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イノベーションを起こしたいあなたへ、、、

イノベーションを起こしたい、、、
いいですねぇ!
頑張りましょう。 ですが、、、
それはそのまま、強く、強く、思い続けましょう。
で、まずやるのは、そもそもどんな価値を本当は求められているんだっけ?
価値は、スペック、仕様ではありません。

3列シートのミニバン、広いですよ、視界が高いから良いですよ、アラウンドビューモニターで駐車時や発進時の安全確認がやりやすいですよ。
全部正解ですが、元々の車に求められている価値、そして、3列ミニバンのターゲット層の求めている価値、、、
子供さんがいるご家庭の場合、、、この広さは、単なる空間ではなくて、子供さんの目線の高さも意識しているので、圧迫感がないんですよ。だから、安全に安心に移動するときの心配事が一つ軽減できるんですよ。
とか、(架空の話なので、合っていないと思いますが)

その機能、性能、仕様で、買った後にどういう価値を提供できるか?です。
つまり、それを買うことで、どれだけ幸せになるのか?どれだけ心配事や悩み事から解放されるのか?(←これも幸せになっています)

携帯用音楽プレーヤー、その使用環境から小さい方が良いとされているため、スペックでは小ささや重さなどが重要視されています。
カタログなどにも、大きく書かれています。従来比25%ダウン!みたいに。
でも、ポケットに入れることを常識として意識せずに想定していると、ポケットがない人は、使いづらくて課題になります。ターゲット層にピッタリなのにです。カバンに入れることを想定していると、小ささが逆にデメリットになることもあります。入れやすいスティック状のほうがいいかもしれません。

なので、できるだけタイプの違う色々な使っている環境、状態、人、場所、季節、時間、目的、、、できるだけ出し尽くします。
ポイントは、映像で語れること、イメージすることです。
正答を出す必要はありません。
思ったことをそのまま上げていきます。
一つ挙げたら、その派生、人を学生から社会人に変えてみる。一人で使うを、二人で使うに変えてみる。
また、全く逆の発想をしてみる。安全性を無視してみる。
(安全性を無視したものを作りましょうと言っているわけではありません)
コストを無視してみる。
(コストを無視したものを作った方がいいと言っていません)
今ある商品の全ての機能、性能、品質、構成、部品、サイズ、操作部、、、全てに意味があります。開発時に深く考えないで、他の商品から思想流用してきたとしても、商品内に組み込まれて完成し市場に出ているものは、その構成の中で、意味を持っています。
その意味を考えてみます。
「想定してみる」でいいです。「仮定、仮説を立てる」でもいいです。
重要なのは、正答を当てることではなく、思考を広げることです。
物事には、ドンピシャで当たっていることばかりではありません。
そう言われればそうかも、、、
違うと思うけど、まぁ別に問題ないし、、、

実現したい状態を、映像で、動画で、イメージしましょう。
そしてそのときの商品をイメージしましょう。
その環境にある他の物や人なども映像の中に書き込んでいきましょう。

と同時に、どんどん考えていくと、その担当の方は、実現手段としての採用技術や構成、色、形などが無意識に出てくると思います。
この無意識がとっても重要です。
重要なのは、この状態が大事だから、この状態になるようにしてください。ではありません。
誰でもこの状態になります。無意識に、です。

ここから意識的に思考を走らせます。
その採用技術、構成、色、形、環境、使っている人、、、その映像に出てくる全てのことに対して、『なぜ?』で、無意識のシナプスフローを辿ってみてください。
 シナプスフローは、弊社の造語です。もっといいのがあればご提案下さい
 人が実現したい成果を出すポイントは、
 無意識の思考回路をコントロールできるように取り込むことです。
 なので、思考は言葉で行いますので、
 その言葉の意味をつなげていく行為を完成度高くすることで
 一つでも二つでも多くのシナプス(極小空隙伝達部)を活性化させます。
本物の原理がすぐに出てくるものもあれば、「あれっ、なんでだっけ?」っていうのもあるはずです。
その時に、もう一瞬だけ考えるとして、その後すぐに、違うものに置き換えてみましょう。
そこに常識と思っている課題があります。

ここまでをまとめると、考えるという行為そのものは、現時点でのその人の固有のシナプスフローを走らせていることになります。
新しいことを行う場合に(新商品開発、新規事業立案、なんでも)、そのやることではなくて、その結果どういう状態になって欲しいか、したいか、をあらゆる環境条件に当てはめて映像で動画でイメージします。
つまり価値の定義を行います。

次に、その全体イメージの中の個々の要素に着目して、その意味、役割を考えます。なんのためにあるのか?です。
その答えを見つけたとしても、見つけられなかったとしても、仮説をいくつも立ててみましょう。そこに常識と思っていたけれども、置き換えられる課題、条件を変えて置き換えた方が目的達成に近づけられるものが見つかります。

さて、このやり方で、いくつかの案が出てくると思いますが、次の課題は、企画会議です。(企画会議にのせる前の上司チェックや部門内チェックもありますが、この後の説明は同様にご理解いただけると思います。)
「そりゃあできればいいよ。でも誰もやっていないじゃないか!」
「そもそも、そんなことがうちでできるのかね!」
「最大手のA社でもやっていないのに!」
「だいたい、そんなもの、開発費はいくらでできるんだ」
「何台売れて、どれくらいの利益になるんだ。それは絶対と言えるのか」
ほとんどの意見に、一理ありますが、基本的に防衛本能からくるものです。
人間の本能は、やらないことを選択します。
(だからファーストペンギンの価値もあります)
やらない方にベットすることで、保険をかけているだけです。
やらない方だと、今と変わらないので失敗も成功も判断する必要がない、判断できないからです。
他所が作ったとしても、その後からやることのメリットを分かったような言い方で言うだけです。

絶対に無理 (ただし根拠なし)
そんなに良いものなのに、どこもやっていないじゃないか(だからやるんでしょ)
昔、俺も、やろうとしたんだけどダメだったんだよなぁ。(以下単なる昔話)
これら否定のための否定は、全て無視して良いです。
答えなければいけませんが。
やっていないポイントを整理する。
できなかったポイントを確認する。
絶対に無理、、、その急所となる成功のための絶対条件を仮説立てする。

進めていく上で、重要なことは、最終提案として通す必要はありません。
誰もついてこれないからです。
だって、イノベーションだから。
役員さんたちができなかったから、この提案ができるので、普通のことです。
これまでの、
業界初、日本初、世界初、、、改善特許ではなくイノベーション特許、
全てで、周りの技術者は、「面白そう!」の反応が多くても、正式会議では、常に全員反対でした。でも実現しています。
感情的になってもしょうがないです。
人の防衛本能だからです。
それらの人の思考回路を走らせるには、途中で止まっているポイントを乗り越えるだけの情報を与えてあげれば良いだけです。
こので重要なのは、分析です。
他社分析、世界の最先端技術分析、自社分析(経営状態、商品構造、開発パワー、商品サイクル、ポイントとなる技術開発の現到達レベルと成功ストーリ、、、などなど)

例えば、、、
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ご心配は尤もです。
まずは、ポイントとなる技術は、他業種では〇〇までできています。
小型化するだけですが、その技術開発はおっしゃる通りにとても難しいです。また電気安全性も新たな対応が必要です。そのために新しい樹脂材料を見つけてきました。耐絶縁性、温度特性、強度、これらで満足できる数値を得られています。
「得られています? 試作での実験データじゃダメなんだよ!」
はい、おっしゃる通りです。
なので、みなさんが、これまで作り上げてきた素晴らしい製品の数々の開発ストーリに倣って、まずは、この機能に限定して開発を進めていきたいと思います。専任メンバーは私を入れて3人。期間は3ヶ月。そこでの必達目標は、量産想定の形での基本実験で、機能確認ができること。費用は、人件費を除いて、1,000万円です。ちなみに、通常の開発費の1/100に当たります。
また弊社の投資性格の全社の全ての開発費で見ると、0.2%になります。
プロジェクト扱いにしていただき、責任者は、〇〇取締役、日々のreport to は、上司である◻︎◻︎執行役員にお願いしたいと思います。3ヶ月後の12月23日にご報告させていただきます。
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事前承諾を得て、ここまで一気に心配事に応えて、自信を持って語れば大丈夫です。
想定問答集やゴールへ誘導する質問のサクラなども用意しておくことです。

必要なのは、確かな分析と、ご自分の技術力、そして他社でも他人でもなく、絶対に自分が実現してみせるという覚悟だけです。
ストーリは必要ですが、人がついてくるのは、その本気度だけです。
心で受け止めた時だけです。特にイノベーションのように自社がこれまでやれなかった共通の課題を解決するには、その本気度(最後まで逃げないで足掻いて足掻いて実現してくれる)に「騙されてみたい」となります。

会社員の方は、せっかくなので、個人事業主や起業後すぐではできないことを、世の中のためにやってみましょう。

ダメだったらどうするか、、、ですか?
そりゃぁ、、、、「ごめん」です。
でも実現不可能が証明されたわけではないのなら、そこで止まらずに平気な顔をして、次にこれをやりましょうって言えないとダメです。
だって、実現したいのだから。他とは違う自分のやり方を自己満足のためにやりたかったわけではないからです。
感情と思考と行動は、分けてコントロールしましょう。
ストーリがしっかりとしていたら、つまり仮説とその根拠がしっかりとしていたら、それは、次につながります。
なので、単なる失敗で終わらせないで、こう言うことがわかりました。
と言えるようにしましょう。
また、最初にやる前に、理想のゴール(目標)といくつかの想定ゴールを置いておきましょう。この課題が潰せない時は、、、この課題が半分残る時は、、、。

イノベーションは、技術開発、商品開発だけのものではありません。
新規顧客への挑戦もあります。
ああ言う粗相があって、それからずっとそのグループ会社とは取引ダメなんだよなぁ、、、
そこを取りたいなら、取れる戦略を考えましょう。

物流が、A社専属だから厳しいよなぁ、、、
いきなりB社に変えるというのは正答狙いになります。
課題は、変えられないことではなくて、A社専属という意識縛りのために起きている問題点です。A社専属だから無理って言ってその課題から逃げていては楽しい仕事になりません。

ビジネスで成果を最大化する基本は、イノベーションです。
仕事を楽しむ! 人生を楽しむ!

しっかりと考えて、周りを味方にして、上司を味方にして挑戦してみてください。初めての方は、小さいイノベーションから訓練していきましょう。

  1. 価値を探し出す。

  2. 実現できていない課題(常識)を考える。

  3. その解決ストーリを作る。

  4. 無意識に邪魔をする人たちを優しく味方にしていく。

  5. 直属の上司など、本当に応援してくれている人には、悪い情報も含めて全ての情報を伝えておく。それらの情報に対する自分の考えと保険を忘れないこと。(保険=影響度とバックアッププラン)

    ご相談はいつでもどうぞ。
    頑張るあなたを応援しています。

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