もらった朝
サッカーのワールドカップが佳境ですね。
佳境なのか、なんて言っていいのか知らんけど
自分が書く文中に「サッカー」という文字が入るなんて
まずアリエン!と言うことがおこっているからには
あり得んことが起こっているみたいですね。
本当に、非国民と言われるんじゃないかってくらい、オリンピックもW杯サッカーも、無関心でした。むしろ「いつもの番組つぶすのか!」「どこを切ってもキンタロー飴かっ」とちょっと腹が立つくらいでした。
今朝も洗濯物畳みながら、なにか目と耳に入れたいとテレビをつけると
どこを見てもサッカーのお話。
ワーワー応援するサポーター。叫ぶ解説者。
ああ、朝から疲れると思いながらも、ああ、勝ったんだぁ、とそのまま見るともなく見ていたけれど。
だんだん、手が止まって来て。
なんかねー、うるうるしてくるんです。
こんなに、いい大人がみんなして、ただ「がんばれ!」という気持ちだけで、子どもみたいに声援を送っている姿に。
洗濯もので涙を拭きながら、見てしまいました。
ちなみに、涙をふくのに一番いいのは、靴下です(笑)
選手も、サポーターも、必死の姿には打たれるものがあります。
つぎの試合も勝ってほしいな、がんばってね、と思いました。
サポーターのみなさんや、テレビで順繰り映される国内各地の、応援に集まった皆さんの喜びの顔が、すごく印象的でした。
晴やかな歓喜の顔。感極まって目を真っ赤にしている顔。
白塗りで仮装した男性が、感情を抑えながらも大真面目に「今日はこれから仕事です」なんて言っている様子。
渋谷のスクランブル交差点や大阪の繁華街で、警備の警察官にまでハイタッチしそうに浮かれ歩く、輝く顔の群れ。
年を取ると、若い人を眺めると寿命が延びる気がしますが(笑)この歓喜の場面も、なんだか「よし、今日もがんばんべ!」と思えたのでした。
「元気をもらう」「勇気をもらう」という言葉は、言い慣わされて久しいですが、今朝は、実感として「もらった!」という感じでした。
それでこんな記事を書いてしまったというわけで(^^)