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助手席の呪い


タイトルで既に共感しているあなた。
あなたとは気が合いますね。


『あの日偶然 助手席に乗った
 特別に感じた シートの熱
 右肩がくすぐったくて』

今リピート再生して聴いている
aikoさんの『横顔』という曲の2番Aメロの歌詞です。


7年前くらい?(そんな経ったのね)
当時高校1年生だった私。
前に書いたnoteにも書いたけど、その時
好きだった人は、大学3年か4年生?だった。

これは、もう今でも忘れられないけど、
イベントが長引いて、夜遅いからとその人が自宅まで車で乗せてくれたんですね。

当時は自分の悩み考えていることを、吐き出す場所が今ほどなくて。聞いてくれる人もいなくて。
『誰にも話せなかったこと』を抱えていました。

彼の助手席に座って、ドキドキしながら
『いや!好きになるやん!惚れるやん!』
と思いながら(今なら既にその時好きだったと思うけど)お話し沢山聴いてくれて。

帰宅の道では話しきれずに、
家の近くの路肩に車を停めてすんごい話しこんで。

当時、彼に相談してたことは
自分を好きになれない、自分のことが好きじゃない、嫌いかな〜。他の人になりたいなってすごく思う、みたいなことだったかな。

そう思ってほしくない、ってめちゃくちゃ
強く言われて。半分泣きそうだった。
当時、救われたなと思い出します。
ここに書き記してまた記憶に留めて忘れないようにする。

そしてそして、
助手席だからなのか、横見たら意外と近くに
彼のお顔があって。
目を見て話してくれる人だったから余計。

うん。この頃から完全に私は助手席に呪われてます。


助手席の呪いというのはですね、

助手席に座ると、その人の特別になった気がする
ということです。

注意していただきたいのは、
乗れたからといって、『特別』になれるわけではないということ。

だからこそ、『呪い』といいます。

助手席の特別感は、

今、この瞬間の彼の隣にいるのは私なんだ、って

その人の横顔を見て実感して。

勝手にドキドキする、

きっとそういうやつです。


ほら。呪いでしょ。


この助手席の呪いにかかってしまって
最近、ちょっと困ったことがありまして。
またまた私は助手席に乗ったわけですけども、


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