたので、この時が今までで一番緊張した瞬間だったかもしれません。無事投稿後、リスナーの皆さんの驚きと喜びの反応に、とにかくホッとしていたことを思い出します。

今回の特番の構成は聴きこむごとに発見があり、改めて少年隊の楽曲の組み合わせに無限大の魅力を感じました。
シングルやPLAYZONEの曲、ニューボーカルなど、どの時代のどんなジャンルの曲も魅せる3人の歌声は、やはり唯一無二ですね。

そして植草さんが東山さんのお誕生日に向けてリクエストしてくださった『Happy birthday to!』。植草さんの優しい呼びかけに思わず涙してしまいました。思い出に残る大切な一曲が増えて嬉しいです。

◉会計担当:1時間という長尺になる特番、21曲分のリアタイポストの下書きを怒涛のように書いていた日がやけに昔のことのように感じています。

今回は寄せ書きの集約を担当した縁で、放送で紹介するメッセージ候補の抽出を少しだけお手伝いしました。といっても、どれも温かい素敵なメッセージばかりなので、構成担当のももさんには全部見てもらえるよう、候補に印をつけた352件の全リストをお渡ししました。

そんな作業を終えて迎えた収録当日、数々のメッセージを藤川アナウンサーの声で聞くと、少年隊の音楽がリスナーの皆さんの思い出や日常にちりばめられていることをあらためて感じることができました。

トリを飾る『ABC』まで録り終わったとき、ディレクターのUさんから「多分ぴったり入れられます。入るように調整します。」と頼もしい一言が…。
放送当日は最後まで全集中で耳を傾け、きっちり収まったエンディングに思わずガッツポーズをしてしまいました。自分は何もしていないのに(笑)

事前に台本を見ていても、曲順を知っていても、リモートで収録の様子を見ていても、放送を聴くときにはいつもわくわくさせてくれる…それが「It’s SHOWTIME!」でした。
実行委員として関わらせていただけたご縁に感謝いたします。

◉デザイン担当:リモートで収録に立ち会っていますが、植草さんのコメントが流れたあとに現場が「オオ〜〜〜〜!!」と、異様に盛り上がって、曲をかけるタイミングを逃してやり直しになった場面で笑ってしまいました。コレは百戦錬磨の現場のプロでも感激するよね!と、なんだか嬉しかったです。

担当するビジュアル面では、フィナーレは派手に花火を打ち上げたい!と思いを込めて動画やバナーを作りました。しんみりしたお別れじゃなく「あ〜、楽しかったね〜!」と思えるようなフィナーレにしたかったので。
95%出来上がった所で最後に緞帳を降ろしたいと要望が入り、急いで赤い緞帳のイラストを描きおこしました。最後まで「It’s SHOWTIME!」らしさにこだわりました。

公式noteの「It’s SHOWTIME!終了によせて」も、自分たちで幕を閉める様子を5コマで表現しました。
「自分たちで始めた番組の幕引きは自分たちで!」そんな一途な職人魂のような実行委員の思いが少しでも伝っていたら嬉しいです。

noteの「It's SHOWTIME! 終了によせて」バナー
5つ並べると幕が閉まるのが分かりますね!


お読みいただきありがとうございました!


※2023年のディスコグラフィーを公開しています。