下半身に脂肪がつきやすい…
1.「部分太り」・「部分痩せ」
まずお悩みの内容について回答させていただくにあたり、以下の2点についてお話します。
2.部分太り
-部分太りの原因-
今回の場合は下半身でのお悩みでした。人によって太りやすい部分というのは確かに存在します。その原因は後天的なものと先天的なものがあります。
-先天的要因-
先天的要因としては、骨格や遺伝的に姿勢や体型に違いがあることが原因になっており、こちらについては個人の努力で改善することは難しいでしょう。
-後天的要因-
後天的要因としては、血流の悪化を疑いたいです。例えば、股関節を動かす習慣が少ない方は股関節周辺の血流が悪化し、周辺部に脂肪が蓄えられやすいです。また、肩甲骨の動きが悪くなっている方は二の腕や背中周りに脂肪がつきやすくなります。この後天的要因については、関節の可動域を改善したり、固まっている関節を積極的に動かしていくことで改善が期待できるでしょう。
3.部分痩せ
次に部分痩せについてですが、部分的に脂肪を燃焼させることは理論上不可能です。前述の通り、部分的に太りやすくなってしまっている部位に改善が見られると細く見せることは可能ですが、脂肪の燃焼自体は全身で満遍なく起こります。
4.脚を細くするには
-股関節と膝関節は使えていますか?-
お悩みの内容について回答いたします。下半身、とくに脚を細くしたい場合、まずは股関節と膝関節がしっかり使えているかどうか確認しましょう。例えばスクワットをした際に前腿ばかりに疲労感を感じる場合は股関節はうまく使えていないと思われます。
-股関節をうまく使うために-
股関節をしっかり使うためには、もも裏の柔軟性が深く関係してきます。その場合には、もも裏の柔軟・ストレッチが間接的に効果的だと言えるでしょう。これらを踏まえてアプローチしていけば、下半身にばかり脂肪がつきやすい状況を改善できます。
5.発達しすぎた脚の筋肉を減らしたい
-発達している筋肉を減らす-
次に筋肉を減らす方法について、基本的には「使わない」以外に方法はありません。前腿の筋肉を減らしたい場合は、なるべくそこに負担をかけないように生活するのが一番です。
-有酸素運動も効果的-
次に有酸素運動も効果的です。筋分解をする際には、筋肉に負担をかけずにエネルギーを消費する必要がありますので、適度な食事管理と有酸素運動を併用することで筋分解を狙うことができます。
-運動する際の注意点-
こちらの注意点として、前腿やふくらはぎを使って走ったり、動いたりする癖がすでについていると、ランニングを始めてもこれらの筋肉を使わないということが難しいと思われます。「もも裏」を使って走る、「お尻」を使って自転車を漕ぐ、など今までとは違う身体の使い方を身につけることがお悩み解消への近道かと思います。