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JRA競馬 新年1レース目を予想する(中京1R&中山1R)

普段、個別レースの予想はコロガシ以外では書かない私だが、
今年は興が乗ったので、東西の年始1レース目の予想を書いてみたい。


中京1R


◎14ツーエムクロノス
○04チュウワチーフ
▲11ライジングショット
△02ルヴァンユニベール
△05ザハント
△07ミラクルブルー

馬券は以下の通り。◎から攻めつつ、縦目の馬連も押さえておく。

買う各馬の評価

◎ツーエムクロノス。
ここは内からチュウワチーフが行く・・・と思いきや、
外からツーエムクロノスがハナを叩き、そのまま押し切る展開を狙う。
馬自身は初ダだが馬格があって調教もめっぽう動く馬なので、恐らくダートは向く。陣営としては芝で4,4,5,6着と善戦できている馬をダートに使うからには、悪くてもダートに目途の立つ馬券圏内好走、できれば一発回答での勝ち上がりを期待しているはず。
しかしこのコースで不利とされる外を引いてしまった。
ここで中団・後方から素直に外を回してしまってはせっかくダートに持ってきた意味がないので、恐らくハナを切りに来ると予想する。
というのも鞍上の太宰は「人気のない馬」や「前走で逃げていない馬」で逃げる割合が高い騎手。且つ、「逃げたら人気以上に残す」割合も高い騎手。
もし逃げられれば、恐らく2番手には武豊騎乗の1番人気チュウワチーフ。
これが壁になってペースは落ち着き、恐らくマイペースが可能。
なのでここは、アッと驚くツーエムクロノス逃げ切りに期待する。

○はチュウワチーフ。
前々走でマークした1.54.8は相当速い。当時0.3秒負かした3着のジュパネントウィルは恐らくどこに出ても1番人気になる馬だし、当時1.0秒負かしたテクノグルーヴは次走で3着に好走している。
なのでこれが逃げて自分の時計だけ走ればこれが勝つのが最も順当。
鞍上の武豊も、「正月初日の1R」で2000年以降、最多の5勝を挙げている。
ただ、
 ・逃げた2戦は2回とも途中で捲られており、逃げが向いているかどうか?
 ・武豊は、自身が騎乗して逃げて好走した馬に連続騎乗した場合にも、
  次走で逃げないことが多い。(逃げる回数より逃げない回数が多い)
ということを考えると、
控える競馬になる可能性も高いと見る。
あとは、逃げる(と私が勝手に思っている)ツーエムクロノスを可愛がって、あちらが残るか、こちらが交わして勝つか。というところ。

▲にはライジングショット。
前走の1.55.8は現級突破資格を得たといっていい時計。ここは同じ京都1800で本馬より速い持ち時計を持つチュウワチーフ、ルヴァンユニベールがいる。しかし本馬はその2頭より遅いペースのレースで、しかも出遅れがあって後半猛烈に追い上げてのもの。今回は中間にゲート練習を行い、かつ鞍上も2度目の騎乗ということでゲートが改善してくれば2-3馬身くらい時計が詰まってもいい。更に元々大型馬としての叩いた上積みでも2-3馬身くらい見込めると考えれば、先の2頭との時計差は埋まってもおかしくない。

△ルヴァンユニベール。
ここまでは馬連の買い目に入れる。
前述の通り持ち時計上位。枠もいいところを引いた。中間の稽古も坂路、CWとも自己ベストを計時。出来もよさそう。これも▲同様、大型馬の叩き2戦目という上積みがある。

△ザハント
少頭数の道悪を2回走って、そのあと休んでいる馬。今回頭数が増えて初の良馬場で、果たしてどうか。ただ中間の稽古に瑠星自身が騎乗し、その瑠星が競馬ブック紙上での取材手応えが良好なだけに、3着の押さえには拾う。

△ミラクルブルー
前走は最内で通過順9→11→8とちょっとちぐはぐな競馬。それでも5着まで来ており、距離延長、中枠、鞍上強化で前進があれば3着候補には押さえておいてもいい。

買わない人気馬

消リッター
正直、この馬自身に特段の減点はない。
初ダだが馬格があるのでこなせておかしくない。芝で十分勝ち上がりが狙える戦績の馬をダートに持ってくる以上は、勝ちに来ているとも思う。
鞍上が松山なら積極策も期待される。
ただこの馬を買うと点数が増えるし、その割に買っても配当がつかない。
買いたい馬が他にもっといてそちらのほうが配当妙味がある。
馬券的にはこの馬にもし来られてもワイドの◎○、◎▲を押さえてあるのでそれでカバーが利く。
だったら、半兄、叔父が芝馬であったことを考え、この馬もダートが向きませんでしたの線に賭けてみる。


中山1R

◎03グリューネベルグ
○12ダイチラポール
▲11ピッツァナポリ
△04タッカーバリアント
△02ジルクン
△07コナベイション
△13ロッキンミー
△14ノアファースト
△16カツノトゥエルヴ

馬券は以下の通り。ここは縦目なし、◎が来なければ終わり。

買う各馬の評価

◎グリューネベルグ
前走の1.26.9は掛け値なしに速い。先行してマークしたものだし再現性もあるだろう。実際、このクラスの東京ダ1400を1.27.0前後で走った馬は次走、中山ダ1200に出走してきたとき、よほど後ろからの競馬にならない限りは
6割以上の高確率で馬券圏内に好走している。
本馬の人気を考えれば、それだけの好走率が見込めればかなり美味しい。
好位のインから抜けてくる競馬に期待。
半兄半姉もデビューから1-2戦以内で連対を果たしているしコンスタントに走っているように、血統的にも筋が通っている。

○ダイチラポール
持ち時計1位タイ。そして安定した先行力がある。
新聞紙上のコメントから、ハナは切らず前々走のように2-3番手に控える競馬が理想とのことで、それならば他馬の出方を見られる外枠へ戻るのは大歓迎のはず。
キッチリDanzigの○×リズムで走ってきた馬でもあり、今回は走る順番。

▲ピッツァナポリ
持ち時計1位タイ。前走が差す競馬だったこと、上は皆中距離型であること、鞍上が大野であること、を考えるとここも恐らく差す競馬。
○との優劣はそのぶん。セオリー通りいくなら前に行ける○を優先し、こちらは差し競馬になった場合をケアしての▲扱い。

△04タッカーバリアント
父産はこのコース得意だし鞍上も亀田→戸崎に強化(しかも戸崎は厩舎の所属&主戦でもある)したのは魅力。戸崎は正月初日の1Rにも強い。
この枠、並びなら内から好位を取りに行けるだろう。
ただ「スタートからビュンビュン行くタイプではないので1200への対応が鍵」という紙上コメがあり、その分は割引。

△02ジルクン
小柄だがダートで軌道に乗りつつある。実績通り差す競馬の場合でも上位争いの候補に勿論入って来るが、鞍上の小林美駒は、「人気のない馬」や「前走で逃げていない馬」で逃げる割合が高い騎手。且つ、「逃げたら人気以上に残す」割合も高い騎手。内枠を引いた今回、揉まれることを嫌って、意表を突いてハナという可能性もある。その残り目も含めて警戒しておきたい。

△07コナベイション
戦歴的に見るべきものはないが、前走デビュー戦で1番人気に推されただけの素質があるということと、武史が連続騎乗してくることを考えると、
2戦目でガラリ一変というシーンもあり得るかもしれないので押さえる。

△13ロッキンミー
△14ノアファースト
△16カツノトゥエルヴ
それぞれ、先行意欲の高い鞍上に替わって、芝部分を長く走れる外枠を引いて、思い切ってハナを切った時に大変身する場面を警戒して3連複の大穴で押さえておく。
特にロッキンミー、ノアファーストは初Bだし、ロッキンミーは52kの減量起用でもあることから、一発やりそうな臭さがある。

買わない人気馬

消ルックアトミー
今を時めくナダル産駒。しかも同産駒はこのコースの鬼とも言える戦績を誇っている。
ただ前走の対戦馬は軒並み次走で大敗。
新聞紙上でも「1200mがどうかだが」という一言があり、必ずしも前向きに勝ちにきてのレース選択とは限らなさそうで、そこも引っかかる。
馬券的には◎から○▲への馬連、ワイドは買ってあるので、もし走られても大丈夫ということで、思い切って蹴ってみる。

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