
ちょうどよいデジタル化ってなんだろう?
BABA labでは、毎月1回「月イチ・ホンネ会議」というオンラインの会を開いています。
気になったテーマや商品、サービスなどを取り上げて、「これは使いやすい」「こうなったらいいのに」など、集まった人たちでざっくばらんに話す会です。
最後に「カイゼン提案書」というA4一枚の紙に意見をまとめています。
2024年は、こんなテーマでやりました。
1月「”いきいき”という言葉」
2月「レジで感じるプレッシャー」セルフレジなど
4月「これなら乗りたいシニアカー(電動カート)」
5月「10代・20代と交流するならこんな感じ」
6月「通販サイト使っていますか?」
7月「暑い!この夏をどう乗り切る?」
8月「お気に入り・行きつけの店ありますか?」
9月「還暦・古希のお祝いどうしてる?」
11月「サークルや会合などスケジュールの調整どうしてる?」
昨日は、今年最後の会だったので、2024年のテーマから、印象に残った会を「2024年のアワード」として選ぼう!となりました。
そして、選ばれたのがこの「レジで感じるプレッシャー コンビニやスーパーのレジ」でした。
毎月の会議で必ず話題になるのが「デジタル化」についてです。進化が早くて着いていけない分野もあれば、もっとデジタル化が進めばいいのにという分野もあります。また、買い物や行政手続きなど、セキュリティが気になって使えないという意見も毎度あがります。
デジタル化とは関係なさそうな「お気に入り・行きつけの店ありますか?(8月)」でも、注文タブレットの使い方について、「あの店は使いやすい」「あの店はボタンが多すぎ」など、やはりICTの話になりました。
特に、「通販サイト使っていますか?(6月)」の会では、通販サイトを使うor使わないの前提として「クレジットカードの利用が怖い」という意見が多く、私たちの知識やアイデアだけではどうにも解決できないということもありました。
今回、アワードに選んだ「レジで感じるプレッシャー コンビニやスーパーのレジ」は、なにが印象的だったかというと、難しいと思われるセルフレジが、実はのんびりと後ろに並ぶ人を気にせず操作できるので、高齢者に優しいのではないか?という視点でした。
「買い物をはじめる」「バーコードを読ませる」「会計する」というシンプルな分岐による操作とタッチパネルのデザインも優れたものが多いという評価です。
万人に受け入れられたり、便利に使われるものをつくるのは難しいことですが、この”ちょうどよいデジタル化”というのが気づきでした。
また来年も引き続き、気になったテーマを取り上げていきたいと思います。 テーマも大募集中です!「こんなこと話してほしいー」などありましたらご連絡お待ちしております。

BABA lab 桑原静(くわはらしずか)
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BABA lab(合同会社ババラボ)
「長生きするのも悪くない」と
思える仕組みをつくる
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