煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第5期延長4戦目】
35連勝を目指す「煉獄コロガシ」。本日は4連勝を目指す。
※煉獄コロガシとは
1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
サラリーマンの年収を超える。
ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)
先週は発走直前で競争除外。あらためて今週は4連勝を目指す。
【本 命】
今回の◎は、10/20(日)新潟12レースの13アメリカンマーチとする。
【買い目】
◎ 13アメリカンマーチ
複勝09 1,148,500円
投稿時点オッズ 1.5~2.6
新聞紙上では決してぐりぐりの1番人気というわけでもなく、
なんなら現時点で単勝は2番人気だし最終的にも2-3番人気で落ち着きそう。
オッズは、さすがに下限1.2くらいまでは下がると思うが、
上限は1.5を超えそうな情勢。高めゲットも視野に入れて勝負したい。
念のため馬体重、パドックを見てから購入する。
【根 拠】
1.前走の時計が優秀 ー①
京都ダ1200mに出走し、良馬場で35.7-36.9=1.12.6で勝利。
逃げて0.7差のぶっちぎり。
翌日、馬場発表は良だったものの、終日「小雨」の発表で含水量は土曜より多かったはずの最終レース古馬1勝クラスが355-371=1.12.6。
馬場が湿っていて、前半も速かったということは本来は後者のほうが時計が速くなって然りなのに走破タイムが互角。
ということは実質、アメリカンマーチのほうが時計の価値は高いだろう。
この時点で既に、古馬に混じって1勝クラスを勝てるだけの裏付けを見せたと言える。
2.前走の時計が優秀 ー②
たまたまその週の古馬1勝クラスが低レベルな決着だった可能性もあるので他の週とも比べてみた。
昨年リニューアルオープンして以来、京都のダートは従前と傾向が変わっているので2023、2024の2年分の1勝クラス戦と比較してみる
アメリカンマーチの「良馬場で1.12.6」という走破タイムの価値を探るためにその前後の1.12.5と1.12.7で走破した馬も含め、「そのレースで何着だったか」「その後にどんな戦績か」を調べてみた。
●1.12.5で走破していた馬
23年10月 1勝C 2着 バトゥーキ 現3勝クラス上位常連
24年01月 1勝C 2着 マイネルフォーコン その後も1勝Cで上位常連
24年05月 1勝C 2着 ヤマカツパトリシア その後も1勝Cで上位常連
1.12.5で走れば100%、そのレースで連対できるしその後も安定して
好走し続けられるレベルだということがわかる。
●1.12.6で走破していた馬
24年01月 1勝C 1着 エメラルドビーチ 後に2勝Cも勝利
24年01月 1勝C 1着 ツークフォーゲル 現2勝C上位常連
24年01月 1勝C 1着 ロードフロンティア
24年01月 1勝C 2着 モンシェリ 後に1勝Cで3着あり
24年01月 1勝C 3着 ウイスキータイム 次走1勝C勝ち上がり
24年05月 1勝C 1着 スターペスカオリ まだ2勝Cの1200走ってない
24年06月 1勝C 10着 パドマ 次走1勝C勝ち上がり
7頭いて4頭がそのレースで1着、2頭が次走で1着。
1.12.6は、ほぼ間違いなくどこに出ても1勝クラスなら勝てるレベルの時計
だと言ってよさそう。1.12.5とあわせて考えても、やはりかなりのレベル
だと言える。
●1.12.7で走破していた馬
24年01月 1勝C 6着 オンマガトオル 次走2着
24年02月 1勝C 4着 シゲルミライ 以降振るわないまま引退
24年04月 1勝C 3着 ザウリ 次走3着、その次も3着
24年04月 1勝C 2着 ゴイゴイスー 以降2戦して振るわず
24年05月 1勝C 3着 ハリウッドブルース 以降4戦して2度馬券内
24年05月 1勝C 2着 サムデイ (以降走っていない)
24年05月 1勝C 1着 プロミシングスター
24年05月 1勝C 4着 ヤマカツパトリシア 2走後に2着
24年05月 1勝C 3着 ザウリ 次走3着
24年05月 1勝C 2着 メイショウタイゲイ 次走から3,7,3,1着
24年06月 1勝C 15着 タイガークリスエス 次走5着で引退
1.12.5や1.12.6よりは劣るが、11頭いて7頭が3着以内(63.6%)だから、
1.12.7で走れば6割方、このクラスで馬券内に来られるようだ。
次走以降の戦績安定度も1.12.5や6には劣るものの現級で再び上位争いして
いる馬も多く、まぐれあたりではマークできない時計であることは間違い
なさそう。
なお、めんどくさくなってきた&記事が無駄に長くなるので割愛するが、
1.12.8についても調べてみたところ、5/8頭(62.5%)が馬券内で、
次走以降の活躍度も1.12.7と同程度だった。
1.12.9で馬券内率が4/8(50%)、1.13.0だと2/11(18.2%)で、どちらも
勝ち馬はいなかった。
これらの結果から、
1.12.5=1.12.6 > 1.12.7=1.12.8 > 1.12.9 >>1.13.0
というかんじで、
「1.12秒台は明らかに現級上位の時計であり、中でも1.12.6以内は別格」
と言えそうだ。
3.1走ごとの試行錯誤で上昇中
前走の勝利は、デビュー4戦目にして試行錯誤の末にようやくたどり着いたものだった。
1戦目:ゲート出た瞬間から終始、外に外に張りだそうとして制御に苦労
2戦目:馬具を変えて左回りに変えたところ、張る面は快勝されたが
直線で後続が来てさあこれからというときにハミが抜けて失速
3戦目:心房細動で大敗
と、3戦目まではなかなかまともに走れなかった。
特に2戦目は映像で見ても残り100m~明らかに鞍上の挙動がおかしく、
追えていない。
その状態でも
1着テイエムリステット 現3勝クラス。本日最終で1番人気。
2着サトノアインス 現2勝クラス。1勝Cを4,3,1着で卒業。
3着イサチルカゼニタツ 現2勝クラス。1勝Cを3,6,1着で卒業。
この3頭から1秒も負けていないのだから、
かえってこの馬の能力を証明した一戦と言ってもいいかもしれない。
調教の面でも、
3戦目から初めてCWで速い時計を出すようになり、
4戦目(=前走)ではCWの時計がより速くなり、坂路でもそれまで以上に
安定して加速ラップを踏めるようになった。
そしてレースでも距離を短縮。その結果が1.12.6のぶっちぎりだった。
レース後に鞍上が「リズム重視で運び、力まなかったのが良かった」という趣旨の発言をしているのも、それまでの敗因と符合する。
この過程を見てみると、
「左回りの大外枠、1200m」という今日の条件は最高ではないか。
・馬具を替えたとはいえ右回りはまだ結果が出ておらず張る面が不安
・距離は結果の出ている1200
・大外なら他馬に邪魔されずリズム重視で序盤を入れそう
力を出し切れる条件と見る。
4.状態もよさそう
さきほど調教の話をしたので今回の中間の追切にも触れておくと、
CWの時計は(14-14程度とはいえ)前走よりさらに速く、
坂路はすべてが加速ラップ。
3か月ぶりだった前走より豊富な乗りこみ量もこなしており、
新聞の調教欄から読み取れる限りの情報においては、
質・量ともに過去最高と言える。
5.外目好位からマイペースで運べそう
ここは、前に行く候補馬は以下の通り。
01ギルティプレジャー
03ターンソウル
06ビーコング
07ワタシダケドナニカ
テンの数字で速いのは、
ターンソウルの3走前33.4、ワタシダケドナニカの前走33.9。
このどちらかがハナだろうか。
ギルティプレジャーは逃げ馬だが、芝馬だし33秒台のダッシュがない。
1番枠だと上記2頭に先に出られて苦しそうだ。
これら3-4頭の動向を見ながら大外からゆっくり進出して、
好位外目。これが◎アメリカンマーチの出方だろう。
ここ3戦は逃げているが、初戦を見る限り逃げないと走れない馬ではない。前走で「リズム重視」を勝因に挙げているように、無理にハナへ行くことはしないはず。
それでも、外から相手の手応えを見つつ運び、途中から2番手、先頭・・・
と順位を上げていくことはあるかもしれない。
いずれにせよ戦績的にこれら4頭の先行勢は恐るるに足らず、
いつでも自分のペースで交わして行って構わないだろう。
他の有力馬が位置を獲れるタイプではないだけに、それらより1歩、2歩前で運べるのは有利だし、前走36.9で上がっているように、終いもそう簡単には止まるまい。
6.怖い相手は2頭だけ
相手として怖いのは2頭。
1頭目は02ザウリ。
さきほどの第3項で、「1.12.7」の項目に登場した馬。
その意味では本馬も現級上位の存在。
しかも前走はそこから更に時計を詰めて1.11.7をマークして3着。
当時の4,7,10,13着馬が後に勝ち上がり、5,6,16着馬も現級で好走と、
ハイレベルな組み合わせでもあった。
当時くらい走られたら、◎アメリカンマーチは差されてしまうかもしれない。
ただ、
脚質的に後方から行くタイプなのでどうしても展開には左右される。
前走はテン3Fが34.0と、ダートスタートの京都にしては破格のハイペースだったことで展開も向いたし走破時計もそれに引っ張られた面はある。
前項で見たように今回はガリガリと前が競り合う展開ではなさそうで、
そこが◎アメリカンマーチに対するビハインド材料になる。
また、
この馬自身は休み明けでも好走しているが、好走したのは中9~14週だったのに対し今回は中17週と、少し休みが長い。森田厩舎は基本的には叩き3戦目以降で戦績が上がって来る傾向があり、ここはいきなりから能力全開とはいかないのではないか。
2頭目は05ドゥータップ。
前走で実際に「新潟1200の1勝クラス」を勝っていて、ここは降級制度がなくなってからめったに見なくなった「勝って同条件」。しかも斤量据置き。
ただ、前走は大外から揉まれず運んで自分のタイミングで前を捉えに出ての勝ち方(今回◎アメリカンマーチがやりたい走り)だった。
今回は内枠を引いたし、自分のすぐ外の6番、7番が先行脚質だけに、これらに前に入られると、前走ほどスムーズには運べないのではないか。
また、
走破時計の1.12.0も平凡。
同日1Rの2歳未勝利が稍重で1.11.9、良に乾いた5Rの2歳新馬が1.11.8。
勿論、最終レースだったドゥタップはより乾いた馬場だったので一概には比較できないが、それにしても2歳とどっこいの時計というのは物足りない。
2か月違うとはいえ、お隣6番のビーコングが未勝利を勝った7月28日のレースが1.12.0ということと比べても、やはり物足りない。
「勝って同条件」の見かけほどは、強くないのではないか。
しかも、
今回は中1週での再輸送。
それを考慮してか、この中間は坂路単走1本のみの追切。
同じ中1週だった3走前が坂路で格上相手に併せ馬2本追われての参戦だったことに比べると、やはり手ぬるくなっている。
使うからには出来に問題なしと判断してのことではあろうけれども、
前走と同じパフォーマンスは期待できないのではないか?
侮れない2頭ではあるが、元値×今回の出来を考えたとき、
◎アメリカンマーチを負かすには及ばないのではないか。