2022/4/4:ダウンタウンの漫才
4月2日、3日に吉本の110周年特別講演「伝説の一日」が開催された。特に3日、ダウンタウンが出演すると聞き、そのパートのダウンタウンの時間だけアーカイブ配信で見た。
ガキ使のフリートークを思い出すような、即興の漫才。会場の盛り上がりもよくわかり、最高だった。
即興だったのもあり内容自体を冷静に見ると、M-1の決勝に残るレベルではなかったと思う。ただ、59歳のダウンタウンが舞台に立って漫才をした、それが最高だった。めちゃくちゃ面白かった。
ダウンタウンが積み上げたものを、ふんだんに活用した30分だった。「今できるダウンタウンの漫才」まさにその表現通りだった。
あれと同じ内容を、若手がやってもきっと面白くない。
自分たちがどう見られているか、どう見せたら面白いか、そこを完璧に理解しているから今までずっと面白いんだろう。
大人になって好き嫌いが減った。特にお酒を飲むようになって、趣向が大きく変わった。漬物やお浸し、実家で出てきても見向きもしなかったが、今や居酒屋で毎回頼んでしまう。自炊するようになってからは、野菜中心でメニューを考えるようになった。唐揚げさえあれば良かった昔とは大違いだ。
野菜が嫌いだった昔は視野が狭かったと思う。今では好きな料理がたくさん増えた。単純だがそれだけで、人生が少し豊かになった気がする。
芸人は人気になればなるほどアンチが湧いてくる。さんまでもたけしでも嫌いな芸人にランクインする。それだけ有名だってことだ。
もちろんダウンタウンが嫌いな人もたくさんいる。昨日の「伝説の一日」の感想ツイートを見ていたら、面白くなかったや爆笑問題の方がすごい、などの感想も目立った。(もちろん爆笑問題もすごい)
昔は「なんでわからないんだ!!!」と思っていたが、最近は「かわいそう」だと思うようになった。みんなが面白いと言ってるものに、わざわざ水を差す必要やメリットは一つもない。自分が好きなものに夢中になればいい。それが自己表現だと思っているのであれば、これほど残念なことはない。斜に構えるのは、青春時代で終わりにしないと。
好きなものが増えることで、人生が豊かになることを知った。
ダウンタウンの漫才が見れてとても幸せだった。また今週も仕事を頑張ろうと思う。