集合写真というコミュニケーション
SNS上のイベント報告ページや団体紹介のページに、集合写真が多用されていると心がざわつくのはなぜでしょうか。
楽しそうにしている人たちに気後れを感じるのか、そこに参加できない妬みなのか。
そもそも集合写真を載せる理由はなんでしょうか?
1、活動報告(こんな人たちがいるよ)
2、楽しい、盛り上がっている雰囲気を伝えたい
3、他に載せる写真素材がなかった
4、理由や意味はない
1は、主催者の意図として「こういう人が参加しているので、あなたもどうぞ」ということが感じられます。例えば「高齢者も多く参加しているから、年齢のことは気にしないで」というメッセージを受け取ることもできます。
2は、そのまんまです。閲覧者は「楽しそうですね」でスルーすることもできれば、「楽しそう、私もこの輪に入りたい」と感化される人もいるでしょう。
閲覧側からすれば1か2の理由が多いようにも思えますが、実際には3か4であるのではないかと感じています。
3であるとき、本来なら活動の一部を切り取った印象的な写真を掲載したほうが、より活動の報告になるし、新しい参加者への誘導にもなるので、今後は意識して撮影することになるのでしょう。(自分もこのタイプであることが多い‥)
問題なのは4。何も考えず「集合写真」を選んでしまうというのは、第三者からどう見えるかを想像せずにコミュニケーションを行っているので、主催者側と閲覧側に齟齬が生まれる可能性が高いと思われます。
もしかして、自分はその「齟齬」にざわついているのではないか?と気づいたというわけです。
そして、なんとなくその「齟齬」を感じさせている分野や業界に見当をつけています。そこの業界内外のコミュニケーションについて考えてみる必要があるので…いや、必要はないけど個人的な興味が止まらないので、その見当が正しいのか?を、まずは調査してみることにします。
って、どんだけヒマなんだ。