想像と空想と妄想
ふと思った。この言葉の違いとは…
①『想像』頭の中だけで考えること。
②『空想』は現実にはあり得ないこと、現実と関係ないことを思いめぐらすこと。 ③『妄想』は病的に抱く誤った判断や確信のこと。
①実際には経験していない事柄を推測すること。 また現実には存在しない事柄を頭の中に思い描くこと。 ここには現実味があるかどうかはあまり関係ない。
②現実では起こりえない事、現実とは全く関係のない事を、頭の中だけであれこれと思いめぐらすこと。 「想像」との違いは、現実味や根拠がない物事を考える時は「空想」
③➊根拠もなくあれこれと想像すること。
➋とらわれの心によって真実でないものを真実であると誤って考えること。またその誤った考え。妄念。邪念。
➌根拠のないありえない内容であるにもかかわらず確信をもち、事実や論理によって訂正することができない主観的な信念。
➊は「空想」とほとんど同じ。 ➋➌が「妄想」特有の使い方。 妄想の「妄」の意味は「道理が分からない、筋道が無い、でたらめ」「妄想」は、全く何の根拠もないのにも関わらず、考えたことが「まるで現実に起こっている」または「起こる」という事を確信していて、その考えに囚われて抜け出せなくなっている状況のことを指します。
「妄想」「空想」は「想像」という言葉がもとになっているので、その性質も使い方も似ています。 「想像」は「妄想」の一部、 「妄想」もまた「想像」の一部です。
「想像」や「空想」だと言われていたことが病的だと判断されれば「妄想」と言われることも。
…
病的と判断するなれば『妄想』
現実を頭の中で思い巡らせば『想像』
夢物語みたいな事を考えるなら『空想』
でいいのかな?
私が普段考えている事て、どれに当てはまるんだろう。どの『想』なのかを考えながら想ってみようかな。 想うは同じなのだから。