
複業という選択肢~たった一人の後輩を救いたくて~
追:これからのnoteについて
先月「これからのnote」を投稿。本名で発信を始め、ミドルシニアに向けて「複業」という働き方をお伝えすると宣言しました。スキ・コメントいただいた皆さん、ありがとうございました。
実は、この発信には理由がありました。
本の執筆です。本を実名で出すことにしたので、noteも実名にしたのです。2023年1月から「複業」に関する本をまとめていました。
50代会社員の方に、複業をすすめる内容です。
「本を出す」と決めて、書きはじめてから2年以上。初めての出版。
働きながら書くのは、甘くありませんでした。
「無謀な挑戦だったかな・・・」と、何度も諦めかけました。
最終的には、開き直って出版社へ提出。3月には出版できる目途がたちました。
原稿内容の変遷
書きはじめた当初は、私の複業体験を書いていました。
34年間会社員の働き方しか知らなかった私が複業の世界を知り、「この働き方が快適!同世代の人たちに伝えたい!」という思いでした。
ところが、書きはじめて半年後、複業先にキャリアコーチ業が加わりました。(株)ライフシフトラボとご縁をいただき「複業トレーナー」として働き始めたのです。オンラインで1on1、受講生に複業を教える立場になり、日々複業の知見が蓄積されます。こうなると、原稿もトレーナー目線になっていきました。
そして、1年前。かつての後輩から泣きながらの電話・・・。
50代半ばで降格。深く傷つき、「もう終わりです」という言葉を聞き、過去の自分の姿と重なる出来事がありました。30年以上も同じ会社で働き、役職を失い、外に目を向けることができない後輩の気持ちは痛いほど分かります。いまだ前を向くことができない姿を見て「後輩を救いたい!」、という気持ちを強く持つようになったのです。
私自身、3年前から複業の世界に踏み出し、新しい可能性に出会ってきました。2年前からキャリアコーチとして活動するなかで、同じように悩む50代の方々とも出会ってきました。会社の肩書や役職とは関係なく、自分の経験や知識が誰かの役に立つ。そのような喜びに出会えたのです。
この経験を、後輩に伝えたい。そして、同じように悩む誰かの力になりたい。そのような思いで一冊の本にまとめました。来月出版したら、後輩に届ける予定です。
本を書く過程で気づいたのは、誰もが自分のなかに「複業のタネ」を持っているのに、それに気づいていないこと。
そこで、本のなかからワークをひとつ紹介します。
複業の武器を明確化
もしビジネス書を出版するとしたら何を書きますか?
あなたならどのようなビジネス書を出版するか考えてみてください。
ビジネス書とは、仕事のことに限りません。自己啓発・ライフスタイル・趣味・健康・人間関係などジャンルも問いません。
アイデアを思いついたら、出版企画書を作成して欲しいのです。
ネットで「出版企画書テンプレート」と検索すれば資料は豊富にあります。
読者ターゲット・課題・解決策を考えてアウトプットしてみましょう。
読者とは「なんらかの課題を抱え、お金を払ってまで読みたいと思う人」です。
上述のように私は何度も、出版企画書をやり直したことで、自分でも言語化できていなかったノウハウに気がつくことができました。
あなたの経験を複業の武器にするために、とても効果的な方法です。
本を書くことまでは時間の関係上、おすすめするのは控えますが企画書なら何とか時間捻出できるのではないでしょうか。
明日から3連休です。1日や2日で出来るほど簡単な作業ではありませんが、よろしければ、チャレンジしてみてくださいね。
これからも複業に関する情報をお届けして参ります。
どうぞよろしくお願いします。
※ご興味ある方は、ライフシフトラボ無料説明会へお越しください。