煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第5期延長7戦目】
35連勝を目指す「煉獄コロガシ」。本日は7連勝を目指す。
※煉獄コロガシとは
1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
サラリーマンの年収を超える。
ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)
先週の「見」を経て、今週はあらためて7連勝を目指す。
【本 命】
今回の◎は、11/23(土)京都09レースの13スリリングチェイスとする。
【買い目】
◎ 13スリリングチェイス
複勝01 3,100,400円
投稿時点オッズ 1.3~1.6
馬名は「スリルのある追跡」。まさに「煉獄コロガシ」の目標達成を賭けた1戦に相応しい馬名ではないか。
昨晩から少しずつオッズは下がり続けているので最終的には1.1~1.4くらいだろうか。
ただ後述するように単複でこの馬と人気を分けているコトホドサヨウニが飛ぶ可能性が高いと見ており、1.1倍にはならずオッズ幅の中~上の配当がもらえると踏んだので勝負してみる。
【根 拠】
1.前走の時計が優秀 ー①
前走は中京の1800mで1.50.5。
重馬場なのでこれがどのくらいの価値なのか比較が難しいのだが、
当日の馬場差を1.5~2.0秒と推定(※)し、
良馬場換算で1.52.0~1.52.5と考えて話を進めていく。
過去にこの範囲の時計で1勝クラスを勝った馬は12頭おり、
うち8頭が2勝クラスを勝ち上がっている。
従ってスリリングチェイスも(今回かは別にしても)ゆくゆく2勝クラスを勝ち上がる可能性はかなり高い。
また、その12頭の次走(=昇級初戦)は、(0,4,2,5)で複勝率54.5%。
半分以上の確率で馬券に絡んでおり、昇級即通用のレベルにある。
圏外に飛んだ5頭は、
・1勝クラスを走ったレースより、5Fで2秒以上速いペースのレースで
忙しい流れに巻き込まれた ・・・4頭
・勝った直後なのになぜか転厩して出てきて謎の大敗 ・・・1頭
今回のスリリングチェイスの場合、前走は5F61.8(重)での通過。
馬場差を勘案すると62.6~62.8。
なので今回、5F60秒台のレースになってしまった場合は危ない。
ただ今回ハナ候補の馬を見ると、
テーオーレガシー 良馬場なら近走、61.3~62.1の逃げ。
ティルドーン 良馬場なら近走、61.6~62.5の逃げ。
と、どちらが逃げても61秒切りまではなさそう。
また、
そもそも昨年新装オープンした京都においてダ良1800で61秒を切ったレースは9回しかなく、うち5回は3勝クラス~OPと、上のクラスのもの。
ダ良2勝クラスは21鞍あって61秒を切ったのは4鞍だけ。
しかもその4鞍のうち3鞍は、平場で▲★といった3k減以上の減量騎手がぶっ飛ばして逃げたレース。
そう考えると、「2勝クラス特別レース」で逃げ候補の2頭がどちらも58kの今回、61秒を切ることは考えにくい。
ならばスリリングチェイスが昇級からいきなり通用する可能性は高い。
(※)
9/15出走馬が、「他の良馬場の日」×「似たようなペースのレース」で
どの程度の時計で走っていたかを比較。
状態の差や展開の有利不利なども加味して考えると、1.5~2.0差と推定。
ダ1800 メイショウタムシバ(9/15)1.51.6 ⇔ (8/18)1.53.0 1.4差
ダ1800 グランドセントラル(9/15)1.50.9 ⇔ (8/11)1.53.7 2.8差
ダ1400 ヴィヴァン (9/15)1.23.0 ⇔ (8/17)1.24.3 1.3差
ダ1200 ライジン (9/15)1.09.8 ⇔ (8/25)1.12.0 2.2差
2.前走の時計が優秀 ー②
前走は、5F目11.9とかなり早いタイミングでペースを上げ、後半5Fの持久戦に持ち込んでの逃げ切りだった。
マークした後半5F60.6はかなり優秀。
下述の通り、たとえ重・不良でマークされた時計だとしても優秀。
過去、中京ダ1800の1勝クラスで後半61秒を切ったレースは本馬以外に8鞍。
馬場状態別に見ると、内訳は以下の通り。
良 :1鞍 勝った馬は後に2勝クラス突破
稍重 :1鞍 勝った馬は後に2勝クラス突破
重 :1鞍 勝った馬は後に2勝クラス突破
不良 :5鞍 勝った5頭のうち3頭が、後に2勝クラス突破
計8頭の内6頭が2勝クラスを突破している。
且つ、その6頭はいずれも2勝クラスを早期に勝つか、または在籍中ずっと堅実に馬券に絡んでいた。
突破していない2頭のうち1頭はまだ4歳の現役だし今後突破可能性ある。
残りの1頭は2勝クラスで2戦して0.4差5着と通用していたが故障引退。まともなら勝ち上がっていた可能性は十分。
そう考えるとスリリングチェイスも、2勝クラスで早期勝ち上がりまたは堅実に馬券に絡むと見てよいだろう。
ちなみに同様に2勝クラスで後半61秒を切って勝った馬は4頭おり、
不良馬場だった1頭を除く3頭は、後に3勝クラスでも馬券に絡んでいる。
その意味では、2勝クラスとして見た場合にも優秀なレベルの時計である。
3.状態が上がっている
今回、放牧を挟んでいったんリセットしているが、
調教を見る限りデキはよさそう。
これまでの坂路自己ベストである4F51.7を、
先週50.4、今週51.4と2度にわたって上回ってきた。
先週はラスト2F12.0-12.2と僅かに減速ラップだったが、
今週は12.4-12.0と修正して加速ラップでまとめてきた。
この「最終追いで坂路加速ラップ、1F12.2以内」は過去の好走時のパターンと共通。
新聞紙上でも渡辺師が「ようやく能力を出せるように」「動きもいい」と
景気の良いコメント。
4.揉まれずに好位外目をスムーズに運べそう
初ダートだった4走前に最内からずっと外に出せず直線も最内を突いて2着。
鞍上は「最内なのでレースが組み立てにくかった」とコメントしている。
その次のレースでシャドウロールをつけ、強い勝ち馬に食い下がってマッチレースで後続を離しての2着。
そして近2走はハナ切っての快勝。
一連の流れを見るに、なるべく他馬を気にせず自分のペースで走らせたい馬。その点で今回大外枠を引いて被されたり揉まれたりするリスクが少ないのは歓迎。
逃げ候補は3番枠でB着のテーオーレガシー。テンの数値的にも恐らくこの馬がスンナリハナ。
もう1頭の逃げ候補であるティルドーンは7番枠でテーオーより外なのに加えて、武豊騎乗時の過去2回はどちらも逃げていない。ならば恐らく競ってまで逃げることはない。
この2頭を行かせて、8番ヘヴンリーハンドと3番手争いということになりそう。
外目の3-4番手につけて、鞍上C.デムーロが今朝の2Rで見せたような早目進出を見せてくれれば、第2項で見た持久力勝負に持ち込んで押し切れるのではないか。
5.相手関係
単複でスリリングチェイスと人気を分け合っているコトホドサヨウニは、
今回怪しいと見ている。
いま続いているコロガシが5万円からスタートした際の第1戦でお世話になった馬だし、鞍上も川田となれば軽視するのは怖い。しかし・・・。
今回、間隔が開いた割に攻め馬がかなり物足りない。
上述した9月のレースでは坂路の好タイム連発を根拠に買ったが、
今回はCWで3~4Fを15-15からラストだけ伸ばす時計を4本出しているだけで、質・量ともに物足りない。
過去の好走時はCW長目からの時計が必ずあった。今回のように手ぬるい?調教は4着凡走の鳳雛S以来。
同じ京都でもあるし、どうも凡走の気配がする。
これが飛んでくれたら他にライバルになりそうな馬は3走前好走のジーニアスバローズと前走好時計のルシュヴァルドールくらい。
中でも、
前走はハイペースに引っ張ってもらっての時計だったルシュヴァルドールよりは、実績のない「左回り・内枠」から実績のある「右回り・外枠」へ変わり、中間の稽古でもCW6Fの自己ベストを計時したジーニアスバローズのほうが怖い。鞍上西村がスリリングチェイスをよく知っているのも不気味。
ただ展開を考えると、前に武豊のいる淡々とした平均ペースの中、
この2頭より1~2歩早く自分のペースで踏んで行けそうなスリリングチェイスのほうが有利。際どく迫られる場面はあっても、差されるところまではいかないと見ている。
むしろ、
前をかわいがり過ぎてテーオーレガシー、ティルドーンに残られるほうが怖いかもしれない。
とはいえ前2頭が残る流れなら一緒に前に行って3着に粘れるだろうし、
前1頭に残られて後ろ1頭に差されるくらいまであっても3着は確保できる。
前後合わせて3頭以上に敗れるシーンは無いと考える。
6.鞍上にC.デムーロを迎えた
渡辺厩舎のベストレースと言えば、
ヴェラアズールのジャパンカップ(鞍上ムーア)。
これに代表されるように、開業以来9年間で、
渡辺厩舎×ノーザン系オーナー×外国人騎手は
(5,3,5,13)と勝率19.2%、複勝率50%の高打率。
厩舎の通算成績が勝率6.3%、複勝率22.6%であることを考えると、
通常の2~3倍のパフォーマンスを期待したかなりの勝負パターンであると考えられる。
特に「前走、日本人騎手で好走しているのに外国人へ乗り替わり」は、
(4,1,1,1)とかなりの高打率。
そしてC.デムーロ自身でいえば、今秋の京都ダ1800で大活躍。
上位人気馬にしか騎乗していないとはいえ、今朝の2R、さきほどの6Rまで含めて(4,3,2,3)で複勝率75%。
初ダートの馬や前走大敗馬以外はほぼパーフェクトな成績。
信用して買える。