【初心者診療所】対々病の処方箋
ここでは、初心者がやりがちな「何でも対々を目指してしまう病」=「対々病」の解説と処方箋をお届けします。
対々(トイトイ・2翻)とは
4面子全てを同じ牌の3枚組で作る役。
見た目の分かりやすさから初心者に好まれる役だが、難易度は高い。
当診療所では初心者が対々を狙う事を推奨いたしません。
初心者が特定の役ばかり狙う◯◯病の中で、対々病は最も危険です。降りる事ができないからです。
画像のような形で、相手から立直を受けたら何を切りましょう?
場に出にくい牌で待ち、危険牌ばかりを抱えてしまうのが対々病の主な症状になります。
処方箋・対々は狙うな
はい。これでこの記事は終了です……というのは物足りないので、もう少し続けましょう。
対々を狙う時①四暗刻一歩手前
これが一番確実に対々になるパターンです。
自力で暗刻を2組作り、残り3種類のどれかを暗刻に出来れば四暗刻テンパイ……という所までやってきて、他の人から出てしまったので仕方なくポンしての対々テンパイです。
対々を狙う時②七対子+1暗刻
更にもう一歩手前、七対子のテンパイ直前で暗刻が出来てしまったパターンです。
まだこの時は七対子も対々もありえます。
まずは残りの対子がポンできそうか確認しましょう。場に2枚出ていてポン出来ない対子がある、真ん中の牌が多くて、使われている可能性が高い……そんな時は対々を諦めましょう。
対々を狙う時③役牌2種類対子+対子3組
これは七対子のみより、役牌2つをポンして対々に向かう方が高打点になるパターンです。
対々にならなくても役があるので、柔軟に攻める事ができます。
🚨ダメ対々①面子を壊す
鳴き編でも言いましたが、面子を壊してまで対々に進むのは止めましょう。手を進める事が鳴きの大前提です。
🚨ダメ対々②判断が遅い
いくら高打点が望めても、中盤(8順目)から鳴き始めては遅すぎます。いつ立直が来てもおかしくない状況で、以下の鳴きは自殺行為です。
Q.七対子ドラ2vs対々ドラ3、
狙うのはどっち?
A.七対子有利。立直ツモ裏ドラで倍満を狙えるのが利点。立直しなくても打点があり、テンパイ出来ない時に降りれるのも◯
対々ドラ3は満貫(8000)が確定しますが、それまでです。
一方七対子ドラ2は6400と大差ありません。立直してツモれば12000、裏ドラまで乗れば16000と夢のある手です。
また、七対子は安全牌で作られる事が多いので、他の人に先制されても降りやすいです。
対々は安全牌を鳴いてしまうと降りる事はできません。
以上、対々の処方箋でした。
次回の処方箋は七対子病です。
好配牌だったのに、面子を壊してまで七対子に向かってしまう。そんな悪癖を解説します。
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