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2022年8月、大山
先日、フォロワーさんが、僕が言っている"演出写真"について言及していました。
今日は、僕が頻繁にその単語を言うようになったきっかけを。
2022年夏のある日、僕は鳥取の植田正治写真美術館にいました。
縦長の空間に大山がバックで帽子が浮いているように見えるところが有名な、皆さんご存知のところです。
それ目当てに行ったので、"植田正治"という写真家はよく知りませんでした。
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展示を見て、説明を読んで驚愕したのを今でも覚えています。
彼は、演出を施した写真を堂々と出している。それでも良いんだ、と。
ジャンルが違えば当たり前と思われるかもしれませんが、ストリートがメインであれば、リアルな、キャンディッドの描写が必須。
モデルさんにお願いすれば"仕込み"と言われてしまう。
そのような写真を撮っていた僕は、それが引っかかっていました。
僕が撮りたいのはストリートの本流より"美しいストリート"。
美しい事が先に来ますので、それがキャンディッドであってもなくても良いのです。その考えを肯定してくれたのが、この日でした。
その"演出写真"は僕なりのルールがありまして。
それは"インスタで演出写真をpostする場合は、必ずモデルさんのクレジットを載せる" 事。
演出でもそれと分かりにくい写真もあって、それをキャンディッドと思われるのは僕的には嫌なのです。
キャプションを見れば判別できるのであれば、僕の写真をより理解いただけるのではないか、との考えです。