見出し画像

日本のほぼ最西の島で滞在した話。#2

〜〜〜♪

陽気な音楽で目を覚ます。見慣れない天井。ここどこ?ああそういえば昨日からシェアハウスにいるんだった。外をみるとまだ暗い…午前6時。この日の夕方に知るが、さっきの音楽は毎日朝6時、昼12時、夕方6時に流れる。ちなみに昼はエーデルワイスで夕方はカラスの勝手でしょ〜の歌。題名は忘れた笑。朝の音楽は誰に聞いてもわからない歌。小値賀のオリジナル曲かな?そんな真っ暗な中でも、小値賀の人々の朝はとにかく早い。ここは昔ながらの漁師町だった。もちろん今も早朝から漁師さんたちは漁に出ている。宿の仕事も例に漏れず早い。博多からのフェリーは朝4時40分に到着し、五島列島の南へ下る。宿のゲストさんがこのフェリーを利用する場合、早朝でも必ずオーナーの太陽さんはお見送りをする。私たちはというと、朝日が昇ってからの6時40分頃から朝食の後片付けと自分たちの朝食タイムがはじまる。そうそう、私が滞在した『島宿御縁』にはゲストハウスだけでなく、民宿と島唯一のカラオケ経営もしている。フリーアコモデーションの条件は、これらの施設の掃除と食事の後片付けの代わりに宿と3食の食事を提供してもらい、自由時間は好きに観光できるというもの。ゲストハウスは数あれど、こんな神対応、なかなかない!

午前中は掃除、終わったらビーチへ。

民宿は全室バストイレ付き、ゲストハウスはカプセルタイプでシャワーは共同。1室だけ個室がある。オーナーの太陽さんの口癖は『1に掃除2に掃除』だ。そのとうりだと思う。たかが掃除と思われるかもしれないが、この宿を選んでくれたお客様に感謝の気持ちで掃除をすることの大切さをしみじみ感じた。口コミを見ても、とにかく高評価!!掃除のノウハウもかなり叩き込まれた笑。もうどこに行っても完璧に掃除できる自信があるほど。

さて午前の掃除が終わるとエーデルワイスの音楽とともに、ランチタイム。賄いは本当に豪華で、和食だけでなくパスタやタイカレーまで毎日シェフの梅さんが美味しいご飯を作ってくれた。写真がないのは、撮る前に食べちゃうから笑。

午後になると、ヘルパー仲間はそれぞれ好きに過ごす。この日は東京から大学生の男の子が新メンバーで仲間入りしたので、自転車でビーチに誘った。小さな小値賀島といっても、ノーマル自転車はきつい。電動自転車で移動するのがベター。ノーマル自転車で夕日を見に山道を登ったが、えらい目にあった…

ここからは写真で小値賀のビーチをご紹介!

画像1

島内一の透明度『柿の浜ビーチ』秋の海とは思えない、青。ここで結婚式を挙げたカップルがいたそう!!素敵すぎる。

画像2

この子が東京から来たあつしくん。小値賀が初めての一人旅だった。すごい!ちなみにわたくし、電動自転車で調子に乗って竹やぶに突っ込みおでこ負傷しました。今年32歳です。笑

画像4

真っ赤な砂浜『赤浜ビーチ』小値賀は火山でできた島。鉄分が豊富で鮮やかな赤土の島。だから野菜もとてもおいしい。みんなで石切りしてみた。

画像6

空も風も土もきれい。時間を忘れてボーっとしてしまう。オーストラリアから来た子たちは11月でもこの浜で平気でスイミング!OGは元気だ。

画像5

あつしくんとオーストラリアから来たケイト。ここは『牛の塔』と呼ばれる場所。昔、小値賀島は2つに分かれていて、当時の将軍様が1つにするため海を埋め立てる大規模な工事が行われた。そのときたくさんの牛たちが犠牲になり、供養のために供養塔を建てた。今はビーチのすぐそばにある。ビーチを巡ると歴史をも学べる。知れば知るほど小値賀がだいすきになる。

画像6

小値賀ではほぼ毎日、朝日と夕陽を見たけど、いつも違っていていつも最高だった。宿から徒歩1分の船着場は私たちにとって絶好の夕陽スポット。

夕陽をみて午後6時回った頃から、宿の夕飯のサーブと自分たちの夕食を摂る。終了はだいたい8時。午前中の掃除が9時〜12時くらいとして、一日の就業時間はざっと5時間程度。日によって多少変わるが基本自由時間はたっぷりあるし、週に2日はデイオフがもらえる。島最高である。

#2は楽しんでもらえたでしょうか?#3もボチボチ書いていきます。


では、また(^^)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?