ポーカーを麻雀に例えたら③ 最初の行動編
前回の記事では、最初に配られる2枚のカードの強さを、麻雀に例えて紹介しました。
今回はゲーム内での行動、フォールド・レイズ・コール・チェックについて、麻雀に例えて解説します。
①フォールド=最速最強のオリ
これがポーカーにおいて最も多用する行動です。フォールド出来ない人間に明日は来ません。多井隆晴の開幕オリが、ボタン1つで簡単に出来るのがポーカーです。
麻雀で降りる事は簡単じゃない。だからこそそれが出来る多井は本を書ける。しかし、ポーカーは降りる事が一番簡単で、基礎中の基礎です。降りた瞬間に横移動が確定するんですよ?自分にチャンスが来るまで、しっかり耐えるのが初心者脱出の近道です。
②レイズ=先制立直は一番偉い
ポーカーにおいて手札の強さは全てドラだと思いましょう。立直をしなければ絶対に勝てません。
立直をかけるだけで、降りる人間は必ずいます。降ろす人間が多い程勝率は上がりますが、安い立直に降りる奴はいません。やるならBBの3倍以上でレイズしましょう(画像は4倍)
以上をふまえた上で、レイズ亜種「リレイズ」と「オールイン」を紹介します。
リレイズ=暗槓&追いかけ立直
リレイズとは、相手の立直に対してドラを増やして追っかける事です。危険な行為に見えますが、ポーカーはライバルを減らさないと勝てません。そして、序盤から相手に点棒を吐き出させる事も重要です。画像のようなチャンス手ではしっかりレートを上げておく。リレイズも、レイズの3倍を目安にしましょう。くれぐれも、中途半端な手でリレイズしないこと。
Q.リレイズされたら?
A.自分がリレイズしたい手ならコール(orレイズ)。そうでなければフォールド。
ここで重要な事は、リレイズに対して他にもコールが入っているか。リレイズに対して第三者がコールしたら、そいつもリレイズする価値のある手という事です。自分が魔王クラスの手でないなら、慎重に受けましょう。中途半端な手でリレイズ(コール)する奴はカモなので、そいつからきっちり稼ぎましょう。
オールイン=四槓子宣言
※画像はトーナメントでのオールインなので、若干意味合いが異なります。
レイズ・リレイズをやりあってのオールインと違い、ここでは最初からのオールインを指します。麻雀に例えるなら四槓子です。
滅多に出ない四槓子ですが、ポーカーでのオールインは推奨しません。四槓流れという対策があるからです。つまり全員オリです。
折角強い手が入っても、全員が降りてはSB/BBの供託分しか得られない上に、自分より強い相手がいないとも限りません。裸単騎(オールイン)という身動き出来ない状況に自ら追い込むのは止めましょう。
Q.点数の少ない奴からオールイン。これは?
A.自暴自棄的な意味もあるので、レイズとして扱いましょう。箱下が無いなら飛び寸前のラス目は全ツッパしますよね?
点数の少ない相手からオールインを受けても、自分の点数は相手の賭けた分しか減りません。相手の手が必ず弱いとは言えませんが、他のオールインに比べたら受けて立つ価値はあります。
③コール=一向聴維持での回し打ち
レイズが立直なら、コールは回し打ちです。降りる可能性、押し返す可能性両方を持っています。しかし、立直(レイズ)があってこそのコールだと考えて下さい。BBに対してのコール(画像)は「平和ドラ1をダマ」位の弱い行為なのでオススメしません。
④チェック=赤なし&表ドラ枯れ
誰もレイズせず、BBまで順番が回る。ここでBBだけが選択できるのがチェックです。麻雀で例えると赤なし&表ドラ枯れです。
チェックというのは、「何もしない」という意味です。BBからすれば、どんなに手が弱くても勝てる可能性があります。
このような場合、参加者の手は全員並以下なので、中盤以降もチェックで回る事が多いです。誰かがレイズすれば大体降りますので、ノーテン罰符の取り合い程度の気持ちでやりましょう。下手なベットは怪我の元。
まとめ【基本はレイズorフォールド】
いかがでしょうか?最初の行動についてそれぞれを麻雀に例えてみました。
麻雀は自分が和了らないと勝てませんが、ポーカーは相手を降ろせば勝てます。ですが、レイズしなければ降ろせません。負けない為のフォールド・勝つ為のレイズ。この二つをしっかり意識して序盤を制しましょう。
次回は戦略編①!自分と相手の参加率(vpip)について麻雀に例えます。これを理解出来れば押し引きが上達します!お楽しみに!