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大千穐楽を迎えて~制作スタッフ編~

 12月6日の特番で、無事大千穐楽の幕が下りた「It's SHOWTIME!」。
 長きに渡り番組に携わってきた実行委員会と制作スタッフからそれぞれコメントを寄せてもらいました。
 今回は、ラジオ大阪(OBC)制作スタッフの皆様からのコメントです。
※大千穐楽ということで、皆様のお名前を掲載させていただきました。

◎番組制作スタッフ・近藤さん
 この番組の企画書を初めて見た時、正直、実現は無理だろうなと思っていました。予想は外れて、1ヶ月4回だけの放送が決まり、そこから先はリスナーの皆さんと同じように、次々と起こる奇跡のような出来事に、驚きと喜びと感動続きの、3年半でした。
 番組作りに直接関わることはありませんが、収録現場は毎回とても楽しくて、大人になってからでも、みんなでこんなにワクワクすることが出来るんだなと感じていました。
 力を合わせて番組を立ち上げ、道を作って下さった方々。その道を、ここまで長く繋げて下さった方々。そして「Its’ SHOWTIME!」に、夢と希望と愛を持って、出資し支えて下さった方々。
 全ての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

特番の収録ではいつも粋な演出が光る近藤さん。
今回はスタジオにトマトジュースがずらり!
黄色のリボンを一つ一つ付けてくださった
気遣いも素敵です★



◎番組ディレクター&ミキサー・宇田川さん
 
2021年5月に始まり、あれから早くも3年半になるんですね。お気に入りの番組というのは、あっという間に歳月が流れて行くものです。
 『It’s SHOWTIME!』のお話があった当初、少年隊ファンのタレントさんと藤川アナウンサーのトーク。そして最後に、いただいたリクエストの中から少年隊の曲を1曲お送りするという番組のイメージでいましたが、蓋を開けてみれば、なんと!ファン有志の皆さんの思いが詰まったコメントを藤川アナウンサーが紹介し、少年隊の作品をノンストップでお届けするという、今までとはひと味もふた味も違う番組に!
 それを実現した実行委員の皆さんの思いとパワーには、驚かされると共に感謝しかありません。
 それゆえに、大切な番組を最高の形で放送すべく、収録した番組を何度も何度も聴き返しながら編集作業を楽しんでおりました。そのおかげで、スタジオに大音量で流れる少年隊を独り占めすることが出来、シングルのB面に収められた作品やアルバムの中の名曲の数々の素晴らしさを改めて知ることで、やはり凄いアーティストだなぁと実感いたしました。
 この経験は、ディレクターとしてこれからも少年隊の作品を放送するにあたり、大きな財産となることは間違いありません。
 みなさん、本当にありがとうございました。
 そして、藤川アナウンサーでしか出来なかったアナウンスにも感謝です。
 次に番組がスタートする時を信じて、その時は、少年隊の御三方と一緒のIt’s SHOWTIME!になることを夢見てまいりましょう!

少年隊の曲を熟知し、
毎回素晴らしいディレクションで魅せる宇田川さん。
曲の魅力を余すことなく流してくださり、
ありがとうございました。


◎株式会社オービーシープロジェクト代表取締役社長・初田さん
 
この番組は、私にとって一生の宝物である反面、”若かりし頃の懺悔”にもなりました(笑)。
 「時代が今、少年隊に追いついた!」これは『It’s SHOWTIME!』ナビゲイターの藤川貴央アナウンサーが寄稿したアチーブメント出版「令和の少年隊論」のキャッチコピーとして、少年隊ファンの間では知られています。
 私が高3の時に「仮面舞踏会」でデビューした少年隊に対し、大変失礼ながら私は若気の至りもあって正当な評価を出来ずにいたのだと思います。他のアイドルの中には、歌が上手くなくて歌番組での受け答えも斜に構えたような人が少なくなかったなかで、歌にもダンスにもガチすぎる少年隊の存在は眩しすぎて、おそらく私は正面から見ていなかったのだろうと。放送の世界でもいわゆる女子アナが第一期ブームを迎え、漢字も読めないような女子アナが「かわいい」ともてはやされ、評価する側もどこかズレ始めていた時代です。
 それだけに、初回収録でスタジオの大スピーカーから「TOMATO JUICE」が聞こえてきた時の衝撃は、おそらく一生忘れないでしょう。こんなにカッコいい、良い曲を歌っていたのか…。それ以降も実行委員が選んだリクエスト曲は本当に名曲ばかり。なかでも「Knock My Soul」「GATE」「愛の手紙」「ビロードの闇に抱かれて」などは、私が特に好きになった曲です。その時代のトレンドのサウンドからビッグバンド、フルオーケストラの曲まで見事に歌いこなす少年隊の圧倒的な魅力に、この番組を通して今さらながら気づかせてもらいました。そしてこの番組を通じて、ラジオにはまだこんなことが出来るのだ!と新たな可能性にも気づかせてもらいました。
 冒頭の「時代が今、少年隊に追いついた!」を借りれば、「私の意識が、少年隊に追いついた!」と言い換えることもできます。この番組を担当することがなければその意識も変わらなかったであろうことを考えると、人のご縁のありがたさを感じずにはいられません。その意味で一番のファインプレーは、発起人・馬場尚子さんの問いかけを私にパスした編成担当者かもしれません(笑)
 馬場さんの「こんな番組、出来ますか?」という問いかけに「出来ます」と言っただけの私なのに、スタッフの皆さんには本当によくしていただきました。皆さんとご一緒出来たことを誇りに思います。
 そして少年隊の御三方、気付くのが遅くて本当に申し訳ありませんでした…でももう私も、端っこの方で応援していますので、40周年も是非お祝いさせて下さい!

番組を立ち上げるきっかけにもなった『GATE』は、
初田さんもすっかりお気に入りの一曲に♪



◎ラジオ大阪アナウンサー・藤川さん
「来年(2021年)の4月か5月に新しい番組が始まるわね。15分くらいの番組ね。この番組はあなたにとっても会社にとっても大きな番組になる。5月2日からか…20日かもしれないけどね。5月の2が付く日に始まるわ。」
 2020年の夏、ある占い師さんにそう言われた私は、ラジオ大阪の15分番組で話題になるものができるなんて考えられず、5月の中途半端な時期に番組が始まるわけがないと思っていました。
 しかし、その言葉通りに2021年5月20日『It’s SHOWTIME!』の幕が上がりました。「この番組は、少年隊ファン有志の企画でお送りしました。」熱い思いが込められた今までに見たこともない提供クレジットに感動し、涙が出そうになった初回の放送を、きのうのことにように思い出します。
 そして、まるで運命に導かれるように奇跡のようなことが起こり続けました。東山紀之さんがお電話でリクエストを下さったこと、植草克秀さんが私たちと一緒に番組を聴いて下さったこと、そして何と言っても錦織一清さんへのロングインタビュー。実行委員会メンバーの真心が少年隊のお三方に伝わったからだと思います。
 少年隊の歌声とともに過ごした今日までの日々は、私にとってもかけがえのない宝物になりました。心より感謝申し上げます。そして、この番組をラジオ大阪から放送できたことを誇りに思います。
 さて、これからのことを、また同じ占い師さんに聞いてみたいところではありますが、敢えて聞かないことにします。
 それは、この番組に関わって下さった全ての方々と、錦織一清さん、植草克秀さん、東山紀之さんの素晴らしい未来を信じて疑わないから。
『It’s SHOWTIME!』の幕は下りましたが、これからも「少年隊ファンの応援団長」でいさせていただければ幸せです。

藤川さんのナビゲートがあってこその
「It's SHOWTIME!」でした。
本当にありがとうございました!


★OBCの皆様、ありがとうございました!★