Gemini に聞いてみた:"Except" と "except for" のニュアンス/使い方の違いは
YouTube動画を観ていて "except for" という表現のニュアンスが気になり、生成AIにそのニュアンス(とくに "except" との違い)について聞いてみました。
今回はChatGPT、Gemini、Claude に聞いてみて、Gemini の回答が一番わかりやすかったので、Gemini の回答をご紹介します。
(はなしぃ)
except と except for のニュアンスの違いは何ですか。
(Gemini)
「except」と「except for」は、どちらも「~を除いて」という意味を持つ前置詞ですが、ニュアンスに少し違いがあります。
except
集合からの除外: あるグループや範囲から特定のものを除外する場合に用います。
前置詞句、不定詞句、節も後置可能: より柔軟な表現が可能です。
例:
Everyone except John went to the party.(ジョンを除く全員がパーティーに行った。)
I like all fruits except bananas.(バナナを除くすべてのフルーツが好きです。)
except for
状況からの除外: ある状況や状態から特定のものを除外する場合に用います。
名詞句のみを後置: より限定的な表現です。
小さな例外や詳細な違いを強調: 主な部分と小さな例外との対比を際立たせる場合に有効です。
例:
The room was clean except for a few dust bunnies.(部屋はきれいだったが、わずかなホコリを除いて。)
The party was fun except for the loud music.(パーティーは楽しかったが、大きな音楽を除いて。)
どちらを使うべきか
明確なグループや範囲から特定のものを除外する場合は except
ある状況や状態から小さな例外を強調したい場合は except for
補足
どちらを使っても大きな意味の違いはありません。より自然な響きや、文全体のニュアンスに合わせて使い分けると良いでしょう。
「except for」は、よりフォーマルな表現と捉えられることもあります。
「other than」も「except」と同様に「~以外」という意味を持ちますが、より広い範囲のものを除外する場合に用いられます。
例文で比較
I eat everything except vegetables.(野菜以外は何でも食べます。)
I eat everything except for spinach.(ほうれん草以外は何でも食べます。)
上の例文では、どちらも「野菜」を食べていないという点は同じですが、「except」では「野菜」という大きなグループ全体を否定しているのに対し、「except for」では「ほうれん草」という特定の野菜を例外として挙げている点が異なります。