Thank you, John Williams
どうも、buTTerfly_eFFectです。
先程、NHKでJohn Williamsの長野公演を放送していたのを、東京公演を一緒に鑑賞した友人の作曲家・アレンジャーに教えてもらって急いでチャンネルを変えて鑑賞。
1ヶ月ほど経ってしまいましたが、サントリーホールの感想と感動と先ほどの放送の感想も含めて。
友人から来日公演の話を聞いて
「いやー、取れるわけないよねー、チケット」
なんて話をしながらもお互いJohnのファン。御年91歳。次、いつ来日してくれるかもわからず、今回も30年ぶりの来日。
「ダメ元で申し込んでみるかー」
とお互い申し込んだら友人から
「取れたよー!!!」
と。
うおおおおおおおおおおお!!!!!!!
それから指折り待ち遠しく数えてやっと当日。
奇しくも私と妻の記念日で、私に取ってはまさに「運命の日」。
妻からも
「こんなチャンスないから行ってきていいよ」
と快くオッケーを。
Johnのファンとして、音楽人として、最高の瞬間を迎えることができたのはチケットを取ってくれ友人と愛をもって送り出してくれた妻のおかげ!
当日は移動中もSTAR WARSのテーマや
席がチェリストの近くだったから、演奏中はもちろん、曲間のノイズやボウイング後のスクィーク音、全てが五感に訴えかけるように響いて、所謂イマーシヴな環境で肌でJohnの指揮で
前半のStéphane Denèveさんの指揮も繊細で感動したけれど、いよいよ真打登場、John Williamsが登壇した途端、会場の空気が張り詰めたのを感じた。
そして、Johnが指揮した1曲目、
"Theme from Superman"
Johnのタクトの一振り目。
会場内に張り詰めていた空気が、一音目と共に堰を切ったように湧き上がり、微かな歓声と共に会場中がメロディに吸い込まれていく感覚。
「これぞ、コンサート」。
余談だが、初めてオーケストラ(といっても、オペラだったが…)を鑑賞したのはアメリカの小学校でNuts Cracker(くるみ割り人形)を見に行った時。
何度か中高で学校のオケの定期演奏会を鑑賞したもののしっかりと鑑賞したのは私も30年ぶり。
奇しくもJohnの前回の来日と同じ時期。
特筆すべきはStéphaneとJohnが指揮の差。
音圧が全然違う。
やはり自作自演で、アメリカ人だからなのか、Johnの指揮の方が迫力があった。
Harry Potterのメインテーマ、
"Hedwig's Theme"
でまたしても鳥肌。最初のチェレスタで一気にホグワーツへワープ。
目を閉じればそこには映画の世界が広がっていました。改めて音楽の魔力に圧倒されて、胸が躍り、耳で幸せを感じた。
そして、私が一番好きな
"Theme from Schindler's List"
第一ヴァイオリニストとJohnの呼吸が織りなす悲壮と悲痛のメランコリックで痛々しくも優しい旋律が映画でLiam Neeson演じるOscar Schindlerのラストシーンでの後悔を目を閉じなくても思い起こさせて演奏が始まった瞬間涙が溢れてきた。
心が苦しくなる曲なのに、生で、しかもJohn本人の指揮で聴けたこと、そして映画の記憶、色々な想いが混ざって感傷に浸りながら一音も聞き漏らすまいと音に酔いしれました。
感動した。
とにかく、感動した。
そして、STAR WARSは、迫力とアンサンブルのディテールに改めて心を奪われて、絶句。
Indiana Jonesのテーマはもちろん、Yodaのテーマもとにかく至福。
そして、ラスト。
Johnが一言
"Darth Vader's Theme"
うわあああああああああああああ
私のSTAR WARS人生を象徴する、あの曲で終わるとは。
Johnのコンサートはこれで終わるのが定番、とはいえ、いざ生で聴くと、メロディが持つダークで邪悪な旋律が、途端に歓喜のファンファーレに聴こえてその日何度目かの涙。
いやはや、まさか人生の中でDarth Vaderのテーマで泣く日がこようとは…。
私の音楽人生の中でも、一つのマーキーのような一日。
9/5は、人生最愛のパートナーと出会えた日で、音楽人生に多大な影響を受けた日の、ダブルメモリアルデーに。
今度は、妻や娘ともオーケストラを鑑賞したい。
やっぱり生に勝るものはないですね。
Seeya!