秘書の吉田さん
私の部屋は、もう数年間くらいは変化がない。
低めのチェストの上には書類箱がふたつ。そこに雑多に書類が積み上がる。
その隣の空き空間にはファイルしたもの。通信や楽譜や長男の支援計画書がナナメにずり下がりながら立っている。
本棚に入りきらない本や、過去の手帳たち。なぜか状差しが立てかけてあって、写真や空封筒、包装紙、モロモロがキチキチに差し込まれている。
本棚も背表紙をさらして、縦に入らなくなると横に押しこまれている。
いまはコタツが出ているが、その上にも、いろんなものが置いてある。
視界に入らないと忘れる!という恐れがあるので、封筒なら期日を大書したりして、パッと見てわかるようにしている、つもりなんだけど・・・
期日が先のものの上にそれより早いものが被さって、その上にまた・・・という状態で、結局、忘れそうになる。
今のところ、忘れたことで大失敗したということはないが、それをやっちゃーおしまいよ!と思うので、ヒヤヒヤしながら切り抜けている。
スマホのリマインダーがお知らせしてくれても、待ち受け画面をみて「ああ、あれね」と思って落ち着いている。いかんいかん、リマインダーさんがせっかく教えてくれているんだから、すぐそれを済ませようよ!
しかし、できない、サガ(笑)
コタツに座って漢字ナンクロに興じながら、斜め前にふと目を移すと、期日が迫る書類、封筒、返信ハガキ。
でもなー、まだもうちょっとはいいでしょう。あと30分←
そんな自分に呆れながら、ぼんやり眺める。
これいっそのこと、目の前に立っててくれたらいいんじゃね?
期日が近づくと、ぴょこーん!と立ってせかしてくれるとか。
立ち上がりざまに「いい加減やんなさい!」って叱ってくれるとか。
んーーー、吉田羊さんの声かなんかで。
ニヤニヤしちゃって逆らえない感じ。
「しかたねぇなぁ・・・」とか言っちゃって。
お尻叩きの秘書がいたらな~~~( *´艸`)
秘書、何にもしなくていいよ、ただ期日が来たらどこかから飛んで来て
吉田羊さんの声で私のお尻を叩いて去るだけでいいから。
年末や期末になると毎年こんなこと書いてる気がする。
また今年も、そんな季節が来ましたなぁ。
ははは。
三つ子の魂百まで。
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