好きを続けるにはエネルギーがいる
この数日、私の頭の中ではダリルホールの「I'm In a Philly Mood」がパワープレイ中。
noteでは、私はビリージョエルのファンを表明していたが、ダリル・ホール&ジョン・オーツも大好きだった。
ブルー アイド ソウルとも言われていたみたいだけど、ソウルミュージックを主に歌っていた。 彼ら自身の言い方では「ロックンソウル」とかだったかな。
ロックンソウルを冠されたアルバムは、『Private Eyes』や『H₂O』などだったと思う。(なにせ30年も前のアオハル時代だったから、記憶もいい加減)
アルバムタイトル曲の「Private Eyes」や、「Maneater」(『H₂O』収録)は、世界的にヒットした。それらはホール&オーツとしての作品だった。
学生時代を過ぎ、結婚をして子どもがまだ保育園に通っていた頃、ダリル・ホールのソロアルバムが出た。その中にこちらの曲が収録されていた。
当時はあまり印象に残らなかったけど、ここ数年、YouTubeを見るようになって、再度聞いたらもうすっかり好きで仕方ない。
なんて素敵なんだろう。これがいわゆるグルーブ感というのかな?
よーわからんけど。
とにかく音の波間で漂っている感じが、心地よい。
ダリルもまだ若かった。現在はもう70歳くらいか!
曲は年をとらないなぁと、うれしく、うらやましい。
いろんな情報やウンチクは要らない、ずっと聞いていたくなる。
私はよく80年代のアメリカンポップスを聞いていた。
小林克也氏がDJをしていた「ベストヒットUSA」を見ていた。
ビリー・ジョエル、ホール&オーツはもとより、マイケル・ジャクソン、デュランデュラン、マドンナ、シンディー・ローパー、ブルース・スプリングスティーン…と、好きだった歌手を挙げればきりがない。
どの曲も、メロディーがわかりやすくて、リズムも楽しくて、表情豊かで好きだった。
想像でしかないけど、当時のアメリカの豊かで大人な雰囲気、余裕のあるユーモア、自由さが、歌やミュージックビデオから伝わってくるようだった。
今は、あまりにも多くのいわゆるアーティストが百花繚乱というか、雨後の筍状態というか(笑)、あまりに多くの個性の乱立でかえって個性が見えなくなって、スーパースター的な存在もなくなってしまったように思う。
それはどこの国でも時代でもありがちなんだろう。
私も年をとるにつれて、好きになれる曲ががぐんと減ってきた。
好きだと思っても、追わなくなった。そしていつか忘れている。
好きなものをひたむきに好きでいるには、エネルギーがいるんだなと、
この頃思い始めている。
そんな折に、Marmaladeさんの企画に出会った。
Marmaladeさんのように、みずみずしい「好き」が見つかったらいいな。
好きなものを「好き!」と改めて言うのって、なんか楽しそうだな。
すごく心にも体にもよさそうだな、そう思って、探してみた。
大好きはあまり見つからなかったけど…探すのは楽しかった!
それと「ベストヒットUSA」で好きだった、オーストラリア出身のバンド「メン・アット・ワーク」。
彼らの曲を聴きたくなって、先日CDを引っ張り出した。
暑くなる季節、日本の湿気からしばし逃れて、乾いた熱風にさらされる。
ちょっとおどけた風味が好き。
今はYouTubeがあって、好きな曲のMVも簡単に見れる。
懐かしいものを見つけた。
これ、大学の長い休みに、実家のコタツで夜中に見ていたなぁ。