シビックテックフォーラム2021での気づき 日常の違和感をひろう
「シビックテックフォーラム2021」で、なぜ『BABA lab』と並行してシビックテック活動をはじめたのか?シニア×テクノロジー「シニアテック」の可能性は?について話しました。
シビックテックフォーラム2021
https://2021.civictechforum.jp/
シビックテック系のイベントに登壇するのは今回が初めて。参加者が何を求めて場にいるのか想像が難しく、8分という短い時間でなにを伝えるべきなのか…資料づくりに時間がかかりました(あれが正解だったのかは不明)。
※アーカイブで動画が見られます
そして、自分の発表はさておき…。
私の次に発表した、大西拓人さんの話は興味深いものでした。
自己紹介によると「テクノロジーと現実のギャップに生まれるおかしみを考えるインタラクションデザイン作家」です。(詳しいことは、大西さんのTwitterを)
私の勝手な解釈だと、「誰も気づかなかったり、当たり前だと思い込んでいる日常の風景から、”おかしみ”をすくい取って作品として表現している」のかな。(詳しいことは、大西さんのTwitterを)
大西さんの発表を聞きながら、この「違和感(大西さんは”おかしみ”だけど)を楽しんで探す」って日々シニアと向き合っている私にも必要なことではないかと気づいたのです。
私のフォーラムでの発表タイトルは「シニアの困った!あれ欲しい!をカタチに」でしたが、果たして本当に「困った」や「あれ欲しい」を拾えているのか?
「困っていることを見つける」ことは意識的にやっているけれど、それだけだと本当に困っていることは見つからなくて、「困っていないこと」も含めて、日常の風景から「違和感」を拾わないといけないのではないか?と。
『BABAlab』事業をスタートして、今年10周年。
シビックテックという新しい分野での活動を始めたことで、また見えてくるものがありそうです。
シビックテックの話は、また次回に。
BABAlab 桑原静(くわはらしずか)
「長生きするのも悪くない」と思える仕組みをつくる
http://baba-lab.net