煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第6期1戦目】
サラリーマンの年収を目指す「煉獄コロガシ」。本日は出直し1戦目。
※煉獄コロガシとは
1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
サラリーマンの年収を超える。
ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)
下記の通り土曜にハズレてしまって、また1からの出直し。
今日は今年最後の資金、20万円を使っての再スタートを切る。
【本 命】
今回の◎は、11/24(日)東京12レースの09チェルヴィニアとする。
【買い目】
◎ 09チェルヴィニア
複勝 200,000円
投稿時点オッズ 1.5~2.0
オッズはまだまだ変動すると思うが、後述のようにドウデュースは凡走すると踏んでいるので、オッズ幅の上のほうを取れる可能性が高いと見る。
【根 拠】
1.オークスの時計が優秀
今春のオークスを2.24.0で勝った。
歴代の「3歳牝馬・春・2400mGI勝ち」を勝ち時計順に並べると
以下の通り。
19年 ラヴズオンリーユー 2.22.8 (JC不出走)
23年 リバティアイランド 2.23.1 同年JC2着
12年 ジェンティルドンナ 2.23.6 同年&翌年JC1着
18年 アーモンドアイ 2.23.8 同年&5歳時JC1着
22年 スターズオンアース 2.23.9 翌年JC3着
24年 チェルヴィニア 2.24.0 ?
17年 ソウルスターリング 2.24.1 同年JC7着
20年 デアリングタクト 2.24.4 同年JC3着
07年 ウオッカ 2.24.5 同年からJC4,3,1着
21年 ユーバーレーベン 2.24.5 同年JC6着
15年 シンハライト 2.25.0 (JC不出走)
16年 ミッキークィーン 2.25.0 同年JC8着
2.24.0を切っているかどうかがJC通用○×を分けるラインと言えそう。
ちょうど2.24.0だったチェルヴィニアをどちらと取るかだが、
17年 2.24.1 ソウルスターリング オークス上り3位
20年 2.24.4 デアリングタクト オークス上り1位
21年 2.24.5 ユーバーレーベン オークス上り4位
07年 2.24.5 ウオッカ ダービー上り1位
だったことを思えば、
2.24.0で上り1位だったチェルヴィニアは、デアリングタクトやウオッカ同様、(今年又は来年の)JC通用という評価をしてよいのではないか。
つまり
「3歳春に2400のGIを2.24.5以内&上り最速で勝った牝馬は同年ないし翌年のJCで通用」と言えそうだ。
2.オークスの勝ち方が優秀
今春のオークスは、大逃げが居て残り3Fの時点で先頭から1.1秒離されていた。そこから差し切っての勝利。
歴代の「3歳春・2400mGI勝ち牝馬」を、残り3F地点で先頭から離されていた度合いが大きい順に並べると以下の通り。
18年 アーモンドアイ 1.7差 同年&5歳時JC1着
12年 ジェンティルドンナ 1.5差 同年&翌年JC1着
07年 ウオッカ 1.4差 同年からJC4、3、1着
09年 ブエナビスタ 1.2差 4歳&5歳時JC1位入線
02年 スマイルトゥモロー 1.2差 (JC不出走)
23年 リバティアイランド 1.1差 同年JC2着
22年 スターズオンアース 1.1差 翌年JC3着
20年 デアリングタクト 1.1差 同年JC3着
13年 メイショウマンボ 1.1差 (JC不出走)
07年 ローブデコルテ 1.1差 (JC不出走)
05年 シーザリオ 1.1差 (JC不出走)
24年 チェルヴィニア 1.1差 ?
どうやら「絶体絶命の地点から差し切って2400mGIを勝った牝馬」は、
JCで通用すると見てよさそうだ。
3.秋華賞の勝ち方が優秀
前走の秋華賞は、大逃げが居て残り3Fの時点で先頭から2.5秒離されていた。そこから差し切っての勝利。
歴代の秋華賞馬を、残り3F地点で先頭から離されていた度合いが大きい順に並べると以下の通り。
24年 チェルヴィニア 2.5差 ?
12年 ジェンティルドンナ 2.1差 同年&翌年JC1着
18年 アーモンドアイ 1.6差 同年&5歳時JC1着
13年 メイショウマンボ 1.3差 (JC不出走)
17年 ディアドラ 1.3差 (JC不出走)
06年 カワカミプリンセス 1.2差 (JC不出走)
14年 ショウナンパンドラ 1.0差 翌年JC1着
16年 ヴィブロス 1.0差 (JC不出走)
04年 スウィープトウショウ1.0差 (JC不出走)
小回りの京都の残り3F地点で1秒以上離れていたのを差し切った馬は、
JC勝ちの資格アリと言えそうだ。
JC不出走の5頭にしても、メイショウマンボ、カワカミプリンセスは
次走で古馬相手のエリザベス女王杯を1位入線。
ディアドラ、ヴィブロスは古馬になってから海外GIで複数回好走。
スウィープトウショウは牡馬相手に宝塚記念1着。
かなりの名牝揃い。
その中でも2.5差をひっくり返したチェルヴィニアは断トツ。
JCは元より、今後の活躍が楽しみだ。
4.2歳時の時計が優秀
詳しくはこちらの記事を参照されたい。
ディープインパクト、モーリス、リバティアイランド、グランアレグリア。
そういった超GI級の馬たちが比較の対象として出てくるような超絶時計を2度にわたってマークしている。
スピード能力の元値が相当高い。
古馬・牡馬との斤量差設定を考えるとこのスピードがフルに生きそう。
5.相手関係-外国馬はまとめて切っていい
詳しくは予め記事にまとめたこちらを参照頂きたいが、
結論、3頭とも今回は複勝圏内には来ないと私は判断した。
それぞれの実績や来日の労には敬意を払いつつ、
しかし近年日本で好走する外国馬の条件を満たしていないので
チェルヴィニアを脅かす存在ではないと考える。
6.相手関係-日本のライバル馬はどうか
ドウデュースについては、今回凡走の可能性が高いと考えて考察記事を既に書いてあるので、よければこちらを参照されたい。
調教やそこから伝わる勝負気配が、秋天とは真逆。
今までのドウデュースなら凡走するパターン。
あとは誰がライバルになるだろうか。
スターズオンアース。
昨年、JC・有馬でドウデュースと1勝1敗。見ようによってはこの馬が今回の出走馬の中で一番強いという見方もある。
しかし昨年に続いて2年続けて春~秋にかけて順調さを欠き、
ぶっつけでJCというローテーション。持っていない。
共同会見でしきりに川田が「もたれる、ささる面を・・・」と言っていたのをどう取るかというのもある。あんなに言う必要ある?と。
あれだけ強調した以上「でも問題の無いように乗る」という自信があるんだと取るか、或いは、言っておかないと買う人に申し訳ないことになりそうだから予め誠意として言ったのか。
私は後者ではないかと思う。前者ならあんなに言う必要はないのかなと。
またそもそもリバティアイランドが順調だったら川田はそっちだったわけで、その場合の鞍上はどうするつもりだったのかというのもある。
たまたま川田が空いたから「いい騎手で臨める」みたいなことになっているが、本来なら昨年依頼したビュイックを早目に確保していて然り。
それをドゥレッツァに取られてしまっているあたり、もし川田が空かなければ仕方なくマーカンドあたりになっていたりしたのだろうか・・・?
ジャスティンパレス。
いい枠を引いたし鞍上も怖い。ただ近走はずっとゲートが良くない。
また前走「内を捌こうとせず下げて外を回せばよかった」と鞍上が述懐していることからも、この枠はむしろ仇になる恐れもある。
それに昨年まではCW長目と坂路をほどよくミックスして追いつつ
「1週前CW長目→最終坂路」という追い切りパターンが確立されていたのだが、今春ドバイから帰国以降は、宝塚参戦時がCW主体、秋天参戦時と今回は坂路主体、しかも今回は馬なりオンリーとなっており、パターンを崩しているのかそうせざるを得なくなっているのか、少なくとも確信をもって勝負レースに向けて仕上げてきたというよりは、試行錯誤の最中という感じが漂うのが気になる。
外国馬3頭に加えて日本もこの古馬3頭が全盛期のパフォーマンスを期待できないとなれば、チェルヴィニアの複勝圏内はほぼ間違いないだろう。
7.デキは問題なさそう
今回、中5週での出走。
チェルヴィニア自身で言えば中5週だった桜花賞→オークス出走時と同じ。
当時は天栄から帰ってきて、レース2週前から、
日(坂路)→水(W)→日(坂路)→水(W)と4本追っての参戦。
また木村厩舎で言えば昨年イクイノックスが天皇賞から中3週での参戦だったが、このときも2週前から日(坂路)→水(W)→日(坂路)→水(W)と4本追っての参戦。
今回のチェルヴィニアも上述2例と同様に日→水→日→水の4本での仕上げ。
唯一違うのは、帰厩1本目の日曜が坂路じゃなく南W長目からの時計になっていること。
これは意図がちょっとわからないが、一般論としては坂路じゃなくコースで長目から追えるのは足元や背腰の状態が良い時だというから、マイナスの意図はなさそう。
それに13(水)の南Wの時計は前走時の中間にマークした自己ベストとほぼほぼ同じ時計だし、17(日)の坂路は馬なりで自己ベストを更新しているように、今までよりよく動いているのは好感が持てる。
そして最終追いでこの厩舎の勝負パターンである「南W3頭併せ真ん中」を
採用してきた。
しかも素人目ながら追切映像から伝わってくる動きは弾むような走りで明らかに前3走を凌ぐ。
デキはよさそうだ。
8.展開も味方につけられそう
これといって逃げ馬がいない。
それどころか先行・好位型も少ない。追込みに近い差し馬と、
全般的にスタートの良くない欧州からの参戦馬ばかりの組み合わせ。
ある意味「何が勝つのか」以上に「何が逃げてどういう隊列なのか」
のほうが関心を集めている状況。
恐らくハナはスターズオンアース。
右にもたれる馬が、左回りコースで大外。
枠なりに外を回し続けたら余計に外に膨らむロスが生じてしまう。
だから昨年も8枠17番から早々に好位のインを取りに行った。
今回もそうするはず。
そして今年の組み合わせなら、そのままハナということになりそう。
川田が逃げるならペース配分はおかしなことにはしないだろうし、
この番手は誰もが欲しいところだろう。
そして恐らくルメールがそのポジションを取っていくのではないか。
09チェルヴィニアと14スターズオンアースの間にいる10~13がいずれも
スタートの良いタイプではない。内側の馬もゲートの速いタイプは居ない。なのでその気なら楽に番手が取れそう。
カラテあたり大逃げしてもおかしくないと思っていたが、新聞を見ると前走で控える競馬をしたことに手ごたえを感じていて今回も同様の競馬を考えている模様。後方から交わせるだけ交わしての8着狙いだろうか。
万一「まさかの誰か」がハナを叩いていくとしても、
番手にスターズオンアース、その直後はやはりチェルヴィニア。
桜花賞で一週まるまる前に壁を作れず脚が溜まらず直線向いてパッタリという負け方があっただけに、今回もできればハナまでは行きたくないはず。
その意味でも、川田の直後なら絶好。
しかもルメール自身、スターズオンアースには騎乗経験があってもたれる癖もよく知っているから、直線でこれの挙動をよく見ながら内・外どちらに行けばいいかは正しく判断して交わし去ってそのまま先頭でゴールへ・・・
ということになるだろう。