匿名の社内掲示板「FLAT TALK」の開発背景
こんにちは!株式会社BaaS代表取締役の土井竜也です!
前回はengagementの開発背景について書きました!
取引先の方にも見て頂けたみたいで、嬉しくなりました!!
はじめましての方もありがとうございます。
今回は匿名の社内掲示板であるFLAT TALKの開発背景について書きたいと思います!是非、お付き合いください!
開発のきっかけ
きっかけは大手製薬会社からの問い合わせでした。
「engagementのプレスリリースを見たのですが、こちらは掲示板機能はありますか?色々な施策を試みたのですが、従業員がどうしても上司の顔色を見て本音の議論ができていないので、匿名の掲示板を探しています。色々と探してみたのですが、良いプロダクトが無く…」
ただ、engagementは匿名の社内チャットツール(分かりやすく言うと目安箱)ですので掲示板機能はありませんでした…
「掲示板機能はありません。申し訳ございません。」
と返答しようとしたのですが、メンバーと話していくうちに
・こんな大手企業から問い合わせがあるのであれば、他の企業にも需要はあるはず。
・engagementは意見集約できるが、議論はできない。
・コロナの影響でリモートワークにもなっているので、オンラインでのコミュニケーションが増えるはず。その時に、既存のチャットツールやHRテックでは本音の議論はできない。
このような結論となりました。
問い合わせのあった企業に、即座に「開発します!」と返答しました。
あの問い合わせが無ければ、FLAT TALKは生まれていなかったです。
その節は本当にありがとうございました!!
ここから、問い合わせ企業との打ち合わせやメンバーとの複数回の議論を重ね。2020年8月27日にFLAT TALKをリリースしました。
リリースと同時に導入して頂ける企業や問い合わせを頂ける企業もあり、良い滑り出しとなると同時に身の引き締まる思いでもありました。
リリース背景と目的
【リリース背景】
現在、多くの企業において会社方針や施策決定のステップにおいて、従業員の声が反映されていないケースが大半です。
結果として従業員のエンゲージメントが低下し、「何を言っても無駄」という思考になりモチベーションが下がり、生産性の低下や退職が発生します。
意見収集したとしても、対面での会議やメール、既存の社内SNSやアンケートの場合、実名であるため本音の意見を言うことに対する心理的ハードルが高く、効果的な意見収集や本音の議論が難しいのが現状です。(不利益な評価を下されるのではないか、的外れな意見だと思われたら恥ずかしい等)
結果、システム導入や新人事制度等の施策が現場に浸透せず従業員のエンゲージメントが下がっている企業が多いという現状がありました。
上記のような状態が続くと、声の大きい役員や従業員の意見があたかも全体の意見のようになり、施策が実行され、納得感がない多くの従業員はモチベーションが低いまま業務をすることになり、生産性が下がります。最悪の場合、従業員が退職するということになります。
【目的】
「FLAT TALK」では従業員の心理的安全性を担保することで、多くの従業員の「本音」を引き出すことができます。
決められたテーマに匿名(任意でニックネームの設定可)で自由に議論・意見交換ができる場を提供することで、上記問題を解決できると考え、低コストでどのような企業でも従業員のホンネの議論を引き出せるサービス「FLAT TALK」を開発しました。
経営の意思決定に従業員も参画することで、従業員に当事者意識が生まれます。
従業員は「何も考えていない」のではなく、多くの場合は「何も言えない」のです。
従業員は「意見を全て実現して欲しい」のではなく、「意見を聞いて欲しい」のです。
そして、意見が現時点での経営環境等で実行できないのであれば「理由を開示して欲しい」のです。
FLAT TALK導入により従業員が経営参画することで当事者意識を高め、各種施策の納得感を高めることで、生産性向上や退職防止という経営課題の解決に寄与し、企業の利益最大化に貢献できるものと考えています。
FLAT TALKについて
【プレスリリース】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000051480.html
【FLAT TALK説明動画】
今回は以上です!
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!