個人的に好きな人間キャラ(ポケモン)

 何人かで同じタイトルでnoteを記載しています。ポケモンに登場するキャラクターで、大変好みなキャラクターを語るだけのnoteです。

むしとりしょうねん

 ポケモン赤・緑(青、ピカチュウ)で遊んだことのある皆様。トキワの森でバトルするトレーナーといったら、彼を思い出しませんか?

 短パン、麦わら帽子、虫取り網。目があったらバトルだ!と、そこらへんで捕まえたばかりと思われるビードルやキャタピーでバトルをしかけてきて、雀の涙のお小遣いを主人公に提供してくれる彼のことです。

 バトル後もグラフィックが変わらない以上、敗北後の彼の表情をうかがい知ることはできません。淡々と話されるセリフからは、全くショックを受けていないように見えるかもしれません。

ですが!!!

 ポケモン主人公は、敗北すると目の前がまっくらになります。敗北の衝撃で気絶をしているという、キマりすぎている人間の可能性もありますが、普通に考えれば。主人公は敗北の悔しさのあまり涙をこぼし、帽子を深く下げることで涙をごまかした。そのため、「めのまえがまっくらになった」のです。

ゆえに!!!

 むしとりしょうねんもまた、嗚咽が混ざりながらも、せめてもの意地で淡々と話している。そうは思いませんか?
 同い年の少年に負けた悔しさを抱えつつ、青い意地を張り巡らせて勝者をたたえようとする。麦わら帽子で外を走っている少年が日焼けしていないわけがないのですが、その小麦色の肌に鼻水と涙が伝うのです。

 赤・緑においてむしとりしょうねんは、物語全編で登場するトレーナーです。つまり、後半に登場するような、才能あるトレーナーではないのです。あくまでポケモンを趣味にする、あるいはポケモンマスターを夢見る普通の少年。夢破れることが約束された、「主人公になりえない」存在です。

 当然、むしとりしょうねんたちは主人公に敗北することを運命づけられています。夢破れた彼らは、テレビで主人公の偉業を見るのかもしれません。すでに夢をあきらめていたかもしれません、そこで夢をおわらせたのかもしれません、もしかしたら夢に向かって奮起したのかもしれません。けれど、彼らはポケモンマスターになることはないのです。

 主人公にはなりえない、ただの少年。ノスタルジックを感じませんか?
 わたしはむしとりしょうねんを見るたびに、胸が締め付けられるのです。

 それはそれとして、小麦色の日焼けした肌の短パン少年が元気よく勝負をしかけ、返り討ちにあってへこむのはたいへん良いものではないでしょうか。テンションが上がります。3回ぐらい返り討ちにしたうえで、そこらへんで捕まえたポケモンで勝負して地を舐めさせ、声が出ないまま敗北に沈めたいと思います。大変可愛いですね!

ザングース

 ネコイタチポケモン、ザングースです。ハブネークと好敵手である、ケモナー御用達のポケモンです。

 ザングースとは、ルビーで初めて出会いました。それまでタマゴの厳選をしたことが無かったのですが、あまりの見た目の良さに、ついタマゴの量産体勢に入ってしまった思い出があります。メタモンの使用を悩みましたが、やめました。粘液触手プレイは望むところではなかったからです。

 まず見た目。ふわふわした獣の見た目に、吊り上がった目とヘの字にまがった口。どう考えてもツンデレです。手ずから餌を食べることは絶対にありませんが、主人が寝静まったあとに主人の手に餌を載せ、頬をゆるめて餌を食べるタイプのツンデレです。主人の前では寝ることがないタイプのツンデレです。バトル中は指示に忠実ですが、バトル外では主人に構ってもらうため、指示を聞かないタイプのツンデレです。可愛いとしかいいようがありません。

 身長が1.3mです。この見た目で1.3mです。もちろん、威厳のあるキャラクター性もいいでしょう。しかし、1.3mはもうツンデレショタ or ロリでしかないのです。性格も当然いじっぱりですよ。いじっぱり同士でタマゴを産む。預かり屋で最初に預けたときより距離が縮まり、爪どうしが触れ合う距離で迎えに来るのです。主人よりも大事なものを見つけてしまったザングース。とても良い……。

 デザインが太めなのも良いです。ショタのイカ腹という表現もできますし、純粋に抱き心地がよさそうなフォルムでもあります。パツパツなマイクロビキニが似合う見た目ですし、マイクロビキニを着ていることに羞恥を覚えても違和感がありません。べつに羞恥を覚えなくてもいいですが、この見た目が恥ずかしいものであるという習慣を覚えたザングースが恥ずかしがるのも大変良いものでしょう。変化は素晴らしいことですね!

キバナ

 所詮わたしもキバナの女ということでしょう。ソード・シールドで初出した、ドラゴンタイプのジムリーダーです。浅黒肌で高身長、タレ目のイケメンにもかかわらず、学者的な側面をもつ、チャンピオンダンデの永遠のライバルがキバナです。

 google検索すれば、いくらでも魅力を語っている人がいるでしょう。ライバルであるものの、勝利できない相手であるダンデとの関係性。学者としての思慮深い側面。ジムトレーナーのリョウタとの絡みで垣間見える、上司として、あるいは社会人としての側面。エンターテイナーとしてふるまう姿。ポケモンを愛する少年のような笑み。

 堕ちない理由がないのです。幸いホップとダンデ、ヤローがいたので理性を保っているのですが、キバナがもっとストーリーに絡んでいたら大変なことになっていました。あまりに破壊力の高い構成です。

ホップ

 ソード・シールドで初出する、主人公のライバルです。敗北からの闇堕ち……を一切キメない、光の存在です。主人公とは友達であり、同じ夢を目指す仲間であり、ライバルである少年で、主人公とくっついてくれないかと途中からずっと思っていました。いまも思っています。

 研究者としての夢を持つ彼は、主人公とぶつかり合うこともします。幾度も敗北を経験する彼は、しっかり悩み落ち込むこともある。しかし、自力で立ち上がり、笑顔を振りまく。コイツが主人公ではないかと何度も思いました。主人公といっしょにキャンプして、一線超えてくれないかなと思っていたのですが、まあそんなシステムはありません。

 チャンピオンとしての孤独、重圧は本編でダンデが十分に語っています。ダンデにキバナがいるように、主人公にはホップがいる。そう思わせてくれるのに十分な関係性を築いたキャラクターです。早く主人公と結婚しないですか?そうですか……。

以上、2023/3/4 時点での内容です。気が向いたら追記します。

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