「好き」に向かう力
エイプリルフール恒例、「眼鏡オジサンになる日2022」が終わりました。
祭の後のがらんとした静けさの中で、ふと思い出す青春の日々(≧▽≦)
おいしい人さんのこちらの企画に参加します。
アイドル。
私が小中学生くらいの時は、フォーリーブス、新御三家(郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎)から始まるのかな(さすがに、あおい輝彦とかそのあたりからは、外れます)。ジャニーズ事務所の若かりし頃ですね。
あと記憶にあるのは、花の中三トリオ。もう命名からして昭和ですね。
あとそうだ、ピンなアイドル。イルカに乗った城みちる、幸薄そうな豊川誕、ああ名前がもう出てこない・・・黄色い感じの伊丹なんとかくん・・・黄色い感じって(笑)
キャンディーズにピンクレディ。
そういう名前がいつもテレビから聞こえてました。
友だちとのおしゃべりも、そんな感じで。
私は、野口五郎派でしたが、だんだんみんなと一緒じゃつまらなくなって、自分だけのアイドルを探し始めます。
そして、今も渋いおじさまとして活躍する、草刈正雄はっけ~~ん!
資生堂のCMの頃に「うわ、何だこの人、かっこいい!」
眺めていると、爽やかな風が吹き抜けるようであった←
ドラマの『華麗なる刑事』では主題歌を歌っていて、レコードを聴きまくりました。
浅黒い肌にさらさらブラバスの髪、目じりにクシャっと皺を作って、ニカッ!✨と笑うと白い歯がピカッ!!✨✨✨ナベサダのサックスが流れる。
きゃー!でしたね。
映画館が苦手なので、ドラマで見るのが主でした。『復活の日』もテレビで見ました。オリビア・ハッセ―との共演で、どっちも美しく濃い~かったです。最後はボロボロでしたが、ボロも美しかった(笑)
映画館で観たのは『汚れた英雄』。大人な場面もあって、ドキドキでした。
高校生の時、ドラマで『新撰組始末記』があって、沖田総司役で出演していました。
淡い恋のお相手「澄さん」はまだ初々しい竹下景子。
近藤勇は平幹二郎、土方歳三は古谷一行でした。そういう世代です。
当時、ビデオはうちになかったので、音声だけでもと、カセットで録音して、繰り返し聴いていました。
それで、なんと沖田総司が死んでしまう回が、修学旅行とかぶってしまったんです。
なんてこった。ムンクの叫び状態です。
私と同じく熱狂的な草刈ファンの子がいて、その子も叫んでいました。
彼女は陸上部で、すらっと背が高く手足も長く、雰囲気が草刈さんに似てました。ボーイッシュな女の子です。
学年でも部活でも人気者でした。彼女のファンがいたくらい。
で、彼女がもう大々的に草刈ファンを表明していたのです。
私だって負けないくらい好きなのに、冴えないしどんくさいし運動神経切れてるから、カッコイイ彼女と同じファンは許されないような気がしたので、隅っこで地を這うように、メラメラと、草刈ファンをやってました。
沖田総司の出演最終回、その日の日程は大阪から広島へ向かうフェリーの中でした。
今でも信じられないけど、夜の時間に、ドラマを船のテレビで映していた。
先生の目を盗んでだったかもしれません。そういうことをケロっとできる彼女は、なんでも自分のチャームポイントにしてしまう。
それこそアイドル的でした。
私は「やった!見れるの?」と、テレビが見える場所へずりずりと移動しました。しかし残酷にも、画面は砂嵐みたいにザーザーなってて、音声のみでした。ただでさえ船に酔う私はもちろん悪酔いしました(笑)
しかし、帰ってから最終回はしっかり聞きました。弟に頼んで録音してもらっていたのです。セリフと効果音だけの1時間、よく繰り返し聞いていたものだ。
あと、中学生の頃は『太陽にほえろ!』の殿下が好きでした。
小野寺昭さん。
『太陽にほえろ!』は長いシリーズでしたが、毎週楽しみにしていました。
放送時間に来客があると、茶の間のテレビに貼り付いて、お客さん方面に向かって後頭部から「ハヨ帰れ~~~✨」ビームを発射していました。
だって、お客さん声でっかくて、セリフが聞こえないんだもん。放送が終わるとその夜は大学ノートに「あらすじ」を書くんですから(笑)
場面を思い出すので、気持ちが高まって、結構細かくなってしまうんです。今でいう「ノベライズ」みたいなことやってたんですよね~!(やがてちゃんと本が出てました。「日本テレビ出版」?みたいなとこから、10巻くらい)
よーやってたね、若き日の自分、て思います。
「好き」に向かう力は、はかり知れませんでした。
とーぜん、「嫌い」(勉強)に向かう力はその残りものでした😭