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MOROHAのススメ

こんにちは。
今日は僕の好きな音楽について語ろうかと思います。

自分はロックバンドやシンガーソングライター、アイドルなど幅広い音楽を聴きますが、特に好きなアーティストについて話します。

個人差はあると思いますので、苦手な方はご退出を。
少しでもいろんな音楽に触れたいという方はご覧いただけると嬉しいです。

MOROHAとは

自分の中で特に好きなアーティストは「MOROHA」といいます。

バンドというかユニットというか…
という1人のギタリストと1人のMC(ラッパー)からなるミュージシャンです。

「革命」という曲が1番有名なのではないでしょうか。
「乾杯!誕生日おめでとう!」から始まる斬新な曲ですが、歌詞を見ながら聴くととても心に突き刺さるものがあります。

しかもギター1本なのにベースのような低音も高音もはっきり聞こえてとても分厚い音が楽しめる。
時にはドラムのようにギターを叩く奏法を駆使するので、リズミカルな楽曲もあって幅広い曲調が楽しめます。
これは音楽好きにもお勧めできるポイントです。

他のアーティストとの違い

MOROHAが僕の何に刺さったのか。

それは「ダサい自分のことをさらけ出してくれる」からです。

ほとんどのアーティストたちが綴る歌詞は「どうだ?こうやって夢を叶えたんだ!お前たちも一緒に頑張ろうぜ!」なのに対して「俺らこんな感じなんだよ…だせえよな笑 でもさ、夢に向かって頑張るから、お前もどうだ?」って言ってくれるような優しさというか、アツさというかを感じられます。

もちろん、アツい魂をさらけ出してかっこいい部分を全面に出す人たちはかっこいいと思っています。
自分はUVERworldが音楽の原点なので、アツい人大好きです。

ただ、生きているとかっこいいことばかりではありませんよね。

そんな時に出会ったのがMOROHAです。

彼らの歌詞はアツくもあり、良い意味で「ダサい俺たち」を綴っていました。

ポジティブな自分としては、ネガティブな側面は少ないですが、「ダサい自分」というものを認めさせてくれたとても大きな存在と言えるでしょう。

人の想いに救われてばっかりだ。

僕の好きな曲である「六文銭」のフレーズにこんなものがあります。

いつだって飄々と無表情
俺よりも遥かにタフな相棒のど根性
そんなあいつが初めて見せた悲しい顔は
俺が俺を否定した時だった
「もう消えたいわ」
と情けないラッパーに
送られたギター フレーズのレター
音楽に救われたことなんてない
人の想いに救われてばっかりだ

細かい紹介が遅くはなってしまったが、MOROHAという2人組はアフロというMCとUKというギタリストからなるアーティストである。

アフロは朗らかでとても明るい性格、UKはセンスに溢れ尖った発言はあるもののとても芯が通っている素敵な人間である。

MOROHAが前面に出してくれる良い意味のダサい俺たちはアフロの「もうここまで来たし、有終の美として惜しまれつつやめてもいっかな〜」「売れないしやめた方がいいのかな」なんていう妥協のような気持ちというか、弱さというかからなっていると感じている。

UKはどちらかというと信念があり「俺は音楽で成功する」という自信があるような、他へは無関心のような雰囲気を漂わせている強者感がある人である。

確かに我々から見ても飄々としていて、マイナスな発言はしなさそうだなと感じる。
ただ、そんな彼に悲しそうな顔をさせてしまったアフロの言葉。

ただ、そんな彼に贈られたのは1つのギターフレーズ。

MOROHAは1つのギターフレーズを繰り返しながら詩を、魂を綴っていくスタイルなのだが、フレーズが送られてきたということは「元気を出せ」ということなのか「まだやるぞ。相棒。」ということなのか。
はたまた「何言ってんだ、馬鹿野郎!」なのかは分からないが、この1フレーズはただの音楽ではなく、魂がこもったものである。

もちろん、音楽に救われたという表現も適切なのかもしれない。

しかし、アフロにとってはギターフレーズという「音楽」に救われたのではなく、そこに込められた「人の想い」に救われたのだ。

確かに、現在大衆に聴かれている音楽には歌詞があり、「人の想い」が強く乗っている。
だからこそこの表現は本当に素敵だと思った。
何をするのでも人の想いに救われているのは真理だなと。

そんな曲の始まりは「あなたがいた だから名曲」というフレーズ。

あなたがいたからこそ、この名曲が作り上げられたんだ。
あなたの気持ちがあったからこそこの名曲が完成するんだ。
という気持ちに感じた。

本当に素敵である。

もちろんこれ以外にも好きな曲はたくさんあるが、今回は六文銭をおすすめしたい。

ギターも注目

ちなみに歌詞に関して話しているが、ギターがガチで上手い。

他のギタリストとは異なるスタイルで奏でられる楽曲は音源はもちろん、ライブでは勢いが違う。

似たようなフレーズを繰り返して弾くスタイルなので、飽きてしまうのでは?と考える人もいるだろう。

しかし、そんなことはない。
J-POPで言う、Aメロからサビに移る時同じフレーズを弾いているはずのギターが、よりパーカッシブになったり、強く弾かれたりすることによって攻撃的な印象を感じるようになる。

曲の流れというか、メリハリがあるのだ。

本当にすごい。

あんなドラムみたいな低音どうやって出しているんだろう。
そもそもあんなにギターを上手く弾くためにどれだけの努力をしてきたのだろう。

本当は天才なのかもしれないが、天才という言葉で片付けるにはあまりにも失礼だと思う。
努力の鬼なのか、音楽をやるためなら何でもできるタイプなのかは分からないが、本当にすごい。

僕もあんな風にギターが弾きたいし、誰かに言葉を届けたい。

そうやって改めて感じさせてくれた。

ありがとう、MOROHA。
これからもファンであり続けるし、背中を追い続けていつか横で演奏する日を夢見て走り続けたい。

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