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間違えてもいいじゃない

小学校受験の時期です。ひらがなが正しく書けなくて、親にイライラされている子供の話を聞いたので…ちょっとだけ自分のことを話そうと思います。

「し」を左右、上下に反転すると「つ」になるので、そろそろ46歳になりますが今でも書き間違えることがあります。

○(円)は、ひっくり返してぐるぐる回しても○(円)であるのと同様に、カタチが類似するひらがなやカタカナは判別が難しいのです。(同じものに見えちゃう)

小5の娘が、算数で「合同」という単元をやっていて、複数の図形が同じ形であることをどう証明するかということをやるのですが(辺の長さや角度で証明する)、その単元自体がよく理解できなくて、「同じもんは同じでしょ?何を証明するの?同じに見えるもん」とわがままを言い、「だから~」と娘を困らせています。

親友のひとりは、逆さまから文字を読めなくて、飲食店で一つのメニューをふたりで見るときは、必ず彼女にメニューを持たせて、私が逆さまに見ています。

子供が小学校にあがるとき「うちの子はひらがなが書けない」とか「文字を読むのが遅い」とか心配する方も多いのですが、きっとみんな理由は色々なんだろうなぁと思うわけです。

文字が絵に見えちゃう私みたいな子もいれば、文字に慣れてないだけの子もいるだろうし、「ディスクレシア」とか言葉はあるけれど、何でもかんでも診断されれば解決するわけでは無いので、悩んでいる方がいたら、ぜひ子供に寄り添って欲しいなぁと。

今では人前でしゃべる仕事もこなしていますが、若いころは吃音のひどい時期もあったし、気を張っていたり、練習でどうにかなる仕事以外では、今だに吃ることが多々あります。文章も、間違いがないかチェックするのに(とくに似ている形の多いひらがなとカタカナ)時間もかかります。

もうこれは克服というより、付き合っていくしかないので、付き合い方を周囲の人が一緒に見つけくれるよう祈るばかりです。

余談ですが、漢字は複雑なものが多いので漢文は得意科目でした。苦手なこともあるけど、得意なこともあって、それでいいじゃないか。

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BABAlab 桑原静(くわはらしずか)
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