ついついの話
土曜日、「梨フェス」に行った。
ちょっと前に記事にした(「BBQは苦手」)梨農園だ。
結局、BBQは農園の人が焼いてくれるのをバイキング風にお皿にとる形式だから行こうよ、と誘ってもらい、それならと参加したのだった。
午前中に梨棚の下で、歌と伝道師のメッセージを聴き
(梨農園の経営者はクリスチャンで、毎年このフェスを主催している)
お昼のBBQが終わると、5組ほどの演者が歌や踊りを披露する。
ご夫婦ミュージシャンによる歌、妖艶なベリーダンス、美しいフラダンス。
私はベリーダンスやフラダンスがこんなにも信仰的で美しいことを目の当たりにして、涙ぐんでしまった。しかも梨の棚の下で踊る様子が自然と一体化して神々しくさえあった。
それから私たちの歌。汗みずくになりながらも気持ちよく、梨の実にぶつかったりしながら、思いっきり歌った。
梨農園なので、BBQと大きな豊水梨2個分が参加費に含まれる。
そのほかに豊水2個、二十世紀2個を収穫した(買った)。
都合6個の大きな梨。
車までの長い道を歩いていると、一緒に来た人がふうふう言いながら梨を沢山持って歩いている。
買って宅配してもらう予定だったのができなくて、持ち帰ることになったというから、その一部を持ってあげた。
それがちょっとまずかった。
両手にぶら下げて歩いていたら、右腕が重くなってきた。
やっちまった!つい調子がいいとこれだ!
右腕は労わらなきゃと誓ったのに(笑)
でもあの場合、持ってあげるでしょう・・・
帰り道、車の中でどんどん右肩が重くなる。
これって、肘から手までのぶんの重さが、二の腕をキセルして(古い?つまり、飛び越して)肩にかかっているのかな。
今私の二の腕は、感覚も筋肉もお留守になっているらしい。
なんてこった、毎日、歩行や冷却を頑張って回復してきていたのに。
悔しいことこの上ない。
朝の集合場所へ帰り着き、それそれが自分の車で家に向かう。
私は運転ができるか心配だった。
なにしろ、肘から先しか動かせない。肩から肘はピタリと体側にくっついたまま自由にならない。
左手で、動かない右手をハンドルに乗っけてやる。
ウインカーも左手であげる。
左手のみでハンドル操作をする。
そうしながら、どうにか無事家に帰りついた。
急激な症状だからたぶん長引かないだろうと、整骨院の指導通りに骨盤を冷やし、少し家の中を歩行し、あとは左手で晩御飯を作ったりお風呂に入ったりした。
一番つらいのは、服の着脱。とくにパンツの上げ下げ(笑)
シャンプーも片手で行う。
顔も片手で洗う(猫かい)。
左手だけで動いていたら、へんに疲れた。
症状は翌朝には軽くなった。
夕方には、以前の状態まで回復してくれた。
これに懲りて、右腕さんは大事に扱うことを肝に銘じた。
(でもついそそっかしくて、使っちゃうんですけどね~。
気を付けます)