9/21(土)中京競馬10R(JRA)煉獄コロガシ 35連コロガシへの道【2024第5期延長2戦目】
35連勝を目指す「煉獄コロガシ」。本日は2連勝を目指す。
※煉獄コロガシとは
1.1倍の複勝でも、15万円スタートで35回転がれば
サラリーマンの年収を超える。
ということで、どんなにガチガチの本命でも恥じることなく買い続け、
とにかく当て続けてどこまでもコロガシ続ける試み。
命名は漫画「喧嘩商売/喧嘩稼業」に出てくる連撃技の「煉獄」より。
(企画詳細は下記参照)
先週、泣きの一戦を的中したので今週は2連勝を目指す。
【本命】
今回の◎は、09/21(土)中京10レースの15フィオライアとする。
【買い目】
◎ 15フィオライア
複勝15 65,000円
投稿時点オッズ 2.2~2.9倍
この転がしは、本来の9月予算20万円を15万円と勘違いしていたことにより、負けても5万円の予算が余ったために始めることができた泣きの一戦。
従って先週に続き、1.1倍ではなく多少の配当妙味も見込んでの狙いとする。
最終的にはもっと売れるとは思うが、とはいえ第5項で触れるように他の人気馬がまとめて飛ぶ可能性もあるだけに、高配当もあり得ると見ている。
【根 拠】
1.前走の時計が優秀
札幌で1勝クラスに出走し、33.8-34.4=1.08.2で勝利。
同日古馬G3キーンランドカップが33.6-34.3=1.07.9で、
2~4着馬エイシンスポッター、オオバンブルマイ、モリノドリームが1.08.2。5着ナムラクレアが1.08.3。
前日古馬2勝クラスを勝ったクファシルが33.5-35.4=1.08.9。
そう考えると既に2勝クラスどころか3勝クラスくらいは突破してもおかしくないだけの時計をマークしたと言える。
更に言えば、前走で負かしたベアゴーゴー。
この馬は6月の函館で未勝利を勝った時に33.6-34.8=1.08.4をマーク。
これは前日古馬2勝クラスが333-353=1.08.6、
同日古馬G3函館スプリントSが334-350=1.08.4、
と考えるとかなり優秀で、2~3勝クラスを勝てるレベルの時計。
フィオライアはそのベアゴーゴーを相手に正攻法で勝っての1.08.2だから、やはりフロックではなく本当に2-3勝クラス突破レベルの時計だと考えてよさそうだ。
この8-9月の中京は前開催が3/8日が道悪、今開催は先週日曜が道悪。
何度か道悪競馬はあったから、中山ほどの高速馬場というわけではない。
ただし良に乾いた今週月曜の開催では、2勝クラスの芝1400mの勝ち時計が1.20.7で上り33.5。まだまだ十分、速い時計が出る馬場。
そのうえで今週は毎日晴れ。昨日散水は行われたものの、含水率は月曜の開催よりも少ない。
今週は雨予報もあったが、本日はどうやら終日晴れでやれそう。
なので、前走の時計は生きると見る。
2.底を見せていない戦績
これまですべて芝1200mを走って、全成績が(2,2,0,0)。
負けた2戦の相手は、以下の通り。
ジューンブレア
新馬でフィオライアに勝ったあと、不適条件で3回負けたが、
再び芝1200に出てきた6月の函館1勝クラスで1.08.1をマークして勝利。
同日古馬2勝クラスが1.08.8、同開催の3勝クラスが1.08.5~8。
前週の古馬G3が1.08.4。そう考えると2-3勝クラスはすぐ勝ちそう。
クファシル
1勝クラスでフィオライアに勝った後、2勝クラスを2,1着とたったの2戦
でアッサリ卒業。しかもフィオライアに勝った1戦は、他にも3、7、10着
馬まで勝ち上がっているハイレベルなレースだった。
このように、負けて仕方ないと思える2頭だったし、むしろこの2頭から0.1しか負けていないと考えれば、2勝クラスのここでもまったく見劣りしないし上位の存在であることが既に証明されていると言ってもよさそう。
もっといえば、
前々走で3着だったジョーメッドヴィンはその後、1勝クラスを勝ち上がって昇級の2勝クラスで外差し馬場を利した追込み馬を相手に正攻法で3着。
これに勝っていることを考えても、フィオライアがこのクラスで通用(それどころか上位)の存在であることは間違いない。
3.好位外目で有利なポジションが取れそう
まず、引き続き坂井瑠星が騎乗するという時点で、先行策が期待される。
そのうえ、外の16メイショウミリオレはテンの脚がなく、内の14レーヴジーニアルはノリさんを乗せて控える競馬を教える宣言が新聞紙上に踊る。
もひとつ内の13エールレヴリーも近5走のうち3回出遅れていて近2走は少頭数でも前に行けず(行かず)控える競馬。
こう考えると、難なくテンに位置を取れそう。
位置取り争いでライバルになるとしたら、
12テーオースパロー、06トーラスシャイン、05クインズプリーズ。
中でも近走でハナを切ったことがあるのは06トーラスシャインだけなので、この馬が先手か。鞍上は武豊。となればペースづくり・ラップ刻みは間違いなく前が残る流れを演出するはず。
これの2-3番手を楽に取れれば、瑠星の技術とフィオライアの能力をもってすれば、アッサリ抜け出しての勝利が見えてくる。
連続開催、且つ何度か雨の開催もあったため、時計は出つつも内が荒れて徐々にコーナーや直線は外目を使った馬の好走も目立つようになってきた。
その点において、8枠15番は不利にならないどころかむしろ好都合ともいえる。
4.中間の調整
北海道から帰ってきての中3週。
8/25のレースのあと、8/31から早速栗東坂路に入れられ、以降、全休日の9/2、9/9以外はほぼ毎日坂路で乗られている。
且つ先週9/13には51.1-37.7-24.4-12.1と加速ラップで坂路4F自己ベストを1秒も更新。今週の最終追いも遅いラップを我慢してラストだけ伸ばして加速ラップを踏めている。出来は盤石と言ってよさそう。
5.相手関係
ここは08ジュンヴァンケットが1番人気。
ピクシーナイト、フェーングロッテンと重賞馬2頭の兄を持つ良血で、
デビュー戦で出色の勝ち振りを見せ、2戦目のG3でいきなり2番人気に推された素質馬。短縮初戦の前走を勝ち、GI馬の兄が勝った1200mへさらに短縮してきた一戦となれば人気するのも頷ける。
しかしキズナ産駒は基本的には短縮より延長で走る馬。
また前走も、勝ったとはいえ道悪。良の1200は別物。
友道厩舎も決して、スプリントが得意な厩舎ではない。
これらのことを考えると、「あれれ?」という敗戦があっておかしくない。
2番人気のフィオライアを挟んで、3番人気は09プロトポロス。
デビューから3戦2勝で勝ち進んだ素質馬。しかも2勝は共に中京で水際立った強さを見せた馬。1年半ぶりの前走こそ本領発揮ならなかったが、叩いて得意のコースに戻った今回は巻き返しがあって当然。
実際、クラブ公式HPでも体つきや反応が良くなってきた旨を伝えている。
ただ、いくら長欠明けとはいえ前走は以前の輝きを知る者にとってはあまりにふがいない負け方でもあった。叩いて本当に変わるのか?保証はない。
しがらきから帰って厩舎でかなり入念に乗られているが、それとても、
「本当にデキがよければ、しがらきであらかた仕上げて、厩舎ではサラッとでいいんじゃないの」と下種の勘ぐりもしたくなってしまう。もし飛んでも「能力が戻り切ってないんだな」或いは「早熟だったんだな」で説明がついてしまうシチュエーションだけに、半信半疑。
前2走好走で軌道に乗りつつある12テーオースパロー。
ただその2走はどちらもメンバーがかなり手薄だったことは否めず、そのまえは2桁着順が続いていたことと併せても、フィオライアを負かすレベルの馬とは思えない。
前走3着の03ジョーメッドヴィンは、第2項で触れたように6月の1勝クラス戦で一度負かしている。しかし0.1だったから「勝負付けが済んだ」とは言えないし、前走は馬場や展開を考えると価値も高い。この中間も北海道連戦の疲れを見せず中2週でも坂路でビシビシ追われて自己ベスト更新。
ただ・・・鞍上のシュタルケが問題。
欧州の騎手にとって日本の短距離戦のようなテンから33秒台で飛ばしていくレースは日常の中にない(はず)不慣れな条件。そのため欧州からの短期免許取得騎手はJRAの短距離戦を苦手とする傾向がある。
シュタルケ自身、日本での全成績では勝率9.0%、複勝率29.0%を誇るが、
芝ダ問わず1200mでは勝率5.6%、複勝率20.8%まで戦力ダウンする。
しかも1200mで挙げた過去7勝のうち5勝は6-8枠の外目。
1-2枠は芝ダあわせて(0,2,3,18)。芝に限定しても1-4枠は(0,4,2,15)。
忙しい短距離の、しかも内枠となると、欧州で磨いた技術を発揮しづらいのかもしれない。
そう考えるとこの馬も、北海道巧者の佐々木で好走してからの、JRA短距離(&内枠)苦手のシュタルケへ鞍上スイッチで、戦力ダウンが見込まれる。
こうやって見てくると、ほとんどの有力馬が今回、フィオライアを負かせる気がしてこない。
敢えて言えば、単騎が叶った時の06トーラスシャインが「武豊の逃げ技術」を生かして押し切る場面が怖いと言えるか。
同じファインニードル産駒だし、この馬とのワンツーという線はあるかもしれない。
あとは思いがけず差し馬向きの展開になってしまった時の、
04ゴールドサーベル、14レーヴジーニアル、16メイショウミリオレの差し脚。
ただフィオライア自身も前走は34.4で上がっており、決してバッタリ止まる馬ではない。デビュー戦の中山でも、坂でむしろ後続を離していたから中京の坂も問題なくこなせるはず。第3項で見た展開読みと併せて考えても、この差し勢にまとめて負かされて圏外へ飛ぶ可能性は、かなり薄いと見てよいのではないか。