ヨッパとたけのこ
タケノコをいただきました。
35センチくらいの、でーっかい、ふーっといヤツ。
そして包んでいるタケノコ皮は黒くて、先が鮮やかな緑。
綺麗なタケノコだなー。しかし、ちょっとこれ、動き出しそうだな、ただのタケノコなのか?としばらく様子を見ました。
どうやら普通にタケノコだったので、ではまずは下ごしらえ。
ネットであく抜きを調べて、いざ。皮ごと茹でるやり方で行きました。
鍋に入るサイズに皮と下部を切るんですが、これが切れない。下はまあスパッと?行きましたが、てっぺんが、ごつい皮のせいで、包丁がすべりやすい。
娘と交代しながら、どうやら、切り落としました。
それから米ぬかをひとつかみ入れて、水から茹でる。
「えっ、1時間だって!」
もう晩御飯作る時間だよ。ってことで、カセットコンロを出して、食卓に移動しました。そこで落し蓋でなんとか押さえて、ごとごとと茹でました。
1時間と10分ほどで、スッと竹串が刺さるくらいに茹であがりました。
あの固くて包丁もすべった皮がウソのように、素直に竹串を通してくれてびっくりしました。
そのまま冷めるまで放置。
一晩たってから、皮をむいて、小分けにして、水を張ったタッパで保存しました。
さてその晩は、タケノコご飯です。
姫皮はおいしいので捨てずに、千切りにして、メンマ風の味付けにしました。
翌日は、若竹汁。タケノコの穂先を贅沢に使って、わかめと一緒にすまし仕立てにしました。
あと半分くらいある。今度は何にしようかな。
昨日は、ちょっとタケノコ一休みしました。
サンマのかば焼きと、大根葉のなめ茸和え、カボチャ煮、もずくスープ。
ご飯が終わって、お風呂入るねと夫が言い、ちょっと立ち止まって、なんか言いにくそうに
「あのタケノコ、そろそろ食べたいねぇ」と。
ん?
んあ?
なんだとー!
おまいさん、今なんて言った!?
しかし、これはヨッパ夫あるある。
私も次の瞬間には「来た来た」と冷静になりました。
昨日、お汁で食べたよね~。大き目の穂先、あったよね~。
一昨日はタケノコご飯だったしね。
それに、お父さんがぜーんぶ食べちゃったコレ、結構味濃かったでしょ。
これ、タケノコの姫皮のメンマだったんだよーん。
「あれ?食べたっけ、はは、じゃ、風呂入るわ」
このヨッパライめ。
貴重な旬のタケノコもきっと寂しがってるだろうよ。
まだ冷蔵庫に半分あります。何にしようか、まだ決まらない。
ヨッパ眼にも印象的な料理を考えないと。