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【ガルラジ】届きそうな気がしてる

※この記事は『ガルラジ Advent Calendar 2020』への投稿です。

ちょっとしたこぼれ話をしたい。

本当はあまり言いふらすような話ではないと思っている。今度ガルラジストの誰かに会ったときにこっそり話そうとでも思っていたけど、結局誰とも会わないまま今年が終わりそうだし、この先もどうなるかわからない。だったらいい機会なので今ここで話してしまおう。

2020年8月25日、『超ガルラジ』の振り返りとして以下のようなレポートがガルラジ運営から公開された。

とてつもない熱量を感じさせる。たまらずこみ上げてくるものがあった。そしてふと思ってしまった。このレポートを読んだ今の自分の気持ちをどうにかして運営に伝えたいと。運営がここまで心の内をさらけ出してくれたんだ。そのまま受け止めるだけで終えてしまうのはいやだ。

やっぱりおこがましいかな。こんな恥ずかしいことってそうそうないよな。そんな迷いが頭をよぎることもあった。でも結局はただの小雨にすぎない。高速道路を走る車のごとく、衝動がそれらをすべてはじき返していく。頑なにバスタオルを毎日洗おうとしない徳若実希に匹敵するほどの強い意志が自分の中にはあった。

その日の夜、以下のようなメッセージを公式TwitterアカウントにDMで送ってしまった。ラブレターといってもいい。すっかり長文になってしまったので、もし読むのであれば時間と、それと共感性羞恥に気を付けてほしい。

突然のDM失礼します。丸井角食と申します。
本日公開された超ガルラジの振り返りレポートを読ませていただいたのですが、どうしても今の気持ちを直接伝えたくなってしまいました。
お忙しいことと存じますので、お読みなさらなくても差し支えありませんが、少しでも目を通していただけましたら幸いです。
リプライを送ることも考えたのですが、長くなりそうでしたし、それになんとなく照れ臭かったため、今回はこのような形をとっています。
また今回送らせていただくメッセージの中には、いわゆる「自分語り」といえるものも含んでいるかもしれません。しかしここは運営さんのチーム御在所に対するメッセージをリスペクトするつもりで、包み隠さずにお伝えしたいと考えています。

まず率直に言わせていただきますと、いたく感動してしまいました。公式側ならではのエピソードと「本当に公式?」と困惑してしまうようなオタク丸出し(良い意味で)の語りがないまぜになっており、色々な意味で素晴らしいレポートでした。思わず笑ってしまうところもあれば(ガルラジがバトル漫画だったら…のくだりが特に好きです)、一方で真摯な気持ちも籠められており、つい涙がこぼれそうにもなりました。この感情を大きく揺さぶられてしまう感覚はガルラジ本編ともよく似ています。
それにしてもまさかこのような文書を読めるとはまったく予想していませんでした。ですが今まで予想外で際どい展開を続けてきたガルラジですから、これこそがまさにガルラジらしさなのだと思います。こういうところが本当に大好きです。
そして何よりも運営さんが心からガルラジを愛していることがひしひしと伝わってきました。このような愛に溢れたコンテンツに出会えたことを、そして今回の超ガルラジを体験できたことを、私も心から嬉しく思います。

今回の超ガルラジが成功したのは、これまで運営さんが供給を決して絶やさなかったことが理由のひとつであると私は考えています。イベント、グッズ展開はもちろんですが、私が特に素晴らしいと思っているのが、いつも手の込んでいる公式Twitterの投稿です。平日の12時やキャラクターの誕生日が近付くと「今日はどんな内容だろう?」とワクワクしながら待機するのが今ではすっかり恒例となっています。時にはあまりにも自由すぎる写真に笑ったり困惑したりすることもありますが、何よりもラジオが終わった今でも彼女らが存在していることを実感できるのがとても嬉しいのです。だから今日までガルラジへの愛着をしっかりと持ち続けることができました。多種多様なコンテンツが溢れかえるこの世界ですから、最初は熱心に追いかけていても、いつの間にか他に引き寄せられてしまうことも正直少なくありません。だからガルラジをずっと愛し続けていられるというのは貴重な体験だと私は思っています。
また超ガルラジの直前に番組ページで濃厚な煽り文が公開されましたが、これも成功に繋がった理由のひとつだと思っています。あれを読んでしまったら否が応でもテンションが上がってしまいます。
コメント欄を見ると、ご新規のリスナーさんも大勢いらしたように見受けられました。実際に私の周囲でも「初めて聴いたけど面白かった」という感想を観測できましたし、まるで自分のことのように嬉しくなりました。

恐らく自分にとってガルラジは一生の財産になっていくでしょう。コンテンツそのものを楽しめたことはもちろんですが、それ以外でもガルラジがなければできなかった経験が私にはたくさんあります。まず何よりもガルラジを通じて様々な人たちと仲良くなれました。もうこれ以上交友関係が広がることなんてそうそうないと思っていたのに、人生ってわからないものです。今ではすっかりガルラジのこと以外も話せる仲になっています。それに今まで関心のなかったサービスエリアや土地にも足を運ぶようになりました。特に静岡の某ハンバーグレストランは評判以上のおいしさでびっくりしました。あの味を日頃から堪能できるチーム富士川が羨ましいです。自分の気持ちを形にしたくて、今まで以上に創作活動に取り組むようにもなりました。みちまるくんの存在を知って、ゆるキャラグランプリにも投票しました。飲み慣れない日本酒で酔い潰れたりもしました。声優さんのTwitterにも初めてリプライを送りました。ちょっとチーム富士川をからかったら春野杏さんのエゴサーチに引っかかったりもしました。本当にびっくりしましたねアレは…
アラサーのくせにこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、ガルラジは私に「青春」を与えてくれたのだと思っています。仄暗かった中学・高校時代を今ようやく挽回できたような気がします。

新作も楽しみにしています。先行きの見えない大変厳しい状況下ではありますが、無事に企画が進行するよう心から祈っています。ただ彼女らの現状を知るのは正直少し怖さもあります。リアルタイムコンテンツならではの不安です。特にあの人とか、あの人とか…。それでもやっぱりガルラジが大好きですから、そのときが来たらしっかりと勇気を持って受け止めたいと考えています。

長々と失礼いたしました。私のガルラジへの愛と感謝が少しでも伝わりましたら嬉しいです。これからも応援しています。

届きそうな気がしてる。2020年もガルラジ!

最後に書いた一行は『超ガルラジ』で運営が各チームへ宛てた紹介文をリスペクトしたものだ。

いつでも優しい君に。2020年もガルラジ!
愛も希望もつくればいい。2020年もガルラジ!
君のためになんでもやる。2020年もガルラジ!
目を閉じてすぐ 浮かび上がる人。2020年もガルラジ!
明日 君がいないと困る。2020年もガルラジ!

運営から直接的な返事は無かったけど、むしろそれでいいと思っていた。もし少しでも読んでもらえたのなら、それだけで十分。こちらから確かめる術は無いけれども。

翌日、12時になるといつものように公式アカウントがツイートを投稿した。

この距離感がとても愛おしい。ありがとう、ガルラジ。


初めてだらけの 時から時へと
くぐり抜けた心 君につなげたい 届きそうな気がしてる


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